立山

2011年09月15日(木) [日帰り]

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• 距離: 7.6km
• 登り: 823m
• 下り: 816m

コースタイム

室堂-一の越-雄山神社-大走り分岐-地獄谷-みくりが池-玉殿岩屋-室堂

天候

晴れ

写真

私的に毎年恒例になっている立山登拝へ行ってきました。普通にレポしても面白くないので今回は立山曼陀羅と実際の風景を対比してお楽しみください。

9/15 8:45

朝の立山です。古くからの霊山にふさわしい神々しい姿です。

立山曼陀羅ではこの部分と同じ光景です。左に雄山、右側に真っ赤に輝く日輪が描かれています。

9/15 8:41

右手に浄土山、左手に雄山を見ながら一の越を目指して登って行きます。

立山曼陀羅ではこの部分です。

9/15 9:43

一の越から雄山までの間にも、いくつかの祠とお地蔵様が祀られています。奥大日岳が見えています。

9/15 10:26

雄山頂上にある雄山神社の社殿です。

立山曼陀羅ではこの部分。上空には天女が舞い、参拝に訪れた人々を迎えてくれる様子が描かれています。

9/15 10:51

毎年ここで御祈祷を受け、お札をいただいています。祝詞奏上、お祓い、神職による講話、お神酒と、結構がっつりと一通りの神事を行っています。

9/15 11:26

雄山からは別山、さらにその奥に死者の山、剣岳が望めます。

左側が剣岳、右側が別山です。立山曼陀羅では剣岳は死者の山、決して登ってはいけない地獄の針の山として描かれています。そこは常に暗い夜の世界で、日輪ではなく月が描かれています。

9/15 10:06

室堂の掲示板には8月の剣岳での死亡、負傷事故の情報が数多く載っていました。まさに立山曼陀羅そのものという気がしました。

9/15 10:06

9/15 13:15

別山手前の大走りから地獄谷へと下りました。殺伐とした風景の中、あちこちで熱湯が沸き返っています。

不気味に地の底から湧き出す熱湯に、温泉の仕組みがまだよく知られていなかった昔の人は、燃え盛る地獄の死者のゆで釜を想像したのでしょう。

9/15 13:20

9/15 13:21

地獄谷の向こうに別山が見えます。

立山曼陀羅ではこの部分。

9/15 13:17

荒涼とした地獄谷と緑濃い別山。立山曼陀羅を描いた昔の人の宗教観がうかがえます。

9/15 13:26

雷鳥がいました。

9/17 9:47

空が青ければよかったのにね〜。

9/15 14:36

みくりが池。

立山曼陀羅に描かれたみくりが池。

9/15 13:49

お昼にみくり丼をいただきました。富山名物のげんげ(幻魚)のてんぷらが乗っていて、大変美味でした。

9/15 14:31

日本一高所にあるみくりが池温泉で汗を流しました。

9/17 9:47

日本最高所の温泉ということで確かに秘湯ですが、観光客や手を繋いだカップルも簡単に来れてしまいます。お湯は地獄谷からの無加温、無加水のちょっと酸味のある白濁泉ですばらしかったです。

9/15 14:32

マツムシソウが咲いていました。秋ですね〜。

9/15 14:57

玉殿の岩屋を見学してみました。

佐伯有頼が父の白鷹と矢を射たクマを追ってこの岩屋に入ったところ、そのクマは阿弥陀如来の化身であり、矢傷を負いながら有頼に立山を開山するように告げると有頼は髪を断ち、慈興上人となって立山を開山したといいます。

9/15 14:55

岩屋には今も手を合わせる人が絶えません。

9/15 15:18

今日もよい山旅でした♪

撮影機器：

EX-Z1200 CASIO COMPUTER CO.,LTD.