女峰山(表尾根ピストン)
- GPS
- 31:20
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 2,043m
- 下り
- 2,046m
コースタイム
- 山行
- 7:37
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 8:00
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 9:08
天候 | 12月9日(土): 晴れのち曇り時々晴れ 12月10日(日): 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
金曜まで雪模様だったので、今季初の雪歩きを期待して女峰山に登ってきました。 電車バスではスタートが9時前と遅いので、唐沢小屋一泊で表尾根ピストンです。 〈登り小屋まで〉 ・行者堂の上で稜線に乗りしばらく行くとすぐ雪が出てきました。 ・登るにつれ増えますが白樺金剛まではクルブシくらいです。 ・ガレ場手前で踏み抜くと膝になったので、ワカンを早めですが装着します。でも八風のガレ場では歩き難いのですぐ外してしまいました。ワカンは全体を通して使ったのはここだけ。ここも無しで全く問題無かったです。 ・黒岩の巻道も靴のままで歩けます。 ・遥拝石から先はノートレースです。登りで新雪の下がガリガリなのでアイゼンを装着します。ここの登りが膝上ラッセルで一番難儀しました。おまけに夏道が消えているので、取り敢えず登りやすそうな斜面を上がります。時に膝上から股下の急斜面ラッセルです。 ・一旦斜度が緩みますが膝下のラッセル。道型がかろうじて分かるところはいいのですが、怪しい箇所はピンクテープが頼りです。 ・竜巻山への登りも先ほどよりはマシですが急斜面です。おまけに、稜線に出る手前で一箇所ピンクテープ無く分かりづらい所があります。左折の方が歩き易そうでしたが、雑木の生い茂り方から怪しいと判断。右折は足場の悪い斜面でしたが見当つけて登ると当たり!ピンクテープが出てきました。 ・その先は雪はクルブシから踏み抜いて膝上ですが、ピンクテープや金属プレート探せば迷うことはないでしょう。 ・一箇所、岩場を鎖でかわす箇所は雪が無く夏道同様でした。 ・黒岩から小屋までCT 90分のところ2倍近くかかり日没ギリギリになってしまいました。おかげで男体山の日没は拝めましたが。。。 <小屋下の水場> 昨夜到着が遅かったので、水場へ朝一で下ります。約10分と書かれていますが、雪もありかなり時間が掛かりました。水場は水音はするもホースからは出ておらず、氷を割って細い流れから取りました。 〈小屋から女峰山山頂〉 ・2日目、日曜日は朝から一日中快晴でした。 ・小屋から樹林帯を約20分。雪はクルブシ上なのでワカンは不要です。一応アイゼンだけはつけています。 ・ガレ場で一部気を遣う箇所ありますが、慎重に行けば問題ないです。 ・山頂下のガレ場は まだ雪が少ないので念のためアイゼンだけ装着すれば問題ないです。最後斜度のあるところでは少し手を使う場面あり、ピッケルはまだ不要ですが慎重に。 ・最後、樹林帯を登ると山頂に飛び出す。 ・360度の大絶景。富士山や北アルプス、越後の山、会津の山や八ヶ岳、浅間山、丹沢の大山〜奥多摩の山々の稜線までクッキリ! <下山> ・朝から富士山は終始見えているし展望がよく所々で長休止しマッタリします。 ・登りで多少苦労した箇所も下りでは問題ありません。雪とともに落ちていくのは楽しいですね。昨日の自分のトレースと今朝のおじさんのがあるから安心です。 ・ここ1か月振りで風邪続きでトレーニングもせず来たものだから、最後、稚児ヶ墓から古傷の左股関節がやられ牛歩です。CT40分の所を2時間かけて下りました。トレーニングはサボったらダメですね。 |
その他周辺情報 | ・登山届のポストは東武日光駅でミスっても行者堂にあります。 ・東照宮周辺やJR日光駅前に日帰り温泉は幾つかありますが、時間遅くなったのでパスして帰宅しました。 ・西参道BS前にはコンビニ(ローソx)があり、イートインもあるので買い出しや、バス待ちには便利。 |
写真
感想
女峰山の表尾根コースは数年前に下ったことはありましたが、厳冬期はピッケルとルートファインディングの猛者コースなので、降雪の少ない12月に歩いて来ました。
天候は土曜午後は雲が出てきてスッキリしない感じになりましたが、歩いて半時間ほどで雪が現れ、後半ルートファインディングが必要な場面はありましたが、基本夏道をトレースしながら、雪と青空を終始堪能できました。
小屋下の水場も出てなかったら即退散だな、と思ってましたが、氷を破るとチョロチョロながら水が取れ一安心でした。厳冬期は雪が厚いから担ぎ上げなんでしょうね。
特に2日目の日曜日は朝から夕方まで快晴で、富士山や、北アルプス、八ヶ岳、会津、上越の山々、筑波山、丹沢〜奥多摩の稜線など周囲360度の絶景が堪能できました。
女峰山直下の急斜面もこの時期は雪が少なく、一部ザレ場で気をつかう箇所はありましたが、慎重に行けば全く問題ありませんでした。
とはいえ、黒岩から先はノートレースで夏道は消え、一時股下ラッセルかつ強風で指の感覚ば無くなりそうになるし、日暮れギリギリに小屋に着いた時は反省しつつも正直ホットしました。
貸し切りの小屋はこの時期でも寒かったです。室温マイナス6度、朝方はマイナス8度、防寒具は十分持ったはずでしたが、汗をかいたシャツや靴下が汗冷えで深夜に乾くまでゾクゾク寒かったです。重くてもこの時期もう一式着替え持って来れば良かったと思いました。(温泉用は結局使わず)
小屋は貸し切り、というか、霧降高原からもトレースがなく、日曜に表尾根日帰りピストンのオジサマと私だけがこの土日山頂に行ったみたいです。
黒岩までは土曜も先行2人、日曜も数人が上がってた様子(トレース数から)でしたが、その先は時間的にも日帰りはキツイかな。
女峰山、見た目の風格といい、登りごたえといい、なかなかいい山と思います。
厳冬期は私には当面無理にしても、ルートを変えまた歩いてみたいです。
コメント
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こんばんは
お天気が良くて素晴らしい眺望ですね
輝く雪山の美しいこと!
青空も小屋も独り占め(*^▽^*)
チョッピリさみしくなかったですか
あくびねこさん、メッセージありがとうございます
この土日は雪の後の晴れだったので、いい景色を楽しめました。
小屋は最盛期でも3人くらいですから満員20人以上の奥多摩・雲取山より”お得”な感じがしていいですよ。Enjoy solitudeが好きなので でも、過去2度居たネズミも居ないのは、少し寂しかったかも? です
私には拝めない景色です。
レコで見せて頂くのは
すばらしい〜と呑気ですが
迫る日暮れやそのあとの寒々
ご苦労あっての絶景ですね。
翌朝は快調で良かったです
hobbitさん、こんばんは。
メッセージありがとうございます。
いや、ほんとに雪の後の晴れの日でよかったです。
少しでも私のレコで楽しんで頂けたら本望ですが、実は、
ノートレースの登りでは、撤退とか大袈裟ですが遭難の二文字がよぎったのは、ここだけの秘密です でも空が赤くなった頃には小屋が見えてたので安心でした。ガスに巻かれたらもっと大変だったと思います
hobbitさんちは家族(飼ってるのも合わせて)が沢山だから長く空けられないかもしれませんが、広島周辺にもいい山が沢山あって、瀬戸内海も近いし、いつもレコ楽しませてもらってますヨ
遅コメにて失礼しますm(__)m
東武株主優待券、日光駅まででしたか
節約効果は抜群でしたね。
拙者は女峰山にはまだ一度しか登ったことがなく、下りは表尾根でした。
長かったなぁ…との印象です。
初日に苦労された甲斐があって、翌日の眺望は見事でしたね。
なに!大山まで見えたのですか(?_?;
高尾山から日光連山を拝めることを考えれば、何も不思議はないのですが、拙者はガスが垂れ込めた山頂で帝釈山ぐらいしか見えなかったので羨ましい限りです。
水場、例え5分と書いてあっても遠いですよね。
30年前の農鳥小屋で、やはり水場5分と書いてありましたが、実際には15分掛かるのです。
小屋番曰く、15分と書くと誰も水汲みに行かないから困るのだそうです。
小屋にはそんなに水はありませんからね。
半袖隊長
隊長、遅レスでも全然大丈夫です、メッセ―ジありがとうございます
そうなんです東武株優消化もあって少し寒い思いをしてきました
西武は最後の1セットを風邪ひきで使えず残念だったので・・・
天候にも恵まれ、特に日曜は360度の大絶景でしたネ。
私はこれで2/3は晴天ですが、晴れないと山に行かないことも最近は多くなったのもありますね。
丹沢のシルエットの左端に、少し離れた 三角形のを見つけ、大山だ と喜んでいました。大岳山のイカリ肩らしき姿も見えましたね。確かにあっちから日光ファミリーが見えるので不思議ではないのですが、やはり空気が澄んでるとき限定なので、見つけて嬉しくはありましたよ。
水場はほんと表示の2倍くらいかかった感じです。
そういう背景から意図的に短く書いてるのですね、妙に納得
隊長の東武沿線レコも楽しみにしております
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