2度目の乾徳山で2人との出会い
![情報量の目安: A](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_A2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan.png)
- GPS
- 05:51
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,469m
- 下り
- 1,466m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
14:58乾徳山口から塩山駅バス利用で 15:40塩山発かいじに乗車できました |
コース状況/ 危険箇所等 |
扇平より乾徳山にかけては岩が多く雨天直後は滑りやすいので注意! 徳和集落にある吉祥寺 是非お立ち寄りください |
写真
感想
1週間遅いUPとなります。
三連休ともあって車での遠征は帰りの渋滞を懸念し断念。 また趣味でやっている写真倶楽部の写真展の手伝いも夕方予定してあって、帰路の通り道となる中央本線沿線となる乾徳山に前日山行を計画。 久しぶりの晴天予想に前日夜から興奮気味。
結局、熟睡感の全くない状態で朝5時の起床。 身支度のみして直ぐに家を出た。
外は予想通りの朝焼けに寝不足気味も加わって気分がハイ。
2度目となる乾徳山。 前回8月末の熱い日にも関わらず、天候に恵まれ南アルプスまで見渡せた展望が印象が深く、今回も再来の予感。
予定通り、塩山駅には7:50頃到着し、8:10発西沢渓谷行きのバスに乗る。 流石に3連休ともあって座席はすべて埋まっていた。 40分かけてゆっくりと乾徳山登山口の徳和まで行くので朝一の出発も9:00となる。
ちなみに帰りの、バスの時刻は、14:58と15:55の2本。 約6〜7時間と標準タイムと一致させている。
先ずは、ルート中にある水場を目指してペース感覚をつかむまでゆっくり歩くが直ぐに汗が滴り落ちる。 小休止に程よい場所にある錦晶水は、この時期にあっても手がしびれるほど冷たく登山者にはまさしくオアシスである。 (あまりの冷たさに水源付近は靄が発生していた) 軽くおにぎりを頬張り一息を入れる。(敷物を忘れたことに気付く)
再び歩き始めてしばらくすると3匹の鹿に遭遇。 山道で鹿に会うことは珍しくもないが、丹沢の鹿と同じで人慣れしている。 子連れであっても逃げようとはしなかった。
ほどなくして、明るく開放的な扇平に到着。 今日は雲が多く南アルプスまでの展望はなく残念だがアザミが咲き、ススキ一面に広がる風景は季節はすっかり秋である。
扇平を過ぎると再び林の中となり、急坂と濡れた路面は滑り易く慎重に進む。
扇平から20分ほどで展望の良い髭剃岩に出る。 雲が少しづつ取れ、ここで富士山をやっと望むことができた。
そこから、第一の鎖場を超えると山頂直下にかかる有名な鎖場が露わになる。
山頂直下の鎖場は、途中に支点がなく人も多く順番待ちとなる。
さすがに、ここでは鎖に荷重を預けないと上がれない。 最初2〜3mの部分が厳しいもののその後は比較的楽に登れる。
狭い山頂は、今回も満員御礼で座る場所もないほど。山頂まで丁度2時間半。
バスの時刻を片隅に40分ゆっくりと山頂ですごし、12:30下山開始。 扇平に13:00到着し。 少し時間に余裕があることから帰路は、道満尾根経由に変更する。 適度にテープマーキングと標識があり、間違うところはない。 急坂で駆け降りたこともあり13:45道満山、14:10徳和集落に出る。
集落にある徳和山吉祥寺で、本日も無事に下山できたことに感謝し参拝。
そこで庭の手入れをされていた、坊守さんにお茶でもいかがと声をかけられ、バスの時間もまだあるので遠慮なくいただく。
住居に入ると黒々と太い大黒柱が歴史の重みを感じる。 聞くとなんと戦国時代の450年前に建造されたというから驚く。 昭和30年代の登山ブームの頃、この辺りは甲武信岳、黒金山の拠点となり宿泊が当たり前でここも宿坊としてにぎわっていたという。 そんな話と共に天ぷらまでごちそうになった。
山登りの楽しみは、きれいな風景を目にすることや山頂に立つ達成感だけではない。このような人との出会いがあるからこそ魅力的で止められないのだ。
今回の山行では、昨年の海の日に蓮華温泉-白馬岳ー朝日山ー蓮華温泉と縦走した時に出会った女性にも出会い相手も覚えていてくれたようでうれしかった。
※出合った彼女へ是非、冬の雲取山も挑戦してください。
こんな人との出会いが印象深い乾徳山の山行となった。
いいねした人