雲を抜けると山頂 丹沢・表尾根
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- GPS
- 08:00
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 986m
- 下り
- 1,460m
コースタイム
8:18 バス乗車〜9:10ヤビツ峠着出発〜09:38富士見山荘登山口〜10:38二ノ塔10:47〜11:00三ノ塔11:10〜11:40烏尾山・昼食12:20〜12:40行者ケ岳12:45〜13:25新大日〜14:15搭ノ岳14:45〜17:30大倉バス停
天候 | 晴れ一時曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路=大倉バス停神奈中バス渋沢駅行き 小田急渋沢駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
秦野駅北口バスターミナルから出る休日のヤビツ峠行きバスはいつも超満員。ただ、大抵は臨時便が出るので乗り遅れを心配することはあまりない。50分ほどの車中で座れるかどうかは運次第。 終点のヤビツ峠で下車したらバスの進行方向に約25分歩く。右手に富士見荘を見たら左折し、すぐ右側の登山口から山に入る。初めは深い樹林帯の中を進むが、二ノ塔から先は樹高が低くなり、見晴らしの良い尾根歩きとなる。 広々とした三ノ塔のピークは眺望が良く、昼食場所には最適。少し登り返して烏尾山を過ぎると、次第にアップダウンの激しい岩稜帯となり、ハシゴや鎖場も続出する。狭いピークの行者岳、2軒の山小屋が建つ新大日を過ぎれば塔ノ岳はもうすぐだが、最後の急登が侮れない。 塔ノ岳からは蛭ヶ岳など丹沢の山々が間近に見える。快晴なら富士山はもちろん、南アルプスや八ヶ岳連峰なども見通せるが、今回は雲間から富士の一部がチラリと見えただけ。台風15号のせいか風が強く、下界とは大違いの肌寒さに慌てて防寒具(雨具)を着込む。 下山路は「バカ尾根」の異名を持つ単調な大倉尾根。急勾配で浮き石の多いガレ場、滑りやすい木の階段などが続き、気を抜くと転倒しかねない。六つの山小屋・茶屋のいくつかで小休止を取りつつ慎重に下る。いつの間にか下界の暑さが戻り、気がつくと再び汗だくになっていた。 下山口からは野菜の無人販売所などをのぞきながら15分ぐらい車道を歩き、大倉バス停へ到着。土産物屋に併設された店では「午後5時を過ぎたので、飲み物しか出せない」と言われたが「つまみなぞいらん」と、とにもかくにもビールを注文した。18時過ぎのバスに乗り、20分弱で渋沢に到着。駅前の居酒屋で打ち上げた(渋沢駅から約1kmの場所にはスーパー銭湯もあるようだが、これ以上歩く気にもなれず、今回は入浴を省略)。=文責snowman |
写真
感想
表尾根・大倉尾根は今まで何度歩いたかもわからないほどですが、それでも飽きの来ないルートです。8月初めに捻挫した右足首がまだ少し痛むため、ストックを頼りにゆっくりゆっくり歩きました。同行者の足を引っ張って申し訳ありませんが、いろいろ気遣ってくれて感謝しています。
出発時は快晴だったのが、三ノ塔を過ぎるころからだんだんガスが濃くなって小雨も降り始めました。でも、塔ノ岳に着いたらご褒美のように青空がのぞき、雲間からは富士の姿もチラリ。表尾根の道ばたにはあでやかなホトトギスや存在感たっぷりのフジアザミも咲き、いろいろと目の楽しみもありました。
大倉尾根の下りは前日の雨のせいで階段の丸太やガレ場の岩石が滑りやすく、捻挫を再発しないよう怖々下りてきましたが、一夜明けて痛みを覚えたのは足首ではなく太ももの方。捻挫の完治だけでなく、筋力の回復という宿題が加わる山行になりました。
※ルート図は私の携帯電話が感度不良でトレースが不完全だったため、他の方の山行記録を流用させていただきました。日時情報は実際と違います。
表尾根〜大倉尾根を歩くのは、五月の連休以来でした。地上は晴天だったようですが、高度を上げるたびに雲の中に入ってしまい、眺望という点では残念でした。ですが、塔の岳山頂に飛び出ると、雲量は多いものの、青空が広がっていました。富士山もほんの少し見え、展望を楽しめました。
また、かなり蒸し暑かったのですが、時折吹き抜ける風がさわやかでした。
登山道は土や岩、木橋が濡れているところが多く、滑りやすかった。慎重な歩行が必要でした。
目前に迫った北アルプス合宿に備えての山行でしたが、じっくりと歩くことができ、足慣らしになったと思います。
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