大滝山 -北東尾根からハードラッセル&パウ滑走-
- GPS
- 08:19
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,187m
- 下り
- 1,175m
コースタイム
- 山行
- 7:43
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 8:20
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下山後は近所の方から声をかけられた。咎められる雰囲気ではなかったが、地域の公共の場に無断で駐車させて頂いたので、非礼を詫びて、感謝の気持ちを伝えた。 我々ができることは、近くの温泉に入り、ほんの気持ちだけども地元特産のお土産を買うことと思い、五箇山荘で入浴し、赤カブ漬けの土産を買った。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・取り付き〜標高880 最初はなぞのケーブルが多くあるので、ひっかからないように注意が必要である。杉の植林地帯は滑走には問題がない。標高600あたりから林道が出てくるが、変にショートカットせずに林道を進む方がよい。 下りはスピードを出しすぎずに慎重に滑ること。 ・標高880〜1300 急登が続く。今日は膝上ラッセルでなかなかハードであった。細尾根もあるが、東側の雪庇に接近しすぎないように進む。また、雪の下に樹木があり、空洞になっていたり、穴があいていたりして、注意しなければならない。 滑走はパウパウでとても良かった。 ・標高1300〜山頂 1303pのまきは右手に舵をきったが、薮に阻まれて、少し下ることになった。あとは気持ち良い稜線を詰めるだけ。分岐からの雪庇はまだたいしたことはない。 滑走は山頂近くはあまりスピードがでない。 ※あと本日はワックスを塗ってきたのになぜか途中でスキー板が下駄になること二回。シンモンさんがスクレーパーを持っていたので、その都度剥がしてもらった。ありがとうございました。 |
その他周辺情報 | 五箇山荘のお風呂が近くてよい。露天風呂、サウナ、水風呂もある。500円なり。 ここの脱衣場の水がうまい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ピック付ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
ゴーグル
クトー
アイゼン
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感想
大雪の北陸地方であったが、除雪などなんとか落ち着いた快晴の日曜日に近場でヤマスキーをしてきた。コウエイさんはニュースキー、シンモンさんはニュー靴のデビュー戦だ。いろいろ行き先を考えたが、この日はハードラッセルになるのは確実。近場でそこそこロングで展望の良いところとなるとやはりこのヤマとなった。
取り付きから膝下ラッセル、途中から膝ラッセル、急登は部分的に膝上までくるハードさであった。でも三人で力を合わせて、ショートローテーションでラッセルをまわした。三人で読図をして、「あーでもない、こーでもない」と言いながら、ルーファイしてラッセルをするのはとても楽しかった。
北北東尾根とのジャンクションで、登山者一名発見。稜線上を先行するその人を追いかけて、挨拶をして、その後はラッセルを四名でまわした。話をすると富山のヤマスキーヤーでは有名人のスズケンさんだった。真っ黒に雪焼けした凛々しい顔はヤマ屋そのもの。初めてお会いしたが、その存在感に圧倒された。
山頂では、北アルプス、そして先週登頂した人形山、手前にガラモン峰、素晴らしい展望を楽しむことができた。冬では珍しく風もないので、久しぶりにカップラーメンとおにぎりを食べた。スズケンさんは少し休憩して、先に下山して行かれた。滑走準備をする姿を見ていると、全く無駄のない動作で、見本にしたいと思った。
我々は三人で視野の範囲内で写真を撮りながら、一人ずつ滑降する。途中カニで登り返したりしたが、おおむね楽しい滑走を楽しめた。
登りは6時間かかり、それなりに大変だったが、下りはあっと言う間。ほぼ計画通りに下山することができて、スキーの機動力を改めて再確認した。同行のお二人、どうもありがとう。楽しい山行でした。今日もブラボーヤマスキー!
前日の大雪で市内は大混乱、しかし山はその分静かでした。
太板では初シーズン。ここまでの激しいラッセルは初めてで、なかなか刺激的でした。腿が喜んでいます。
そんなラッセルでも足並みの揃った(Chikauさん余裕、Koueiさん余裕、私ヒーハーでイーブンくらいですが)メンバーだとじっくりやればいつしかピークへ。
頑張った分のご褒美は素晴らしく、
樹林の雪付き・霧氷よし、稜線の眺めよし、滑りは激パウでした。登った斜面は樹林の部分はそんなに日当たりも良くなくてあまり雪が腐ってなかったというのもあるでしょう。滑走技術があればもっと楽しめるのにとも。
おまけは一度雪庇を崩して小滑落もしてしまいました(汗
何事も無くてよかったですが。 多分急に消えたので心配させてしまったことでしょう。
新しいブーツは少しインソールの調整は必要な気がしましたが、使い勝手もよくて満足でした。古いものを直して次に備えます。
スズケンさんは、ホントにソロで北北東尾根をラッセルしてきたの?って思うくらいに普通にどんどん先頭で進んで行きます。ただただ年季が入っているなぁと思うばかり。佇まい・所作は落ち着いたもので、山でのあり方はその方の人柄を表しているなぁとつくづく。
無駄に出力あげてヒーハーいったり転げ落ちてるしてるような落ち着きのない輩は、そのまま人柄を表してますな、全く(苦笑)。
Chikauさん、Koueiさん、同行ありがとうございました。
またよろしくお願いします。
晴れ予報では四ッ岳、僧ヶ岳を狙っていたが冬型気圧配置が緩まず数年ぶりに北陸地方は平野部でも大雪になり交通が乱れ無事アクセスできるかが危ぶまれ比較的近場の大滝山に白羽の矢が当たった。出発当日交通情報を確認するとスムーズに流れているので高速を走っていると除雪車が作業されていて時速30kmで走行することに。早めに出ていたので遅れずには済んだがこういうこともある。
五箇山荘を通り過ぎたところが取付で民家も近いので静かに支度し出発する。今回はファットスキーのファーストインプレッション、どんな感触か楽しみである。いきなり膝下ラッセルだけど今回はチカさん、シンモンさんと強力メンバーと一緒なので交代でラッセルをまわす。事前の下調べで気温は低いとみて厚着してきたので先頭は汗だく、結局晴れなのに下山時はインナーはびしょ濡れで今後の反省課題。(永遠の課題かも)
植林地は比較的積雪は少ないが少し開けたところ、急斜面はもれなく膝、膝上ラッセルで初めての経験に気分が高揚した。単独なら少し心が折れたかもしれないがチカさんの声掛けで小刻みに交代する。3人でいろいろ協議して進んでいくこともパーティー登山の楽しみだった。途中北北東尾根から登ってこられたスズケンさんと合流しいろいろお話しながら進む。後に着いたときにみると普通に歩いているペースでラッセルをこなされているのには驚かされた。
出発から6時間で山頂に着いた。距離以上にラッセルもあり適度な疲労で達成感はある。さらに北アルプスや間近に見えるカラモン峰、人形山の山容が素晴らしく非日常を満喫、事前に計画にあったカップラーメンで温まった。山スキーでは初めてかもしれない。スズケンさんの所作を拝見し今後の参考にしたいと思った。
滑走では新しいシールののりが強く滑走時新雪が付着し下駄になるというトラブルがあったがシンモンさんのスクレーパーで削ってもらい事なきを得た。ありがとうございます。次回からはパウダーの時はストラクチャーブラシを持参して滑走前にブラッシングすることにしよう。山頂付近は雪が多すぎて斜度がなくほぼ直滑降だけど1303P以降の急斜面はパウダーが残っていてかなり楽しめた。谷滑降も楽しそうだけど藪が濃いし復帰しづらそうなので安全にピストンで無事帰還。みなさんお疲れ様でした。またどこかに行きましょう!
コメント
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みなさんこんばんは!
激ラッセルに激パウ楽しまれたようで何よりです
ところでkoueiさんが書かれている汗ですが、私も相当汗が出ます
汗は冷えの元になるのと重くもなるのでなんとかしたいと思っていまして、最近試してよかったことですが、
・ファイントラックのドライメッシュ
眉唾物だと思ってましたが試してみるとなんとドライなことか!普通にこれを着ただけで暖かく感じます。スケスケなので露出狂な方にもオススメできます(笑)
・防水ゴアテックス靴下
これも眉唾物だったのですが、試してみると山スキーから下山して脱いだ靴下がドライなんです。ブーツのインナーは若干湿ってますが、このドライ感もびっくりしました。
・ミッドレイヤーはフルジップで
登りの時にアウターとミッドのジッパーを目一杯解放して涼しくできます。
他にも試してよかったネタがあれば教えてください。
それにしてもラッセル最高です
momochannさん おはようございます。腰ラッセルお疲れ様でした。
一気に積もったのでなかなかのラッセルで気合が入りましたよ!汗対策は難しいですね。いろいろ情報ありがというございます。1番目は実行中なので2番、3番を試してみます。手袋も最初からテムレスは暑いので薄手からレイアリングしようと思ってます。
モモちゃん、まいどです。北陸はなかなかの雪でラッセル楽しめました。
腰ラッセルのモモちゃんほどではないけれど・・・
汗対策どうも。いつも参考になります。防水ゴアテックス靴下買わないといけないですね。
ファインのドライレイヤーはいいですよね。ボクも手袋、ノースリーブ、パンツ、タイツ、靴下と5種類着用しています。スケスケでちょっとエッチですよね。
また変態としての心構え(^0^)とか小道具系教えてください。
モモチャン、こんにちは
私も汗かきでして、今回も厚手のベースだったのでヌレヌレでした。
が、ドライメッシュを使っているので体感的にはさほどでもないですね。
最近は登りは薄手のベースにハードシェルだけで良いのだろうと思い始めました。
初めまして、昨日はお疲れ様でした。
1番最後に登頂して少しお話しさせていただいた者です。
なんとあの方は先生の独り言に度々登場するスズケンさんだったのですね!
凄まじいスピードで追い抜かされましたので、ただ者ではないとは思っておりました。
雪中に落としたデジカメは見つかったのでしょうか(笑)
大滝山は駐車スペースがあるとはいえ、取り付きが民家に近く、私有地?と思われる所で、とても心苦しかったです。
トラブルにならないように気を付けたいものですね。
tmoriさん 先日はお疲れ様でした。
僕もあのラッセルの早さには度肝を抜かされましたよ。2度ほどニアミスしていたのでやっとお会いしてお話が出来たので嬉しかったです。デジカメはどうだったんでしょうかねぇ…明日は我が身ですね。
駐車地の問題は気を付けなければいけませんね。民家や除雪の方のご迷惑にならないようにしなければいけませんね。
tmoriさん、どうも。ザック(BD jet force)が同じだったのでびっくりしました。容量が足りないので、きっと工夫されていることでしょう。また教えてください。
いつかどこかでラッセルまわしましょう!
tmoriさん、はじめまして!
一人だけでラッセルして消耗した後で、あのスピードについていくのは大変ですよね。
しかしスズケンさんによれば僚友のo36さんはもっと暴走とのことですから…(汗
恐ろしい限りです。
またどこかでお会いしましたらよろしくお願いします。
最強寒波の後の富山の山は雪の深さも半端じゃありませんね。
でもチームワーク揃った仲間とならグイグイ進んでいくんでしょうね。次回は私も仲間に入れて下さいませ!ガンガンいきますよってね ってね
tekapoさん おはようございます。四阿山お疲れ様でした。
最強寒波は山にはいいですが平地では数年ぶりとあって大混乱でしたよ。今回はご一緒できなくて残念でした。次回はみなさんでラッセルガンガン回しましょう!
テカポさん、コラボ中止になり、すいませんでした。こちらもなかなか天気も良く、景色楽しめたので、テカポさんならもっと写真上手に撮っているだろうな〜って思っていました。また、仲間達もテカポさんと一緒に登りたがったので、次回は必ず!ですね。
tekapoさん、こんにちは
今回のような降り方だと平野部から白川郷くらいまでが豪雪で、そこより内陸はあまり増えていないようでしたね。
まだ長いシーズンあります。ぜひご一緒しましょう。
大降雪直後の好天日、最適の山選択でラッセルもパウダーも楽しめたようですね。
四ッ岳、僧ヶ岳なら行きたいですね、チャンス見つけましょう。
Nishidenさん おはようございます。公務おつかれさまでした。
降雪直後のラッセル、今までで一番深かったので楽しかったです。景色も最高ですし間近に見えるカラモン峰が惹きつけられますね。四ッ岳は前回のルートより東側のルートで登ってみたいです。僧ヶ岳も登ってみたいですので今後ぜひ同行させてください!
ニシデンさん、去年大滝にご一緒して頂いた時も好天&雪も良くて、楽しかったですね。北北東尾根を見やりながら、去年の山行を思い出していました。緊張して忙しい土日だったと思いますが、ちゃっかり朝登山されているのがやはり我らが師匠たる由縁です。僧ヶ岳、ハードラッセルやりましょう!
Nishidenさん、こんにちは
お仕事で残念でしたが、わずかな時間でも山行をされており流石です。
ぜひ次回はご一緒に!
僧ヶ岳、今年の春に見に行った時に新発電所の導水管左側に林道を増設していたような気がしました。
導水管の急登を避けられる気がするのですが…
去年帰りに道草を食った(笑)ルートではないですか。リベンジを果たせぬままですがもう一度行ってみたいな。
それにしても、みなさん、今シーズンは雪山を満喫されとりますなぁ。
レッズさん、お元気ですか?新車は届きましたか?
今回の山行で、レッズさんのレコを参考にさせてもらいましたよ。尾根を登りながら、帰りに滑って谷に入ると今日の雪ならめんどくさいなって思いました。安全策でピストンで充分でした。またリベンジされるときは同行しますよ。
レッズさん こんにちは
降雪直後でなかなか登りごたえがありました。谷は藪が濃く避けました。単独でよく行かれましたね!
車、手に入れましたらいよいよ始動ですね!
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