岩手山 焼走り
- GPS
- 32:00
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 1,134m
- 下り
- 1,132m
コースタイム
- 山行
- 2:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:30
- 山行
- 7:14
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 8:10
天候 | 5日 晴れ 6日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から第1噴火口までトレース有り。ただし、枝がたくさん出ている。火口から山頂直下まで次第に木が雪に埋もれ、雪もクラストしてくる |
その他周辺情報 | 焼走り交流村の温泉は営業している。 駐車場は一部、除雪されて駐車可能。 道路に関して、市道水沢線は4月まで冬季閉鎖、県道焼走り線は通行可能。ただし、一部路面凍結 |
写真
感想
山スキーの上達を願ってこのような山行を計画した。正月気分が抜けない新年早々の山行である。1年生は帰省、2年生は成人式でメンバーが集まらず、3年生のMtasukuが部で計画していた北八甲田の山行は中止になった。その代わりとなる。
5日はレンタカーで焼走り交流村に向かい、駐車場の凍った地面の上にテントを張って一泊。
6日2時半起床。天気安定を予想して、未明から突っ込むことに決めた。昨夜テント内に銀マットを敷いたが、結露している。銀マットでカバーできなかったテント床は、氷が融けて濡れている。一番濡れてはいけないシュラフが濡れてしまった。MSRにも不備が起きた。途中で消えてしまった。さらなる検証が必要だ。
Mtasukuと私は山スキー、Cくんはスノーシューとスノーボード。噴火口から上の斜面でフラッグが必要と思ってザックのサイドに刺して運んだが、噴火口までの登りで木の枝に引っかかって、避けるのに神経を使った。第1噴火口直下の登りは急傾斜の割に木が少ないので、雪の状態が不安定であった。木を縫うように急登をジグザグ登った。
第1噴火口からはクラストを予想して、足回りをアイゼンに変える。しかし始めの80mの樹林帯は膝の高さのラッセルで、先頭のSLは苦戦していた。途中から雪が硬くなり、クラストしている。傾斜も30〜40度。振り向いて注視したら見えるくらいの間隔でフラッグを刺し、転ばぬようバランスよく登っていく。山頂に近づくにつれて山頂からの風が強くなり、パウダーも混じって、ホワイトアウト状態。風速20mぐらいになると、登るのをやめて耐風姿勢になった。高くなるにつれてそのような状態が多く訪れるようになった。引き返し時刻を10時に決めていたが手元の時計は9時10分ぐらい。お鉢では立つことすらままならないと予想。晴れているが、これ以上、止まって登ってを繰り返しても時間が経つだけで危険が増すだけ。そうして引き返しを決断した。
序盤の強風の中の滑り出しは恐かった。雪面も硬いので時々板が持ってかれる。刺したフラッグは手で回収して、ある程度溜まったらザックに刺した。第1噴火口からの滑りは苦戦した。あらゆる高さと太さの枝を掻き分けて急傾斜を滑らなきゃならない。ある程度太いと板や外付けのスコップに引っかかる。Mtasukuはスイスイ滑降。私は転んで立ち上がって滑るの繰り返し。Cくんはスノボからスノーシューに履き替えて下った。予想より2時間早く下ってこれた。
山頂には立てなかったが、立つことは一つの結果に過ぎない。下山に十分な時間を確保しておくことも重要であると思った。
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