明山 - 亀ヶ淵から東尾根で登頂し篭岩まで周回。にしても・・・奥久慈を舐めてしまった!
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 13:24
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,718m
- 下り
- 1,716m
コースタイム
- 山行
- 11:43
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 13:25
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
竜神ダムP−亀ヶ淵は自転車で往復しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<明山東尾根(仮称)> 亀ヶ淵から100mほど下流に流れ込む沢を200mほど遡上し、二俣になった正面の尾根に取り付く。落ち着くまでの急登が終われば、岩交じりの枯れ笹(スズタケ)の藪。 <明山〜篭岩> ハイキングコースですが、一般登山道以上に激しいです。 <篭岩〜竜神川〜P444> 踏み跡あります。なお、私は一旦竜神川を下ろうとしましたが、頻繁に高巻きを強いられたりして時間がかかるため途中で断念しました。 <P444〜P340直下> 踏み跡あります。テープもありました。 <P340直下〜亀ヶ淵> 尾根筋からP340に向けて直登すれば、P340手前で南東に下る踏み跡があります。私は沢伝いに抜けようと考え、東西の沢(西は竜神川)に降りてみましたが、大岩や両岸が切り立った渓谷に阻まれ、どちらからも下ることができませんでした。 |
ファイル |
計画ルート図
(更新時刻:2018/01/03 19:19) |
写真
感想
明けましておめでとうございます。
この山行は年末の30日でしたが、帰省中でレコを書けなかったため、年が明けての投稿となりました。
明山の北東尾根は、脆い岩がツルンとむき出しで急峻な険しさとはチョット違う。でも危険なことには違いなく、興味があって以前山頂からキレット部まで偵察したことがある。takahashisunさんが登頂した実績があるが、とてもチャレンジする気になれない尾根だ。核心部を回り込むルートはどうかなど検討してはみたが、どれも危険度は私の基準を越えていた。
というわけで、あっさり安全そうな東尾根(仮称)で登ることにした。
(あくまでも今回の計画の核心は、この東尾根での明山登頂のつもりだった。)
亀ヶ淵から東尾根末端に至る沢を遡上し取り付くと、最初は半分凍ったような急斜面だった。草木に捉まり斜度が落ち着く場所まで登ると、そこから先は枯れ笹のヤブだった。山頂に近づくほど岩交じりで濃くなる印象だが、危険な場所はなかったと思う。
明山山頂には、以前登った時にはいくつかあった山名板が一つもない。わかってはいたが寂しいものだ。篭岩山も同様だが、山名板を持ち去る輩がいるというのは本当だろうか。
時間が押している。小休憩後篭岩山に向かう。
篭岩山までのルートはだいぶ前に歩いたことがあるが、これほどアップダウンがあったとは・・・全く印象にないぞ。高低差が大きいアップダウンではないけれど、一つ一つが急なんだなぁ。平坦な場所は少なく、いつも登ってるか下ってるかのどちらかだ。そんなわけで、大幅に時間を使って折り返しの篭岩山に着いたのは13時過ぎだった。こりゃー日没に間に合うかどうか・・・ランチは無理だな。(まだ呑気に構えていた。)
竜神川に降りる支尾根には幸運にも踏み跡があった。これなら竜神川対岸の尾根に乗る支尾根にも踏み跡があるんじゃないだろうかと思ったが、時間がないので計画を変更してこのまま竜神川を下ることにした。その方が早くゴールできると考えたからだが、浅はかな考えだったことは言うまでもない。
高巻いたりへつったりして、少し(200mくらい)は進めたがどうにも時間がかかるし、こんな渓谷ではいずれ立ち行かなくなるかも知れないと思い直し、途中から計画ルートに復帰することにした。
P444に立った後亀ヶ淵に向けて下り出した時には、本当に安堵していた。日没は免れないにしても明瞭な踏み跡もあり、もう難所はないだろうと見込んだからだが、これまたとんでもなかった。
P340(亀ヶ淵山?)直下に辿り着いて以降、亀ヶ淵に出るまでの迷走ぶりは、この辺を知っている人にとってはさぞ呆れることでしょう。前にも似たようなことがあったんだけど、自分が歩くルート付近の登山道はある程度把握しておかないと、こういうことになるんだともう一度肝に銘じておかねば。
それにしても、奥久慈恐るべし!だ。
他の山域のように時間さえかければいつかは抜けられるという理屈は必ずしも通らないので、不用意に踏み込むと私のようになります。改めて検証してみると、最初の竜神川の川下りとP340直下での徘徊がなければ、3時間も早く下山できたのでした。
でも、でも奥久慈はやっぱり面白いぞ〜。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
>でも奥久慈はやっぱり面白いぞ〜。
は読み終わって やっぱりキノエさんは変態だ〜
夕日に染まるP444では左手を挙げて?余裕あったけどぉ
前回自分に注意してくれたように安易に沢に下りたらダメでしょう
それも地形図をみれば尚更
奥久慈・・・おそらく行くことはないでしょう自分は
メッセージを念のためこちらへもコピペしておきますネ
コメントの1本化のために。
>預かり物はできる限り早く手放したい性分
とっても良くわかります やはり同類?(^_-)-☆
「奥武蔵に是非」とのメッセージと解釈←自分はなんて言ったのかなぁとコメントを遡ってみると12月24日?(ヤマレコの表示がうまくないのかウチのPCの設定のせいか旧コメント欄は、このコメント作成欄で隠れてどうやっても読めません。今回のキノエさんのコメントも最初は読めずに昔のコメントかと消してしまいました(最大化して少しずつ読めた)早い話、前回のコメント気が付きませんでした(^^;) 今はコメント欄が大きくなっているのでキノエさんのコメントを見つつ書けないので悪しからず)
今年中に一度は秩父地方来るのでは? その時でまったくよいのですが、また持って帰るのは一升瓶より楽ですヨ。2度に分ければ…
一応、年賀状の送付先をお知らせします(^O^)
こちらこそ、今年もヨロシクお願いしますm(__)m
ビギさん、
奥久慈、面白いよぉ。人によるけど。
急峻な岩山とは質が違うけど、西上州をコンパクトにした感じと言えば伝わるかなぁ。刺激が詰まってるんです。
「沢」、奥久慈では「けいこく」と読みます。
沢に降りたのは、P340への直登がルートだと思わなかったうえに、沢に降りる踏み跡が明瞭だったからです。後でわかったことですが、実際にこれはルートでした。ただし、どちらも沢を渡渉し対岸を登るという横断ルートで、沢を下るルートではなかったんですねぇ。対岸の取り付きを発見できていれば、また違ったかもしれません。更に徘徊とか。。。
24日のメッセージに返信は届いていませんよ。だから、返信がないことが「奥武蔵まで持って来い」つまり「奥武蔵に是非」という意味だと解釈したわけです。(今回のメッセージは届いています。)
というわけで、近々送らせて頂きま〜す。
キノエさん、あけましておめでとうございます
年治めの山行、色々な方のレコ見ましたが、ワタクシの中で、もうこれがダントツ1位ですね
もう、見てしまった瞬間、ニヤニヤが止まりませんでしたよ
変体山屋の中でも天上界の方々は、どなたも同じような変体ぶりでワタクシのような下界の者には同じようにしか見えないのですが…
キング、上回りました!
もう、Mrヤブコギに相応しい、どの画像みても同じ様な藪藪藪、そして、だんだんフェイドアウトしていくように画像が暗くなり…
山行後半が真っ暗って、ワタクシも人のこと言えませんが、しかし、暗くなってから徘徊って…
10月のバラクチ尾根もそうですが、遭難という不安がない肝の据わったお方だからこそ、冷静でルーファイできるんでしょうけど…
NO52、沢靴あったら楽しそうです(この時期は冷たいか…)
NO56、オレンジ色に照らされて綺麗ですが、こうなると、ワタクシはたいがい慌てます
最後に「やっぱり面白いぞ〜」って言えちゃうところも…
machagonさん、
新年、おめでとうございます。m(__)m
リハビリ順調そうですね。無理せずにね。
この日は心身ともに疲労困憊でした。たぶん、これほど行く手を阻まれた経験はないかもしれない。。。
両方の沢下りがダメとわかり落胆の体で三度P340直下に戻った時、これから登らなければならない壁を前にして地面に座り込んだら妙に気持ち良くて、目をつぶったら寝込んじゃいました。ほんの数分だと思うんだけど、寒さで目が覚め現実に引き戻されましたが、このまま眠ってしまうのも悪くないかも、、、そんな気分になってました。
でも徘徊は別として、奥久慈が面白いのは確かですよ。
kinoeさん、お久しぶりです。
あいかわらずスゴイとこ歩いてますね。
私も1月2日にこの界隈を歩きましたけど、kinoeさんの歩いたところは見当もつかないです、想像を絶してます
私は地図に出てるような道しか歩けませんから…
そうそう、この辺りのお山の山銘板が無くなってるんですよね。記念撮影するのにやっぱり山銘板が無いのは寂しいですよね〜
最後の一言の
「でも、でも奥久慈はやっぱり面白いぞ〜。 」に地元民として非常に嬉しく思います
どうぞまた奥久慈にお出かけください
kiiro-inkoさん、
まったくお恥ずかしい限りです。すぐそこにルートがあるのに彷徨ってるんですから。
P340直下を通る横断ルートはkiiro-inkoさんも歩いていますね。あれだけ明瞭な踏み跡が沢に降りて行ってるんだから、対岸に続いているってどうして考えないんでしょうねぇ。(それ以前に、把握しとけって話ですが
他の人が歩くルートをあまり気にせず、地形図だけでルートを決めてしまうので、こんな呆れた結果になるんですよね。反省してます。
山名板は本当に残念です。
不法投棄防止策のように鳥居マークでも付けておけばいいかも。
奥久慈、もちろん刺激を求めてまた行きますとも!
kiiro-inkoさんも、また那須へどうぞ。
kinoeさん、こんにちは。
久々の奥久慈レコを固唾を呑みながら拝読いたしました。
読みながら、何故かこの曲が頭のなかでリフレインしてました。
https://www.youtube.com/watch?v=DkvY8IKM97k
写真56が美しすぎて、その後に予想される展開(間違いが起こりそうさ♪)が怖かったからかもしれません。是非5回ほど繰り返して聴いていただきリフレイン体験を共有してください。
小生、何故トレランを始めたのかと問われるとカロリーを消費して酒を健康に嗜むためと答えることにしておりますが(実際そうですが)、振り返ればその昔(10年くらい前)「それにしても、奥久慈恐るべし!」とのプチ体験をした際に、脚力をつけなければ竜神川界隈で迷ったときに遭難しちゃうかもという恐れの気持ちを抱いたことが真の動機だったのかもしれません…。そんなことを想い起こしました。
それにしても、写真64の先(下流)には行けませんでしたか?シモン師匠に連れられて朝の時間帯に亀ヶ渕方面から遡上した際には楽勝だった箇所ですが、真っ暗ですからねぇ。そのまま下ったとしても左岸に上がる箇所(そこからトラバースして写真66に出る)が籔なので判りにくかったかもしれません。
あ、核心である明山東尾根に対するコメントを記す紙面の余裕が無くなってしまいました。takahashisunさん(見てくれればいいなぁ)に委ねることにしましょう。
それにしても、あけましておめでとうございますですね。今年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m
kilkennyさん、
明けましておめでとうございます。
間違いが起こらなくて良かったです。
竜神川下れたんですか???いやいや、夜間にまったく情報がない状況でチャレンジするのはリスクが大き過ぎますよ。「決して無理をしない」のが信条ですから。
おや、kilkennyさんでも遭難を意識したことがあるんですか?意外ですねぇ。私は、ビバークかもと思ったことはありますが(今回も)、困ったことに
トレラン頑張ってますね。個人的には未踏ルートの探索から遠ざかっていることがチョット寂しいです。でも美味しくお酒を飲めるんじゃ仕方ないか。
また忘れた頃に
kinoeさんご無沙汰しています。
計画図も拝見しました。
わたしにはこんなルートどり絶対考え付かないので興奮してしまいました。
p340って、結構急峻ですよね。落ち葉で滑るのがいやらしい!
暗闇でのクライムダウンお疲れ様でした。
takahashisunさんの記録と同じくらいドキドキしながら拝見しました。
年末年始の明山記録はドキドキするのが多い印象なのはお二方のおかげでしょうか!
今年もよろしくお願いします
masaokanoさん、
おめでとうございます。
計画ルート図を見てもらえたなら気付いたでしょうけど、P340は等高線が緩そうな北西側から登るつもりでした。竜神川に降りた時、一応見ようとはしましたが暗くて・・・たぶん岩壁だったんでしょう。
尾根筋の直登ルートは急でも意外に登り易かったけど、下りは言われるように落葉がいっぱいで、しゃがんですべりながら降りました。
それにしても、みんなの足跡を把握しておけば、あんなに無駄に彷徨うことも無かったのに、アホですよねぇ。
次回はもう少し周りも気にしながらチャレンジしたいと思います。
masaokanoさんは、山歩きだけでは飽き足らずクライミングなどスキルの幅を広げているようですが、今年も安全第一で楽しみましょう。
遅ればせながら今年もよろしくお願いします。
亀が淵上流は真冬には両岸が凍結している可能性大なので(それはそれで日中なら美しそうですが)、突っ込まなかったのは正解だったと思います。とはいえ夜間ハイキング、腹をくくって冷静に臨めば日中と違う緊張感が楽しめますね。
篭岩山から竜神川に下りるルート、普通の篭岩山ハイキングのときにそっち方面に迷いかけたことがあるのですが、やっぱりあるのですか。勉強になりました。
Kilkennyさんのコメントを見落としかけていたのですが(汗)、もし岩壁回避だけでしたら、北東尾根と同じように亀が淵のすぐそばの尾根藪をこぐと(詳しくは小生の北東尾根のレコをご覧下さい)、すぐ明るい尾根(北東尾根のすそ)に出られます。そして急登が出てきたら巻いて東尾根に合流できると思います。けれども未踏の藪をこいで目的地を目指す方がスリルがあるかもしれませんね。今回の東尾根への取り付きから、おかめ山まで行けるのかな、などと、ときどき地形図を見ながら妄想してます。
takahashisunさん、こちらこそ宜しくです。
説明を見る限り、岩壁を回避して北東尾根を登り切るのは無理っぽいですね。ヤブは根性で行けますが岩はそうはいきませんので、ここは素直に諦めます。
東尾根からおかめ山ですか。。。まさか谷を2つ越えて?
到底私には発想すらできないルートです。
南から竜神湖に落ち込む尾根が幾つかありますね。右岸遊歩道が使えればいろいろ楽しめそうなんですが残念です。右岸遊歩道、復活は、、、無いですよねぇ。
また意外なルートのレコを上げてください。楽しみにしています。
コメントありがとうございました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する