唐松岳・山頂滑降
- GPS
- 09:58
- 距離
- 30.2km
- 登り
- 2,156m
- 下り
- 3,255m
コースタイム
- 山行
- 11:58
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 12:16
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
杓子岳を目指して4時前に二股を出る。よく行く3人と今回初めて会うアルパインクライマーのケンロー氏。いきなり杓子なんて大丈夫なのかとカンテさんに問うも、概要を話して本人が大丈夫とのことなので、行くしかない。登山経験豊富だから最悪エスケープできるだろうとのこと。
雪は多く、ポールを持ち手側から刺すとスッと半分以上埋まる。途中林道をショートカットして急斜面を登ると太ももラッセルだった。直近の気温は低め。上部で不安定性が温存されているかも知れず、杓子尾根に至る地形はリスク高め、加えて忘れ物をしてしまったため、猿倉荘で敗退を決め猿倉台地に向かう。
台地の途中で渡渉し、斜面に取り付く。一箇所急な斜面は間隔をあけてトラバースし、あとは緩斜面を山頂まで。少し手前で日の出を迎える。滑る斜面はいずれも北東向きの沢形状なので、2−2に分かれてそれぞれ滑走。雪は山頂付近が全く滑らない雪だったが、沢の中は重めのパウダーでそこそこ楽しめた。林道で多くの山スキーヤーにすれ違った後、二股に下りる。しばらくして全員合流。
まだ午前中で後立山の稜線が見えている。八方交差点のローソンで一息入れて、今度は八方尾根を目指す。リフトが寒い。八方池山荘に着くと周りはガスなので、山荘でしばし休憩させて頂く。コーヒーを頂いて外に出てしばしハイクアップ。八方山を越えたあたりでガスが晴れ、眼下に雲海が広がった。上部は雪煙もほとんどなく、この時季にしてはとても穏やか。やはり行くしかない。押出や無名沢でパウダーをまき散らす方々を尻目に上を目指す。
丸山付近で休憩中にエバーグリーンで働くノルウェイ人と会話した。「一人だから慎重に」としばし思い悩んでいたようだったが、その後どうしただろうか。この日は尾根の雪付きが良く、山頂までシールで行けた(下りで一部スキーを脱いだ)。
山頂に着くと頂上からダイレクトに落ちるルンゼがあいていた。ここは以前一度だけ覗けたことがあるが、その時はカチカチで草が出ていた。ヤマレコによると冬に9回唐松の山頂に来ているが、他の8回は雪庇に隠れて見えたことが無い。10回目の今日、雪は間違いなくハードパックだが「山頂から滑ってこそ山スキーヤー」。モチベーションは高い。迷わずここから滑ることにする。カンテさんは良い雪を求めてCルンゼに行くとのことで、また2−2に分かれ、モーゼと山頂から滑る。
ドロッピン。ハードパックで時折波打つ雪面を22ターンしてDルンゼに合流。危険箇所がほぼなく飛ばせるのがいい。記録を見たことがないマニアックなライン、パウダーではないが山頂からダイレクトな滑降はやはり満足度が高い(本当はパウダーも滑りたい)。
唐松沢でしばらく待って、モーゼと合流。やがてCルンゼから現れた二人とも合流し、いつもの滑りにくい唐松沢を帰った(Cも雪はイマイチだったらしい)。大滝は巻かずに行ったが、いつも以上にデンジャラス。落ちたら溺死か凍死なので緊張した。最初に通過した人はかなりやると思う。
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17-18シーズン使用板カウンター
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FISCHER TRANSALP 80:0
FISCHER RANGER 98 :9★
FISCHER BIGSTIX 122:2
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合計:11
コメント
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いよいよXストリームのシーズンになったようですね。
むかしdルンゼを覗いた時余りの急斜面で左から巻いて滑ったことがありますが、唐松岳山頂からの滑降、狭く雪面が硬そうでひやひやものですね。
見てるだけで緊張します。
これからも楽しみにしております
bumpkinさん、コメントありがとうございます!パックですが多分このラインにしてはマシな方です。滅多にない機会なので一気に滑りました
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