ニセコアンヌプリ、イワオヌプリ、ニトヌプリ
- GPS
- 53:07
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 751m
- 下り
- 892m
コースタイム
- 山行
- 3:16
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 4:02
- 山行
- 0:17
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:17
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
2017年度冬合宿リーダー記録
【日程】2017年12月26日(火)〜29日(金)
【メンバー】L:(3) SL:(3)M:(5) (5) (1)
【実際の行程】
12/26 (火)
低気圧が合体し爆弾になった。すこぶる悪し。
6:00部室集合〜10:00五色温泉着〜11:00JRニセコ駅〜11:45五色温泉
いつも通り部室に集合して食糧と酒を各自積みこむ。差し入れが多く大量の酒が送られていたので飲み獄になりそうだ。LとSLが車に荷物を積んでいて他のメンバーは札幌駅に集合し学割でニセコ駅に行ってもらう。この日は天気大荒れで電車がまともに動くかも危ぶまれたが、どうせ行動はしないし時間も余るので行った。車で行く方が核心で、道中視界が悪化しすぎて雪壁にぶつかった。五色温泉について荷物降ろした後、メンバーをピックアップして出発する。ワンゲルはこの天気悪い中ワイスホルンを目指したようだ。
いつものとこに到着し、とりあえず雪訓をする。道警式ラッピングをおこなった。が、搬送するにはうまい事行かず終了した。キャンディの包む紙のように丸める説明が十分でなかったことが失敗した要因かな。その後で幕営し、スノーブロックを各自で積み上げる。崩れたりしたがなかなかのものが出来た。
夜はインスタ映えなものを作って酒盛りした。
12/27(水) イワオヌプリ
停滞している爆弾低気圧で悪天
7:10発→8:22 800m台地着→視界不良のため引き返し
→9:25C1着
(2h15)
この日も引き続き天気が悪く、朝から風が5m/s程、気温は氷点下5℃程であった。テン場からでも視界がないことは判断できたので、最も視界条件の緩いイワオヌプリに行くことにした。五色温泉スロープを登って急な斜面に取り付く。温泉の地熱によりちょいちょい穴が形成されていた。16年に言及していたのはこれか。
樹林内であったが、斜度も高く積雪が不安定であり若干の不安がある。心配していたのでSLにはなるべく樹林をつないで登ってもらった。尾根は分かりずらいモノではないので悪天化でも十分進むことが出来るだろう。
台地に乗ったところで視界判断をし、風も強かったので引き返すことにした。東の尾根からワンゲルの集団が来て先に進んでいった。ウェア可愛い。下るときにSLがそちらの尾根に進んでいこうとしていて焦った。
まあまあスキーは楽しく、1年目も転ばずにいなせているのがいい。下りた後で温泉を除いたが誰も入っていなかった。
テン場で埋没者のV字ショべリング、個人、グループでのビーコン探し、イグル―作りを行った。ビーコン探しは、一人が状況を確認し、二人がゾンデを使用、二人が先行して捜索する隊に分けて行った。あらかじめ遺留品を手掛かりにすることや掘り出し方の確認などが行えたのが良かったと思う。イグル―はMが一人で作っていたが、1h30程で二人寝られるモノが完成していたのですごかった。
夜は鍋作ってた。ホットワインがめちゃうま。
12/28(木) ニセコアンヌプリ
停滞している低気圧で悪天。視界はややまし
7:00発→7:44 Co870尾根手前で引き返し→8:48 C2
登り返して遊ぶ→9:50 Co850尾根手前で引き返し →10:55 C2
(3h55)
今日も天気が悪いが練習の為に早起きしてご飯を食べる。連日振る雪で大分スキーが楽しそうになってきたのでアンヌプリに行くことにした。テン場から伸びる不明瞭な尾根に取り付いて行くが、いかんせん地形が分かりづらい。SLは角度を切って登って行ったようだがやはり数度ずれているようだ。相談して、ここは尾根に取る着くことができれば後は問題なく進めるのでそれを最初の目標にする事に。
ラッセルは足首程度で問題なく進める。標高を挙げるごとに徐々に視界が悪くなってきて進むなくなってくる。下部視界はあるので問題なく帰れるが視界条件を切ってしまったので引き返す。
下りは特になし。最初の斜面がやや楽しいくらいで後はただの下り。でもまああんまり行動しないのももったいないのでテン場に着いてからもう一度登り返して滑ることにした。
下山してから二組に分かれて雪洞を作る。最終的に入り口を繋げて一つにするが、風が吹き抜けていくのでとても寒くなってしまった。五人で座れるくらいのものを作って撤収。
昼から酒盛り。SLがチキングーラッシュを作っていた。
12/29(金) ニトヌプリ
やや回復傾向。風がほぼなく、ガスが停留している
7:10ニトヌプリ登山口P→9:15 Co820 鞍部→10:20 Co940
→10:45 鞍部→11:30 P
今日は車での移動があるため準備を素早く済ませる。グラノーラを食べて車に荷物を積み込み、L,SLで先に荷物を運んでから人間を輸送する。その間に残りでテントの撤収を行ってもらう。そうして除雪の脇に駐車してスタート。その間中東出身ぽいおじさんがきて「おれが案内してやるよ」とのことだったが、どうやら別の尾根から登るようであったので途中で別れてしまった。
初めはすね程のラッセルがあったが後退しながら進んだので程良いペースである。計画通り国道上を適宜ショートカットしながら鞍部を目指す。ルートは角度を確認しながら進むと登りづらい場所もなくて進める。道路上には恐らく除雪時に使われるボッコが立っているので、間違うこともないだろう。
計画段階では横の尾根からの波及雪崩や、下山する時に間違えて急斜を下りてしまうことが懸念されていたが、降りることに難渋することはなかった。強いて言うならば鞍部手前の斜面がやや急で抜けているので、直接尾根に取り付いてしまうのが良いだろう。
鞍部に着いてから計画では角度を切って直接山頂を刺すつもりであったが、見えていたことと雪崩の危険を勘案して途中で引き返すことを決めた。そのため正面の尾根に乗り、その後少しだけ山頂方向に進んだ。地形をうまく読むことができれば斜面を斜めに切らずに進める。今度は一度Co1000台地にのってしまってから山頂を目指すのが良いだろう。
弱層テストをし、新雪の層40cmとややしまった層80cmに危ない層があった。樹林の多い山なのでそこをつなぎながら滑ることにした。
やはりここ数日で積もったパウダーは、さすがはニセコを感じさせてくれるもので各自思い思いに滑っていた。帰りはトレースと方角を見て滑りつつ帰る。駐車場近くで怪我をしている登山者がいたが、仲間が救助していて僕らの手は必要ないようだった。
下山してから五色温泉と茶房ヌプリに行き、別れて帰って行った。
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