奥日光周回
- GPS
- 06:31
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 598m
- 下り
- 611m
コースタイム
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 6:27
天候 | 快晴 微風 気温低し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・いろは坂の途中から凍結があり、滑り止め必携。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
湯元から刈込湖、切込湖、涸沼、山王峠を経由して光徳に至るまで、積雪は多い。この区間を歩くなら、スノーシューやかんじきがないともぐるのでつらい。トレースは基本的にはあるのだが、風で運ばれた雪で消えている箇所も多く、当てにしないほうが無難。光徳から戦場ヶ原はつぼ足で十分歩ける。 |
写真
感想
昨年末の12月30日に訪問した際、予想外に豊富な積雪と、同行者の装備不足の為に刈込湖までで引き返したが、今回は当初予定していたコースを単独で歩いてきた。以下に詳細。
一週間前と同様に観光客向けの駐車場にクルマを止めて準備をする。前回は運動不足のツレがいたのでお気楽ハイキングだったが、今回は自分のみの単独行。二度続けての途中敗退はしたくないので、装備も厳選したつもり。日の出の時刻を過ぎてから、スノーシューを抱えて出発。湯元の奥の登山道入口でスノーシューを履くが、ここで異変に気付く。スノーシューのストラップが切れかかっている。購入して既に10年以上経つので、ゴムの部品の劣化は避けられないようだ。自宅では乾燥しただけだったので、その際詳しく見なかった。厳選した装備がこの状態か、と我ながら情けなくなってくる。今日は失敗したくないのにいきなり躓いた気分になる。ストラップが千切れたら歩行困難になるのは明らかだが、左右合わせて8本全てが切れることもなかろうと楽観視して歩き始める。トレースは先日同様薄くあるのだが、ラッセルは必要。初め、国道に上がるまではくるぶし程度だったが、その後道路を横断し先に進むとトレースが全くなくなった。このあたりは風が抜ける地形なので、ラッセルしてトレースができても、比較的短い時間で消えてしまうようだ。今日は前後左右人は誰もいないので、とにかく一人で黙々と進むしかない。ラッセルとは言っても膝程度だし、ほとんどトラバースなのでそれほど体力的に厳しいものではなかった。むしろ、トラバースが延々続くので、滑落に注意しながらの歩行だった。小峠への登りをこなし、その後しばらくフラットな所を歩いて、下りにかかる。例によって木の階段が一部露出していて、スノーシューでは歩き難いが、転ばないよう注意して進む。駐車場を出て2時間かからずに刈込湖に到着。積雪期にここに来るのは三度目だが、ようやく晴れでの訪問が叶った。先週はここに来るまでに3時間以上かかったが、今回は単独にも関わらず半分ほどの時間で来られた。ソロだと誰に気兼ねする必要もなく、自分のペースで歩けるのがよい。途中ラッセルはあったが悪くないペースだったと思う。刈込湖のほとりで写真を撮り、その後湖沿いに更に進み切込湖に向かうが、切込湖には降りる場所がなかった。先も長いので特に戻ったりせずに進む。2つの湖が終わると平坦なところに出、その後涸沼が姿を現した。ここに至るルートは途中でトレースもマーキングも消えていて、どこを歩いたものか思案して、結局傾斜のある斜面をよろよろ歩いてきたが、後で分かったのは、涸沼まで降りても問題ないことだった。初めから分かっていた不安定な斜面なんか歩かなかった。涸沼は風が抜けるので休憩適地がなく、写真を数枚撮っただけで先に進む。ここまで人の姿を全く見なかったが、付近で鹿を見掛けた。涸沼から先山王峠への斜面は地図で見ても急だが、実際に歩くとやはりかなりしんどかった。標高差が少ないので気合いで乗り切れる程度だが。ここも涸沼と同様、トレースもマーキングもなくなったので、最後は適当な斜面を木の枝につかまりながら無理矢理登って車道に到達した。雪がある時期だからできたが、なかなかしんどかったし、スノーシューを履いていなかったら多分登れなかっただろう。山王峠に至る車道に着いた後、光徳方面に下り始める。ここで今日初めて登山者とすれ違う。どこに向かうのかは不明。光徳へ至る斜面は緩斜面だが、樹木は密に茂っている。この斜面で木が少なければスキー向けなのだが、などと思った。緩い斜面を降りきると観光客と思しき人が多く見られるようになった。登山者のエリアから観光客のエリアに降りてきたようだ。クロスカントリースキー用のコースを進み、国道を渡って戦場ヶ原に入る。スノーシューは光徳に着いた時点で外して背負って歩いていた。戦場ヶ原は雪はあるものの、スノーシューが必要なほどではなかった。レンタルのスノーシューで歩いている人もいたが、つぼ足で歩いた方が楽なように思えた。戦場ヶ原の北側をかすめ、湯滝に至る。こうなってくると登山やハイキングというより観光に近い気がする。最後は湯ノ湖を半周して湯元に戻るが、湯ノ湖の周回ルートは冬季閉鎖になっていて、歩行者も車道を歩かねばならなかった。車道は雪が融けてベチャベチャだし、結構な速さでクルマが通るのでできれば歩きたくないが、他に道がないので致し方ない。車道を重登山靴でおっかなびっくり歩き、湯元に戻る。駐車場は朝はガラガラだったが、午後13時過ぎに着いた時はいっぱいになっていた。3連休なのでこんなものなのかもしれない。
心配していたスノーシューのストラップは、朝見つけた1本以外に更に2本途中で千切れた。8本全て交換しなければ次回以降怖くて使用できないが、全部替えたら結構な値段しそうだ。
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