三方崩山:弓ヶ洞谷〜オオノマ谷滑走
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- GPS
- 09:19
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,587m
- 下り
- 1,531m
コースタイム
- 山行
- 8:42
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 9:20
天候 | 曇り(稜線は強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
弓ヶ洞谷の林道入口の「衛生センター」さんにJUNDr先生の車を駐車。 今日は日曜日だったので停めさせていただいたが平日等は迷惑かも。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
オオノマ谷はデブリ多数。 コンディションの見極めが重要です。 上部はハードパック。 山頂手前はシートラでアイゼン装着。 平瀬林道は点々とデブリがあり、つぼ足で超えるところもある。 |
その他周辺情報 | しらみずの湯。 露天風呂は湯量が足りなく内湯のみで全て割引料金の大人500円。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック(mhmパウダーケグ32)
スキー板(BDリバート 173cm)
ビンディング(BDオーワン)
スペアキット(BDオーワンバックカントリーキット)
クトー(BDテレクランポン)
テレマークブーツ(BDシーカー)
セルフアレストピック(BDウィペット×2)
ヘルメット(BDベクター)
ビーコン(マムートエレメントバリーボックス)
プローブ(オルトボックス320cm)
スコップ(BDディプロイ)
ヘッドランプ(BDストーム)
クランポン(BDセラッククリップ)
サングラス(オークリーレーダーパス)
ゴーグル(オークリーAフレーム2.0)
日焼け止め
リップクリーム
ビーニー(BD)
ヘルメットビーニー(BD)
ヘッドバンド(マムート)
バラクラバ(ホグロフス)
テムレス
インナーグローブ
予備グローブ(マウンテンハードウェア)
スキーシール(G3アルピニストハイトラクションスキン)
シールワックス
スキーワックス
カメラ(CANON IXY32S)
GPS(ガーミンeTrex20J)
スマホ
単4
モバイル用)
予備ランプ
財布
保険証
ドライバー(+
-)
コンパス
笛
ナイフ(ビクトリノックススイスチャンプ)
飲料
行動食
防寒着(ユニクロウルトラライトダウンジャケット)
ファーストエイドキット
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感想
今週は暖かい日が続き、パウダーの期待はできない中で、三方崩山を目指した。
弓ヶ洞谷から入山し、平瀬林道へ滑走する予定で車1台を平瀬林道ゲート前にデポ。
暗い中の歩みはルートの確認に手間取る。
弓ヶ洞谷林道を詰め、二股を右に行くところが少し過ぎてしまい、戻って滝を巻くように右俣へ向かう。
パックされた上に薄い新雪が乗り、早々にクトーを装着したが、滑って体力を消耗してしまう。
何とかコルに乗り上げると風は強いが奥三方岳が顔を出すが、三方崩山ピークはまだ見えない。
稜線はアップダウンが多いので、トラバース気味に標高を少しずつ上げていくが、最後の登りで行き詰まり、スキー板はあきらめ、アイゼンに切り替えてて進む。
先を行くJUNDr先生のつぼ足沿いにはクラックが延々と繋がっており、雪庇崩壊の危険があったので、なるべく木々の中を進むとようやく山頂に辿り着いた。
ガスも広がり展望は今一つだったが、今日もやりました!
単独では心が折れそうな状況でしたが、心強いJUNDr先生と一緒だったので、来ることができました。
ドロップポイントは、雪庇も発達していたが、ドロップしやすい弱点を探し、少し崩してJUNDr先生からエントリー。
絶叫を上げながら、落ちていく〜。
自分もいざ、声高らかに落ちていく。たまりません。
オオノマ谷は雪崩も多くリスクの高い斜面ですが、先日の雨で落ち切った感じ。
なので、デブリも多く、超えるのに難儀しましたが、平瀬林道まで滑り込んだ。
林道も至る所にデブリがあったが、何なく超えながらゲートまで辿り着き、後は温泉で汗を流し、本日も満足の山行となりました。
JUNDr先生、楽しいルート選択ありがとうがございました。
三方崩山の冬のルートとしては夏の稜線コースはナイフリッジが出現し、ガスに覆われやすく登頂が難しい。山スキーで最もスタンダードなのが弓ヶ洞谷だがここもデブリランドになりやすく時期やコンディションの見極めが大切だ。昨日は快晴で春の天気だったようだ。雪はもう落ち切ったであろうから、右俣を詰め山頂を目指した。暗闇の林道歩きから片流れデブリ斜面をトラバースし、ひたすら右俣を詰め上がるがスリッピーで高度が上げにくい。ktn92さんはややスリップが大きくジグを頻繁に切る。ジワジワと詰め上がりようやく稜線鞍部。あとは山頂まで等高線と睨めっこし、トラバースで稜線を繋ぐ。最後の急斜面で雪はハードパックから氷化斜面となりスキーにはつらい。最後の山頂手前:急尾根50mの登りで危険を感じ今季初アイゼン歩行に切り替えた。四つん這いで雪庇を避けながら進むが時々クラックが発生し、ものすごいワッフ音まで登場。雪庇の状態は危険だ。もう一度樹林斜面まで回り込んで安全を期すがつぼ足ラッセルがキツイ。右手に本来目指していた奥三方岳を眺めながら最後までつぼ足のまま山頂へ・・・10数年ぶりの山頂だが以前より厳しかった感じがする。記憶というのはあいまいだが、何とか思い出を繋いで此処まで来れた。ktn92さんありがとうございます。単独だったら敗退のコンディションだったと思います。稜線では風が周期的に強くなり、平瀬の谷側からは暖かい空気にせいか、ガスも湧き上がる。エントリーはオオノマ谷。ここはアルプス級の沢滑走が出来るが、南向きのためデブリがひどく、滑走には慎重を要する。上半はハードパックの急斜面。後半は昨日ほとんど落ち切ったであろう後半の大量デブリをかわすのに一苦労し林道へ降りたった。豪快・快適滑走とは言えない状態であったが、これも経験である。
帰路は温泉で心身を再生し夕方帰宅。それなりに困難と対当し山頂までたどり着け充実した一日となった。
コメント
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ktn92さん、JUNDrさん、おはようございます。
三方崩山良かったです。三方岩岳は登ったことがありますが、三方崩山は少し南にあるのですね。特に今回のオオノマ谷滑走は素晴らしいと思いました。よくあんな良いフィールドを見つけましたね!さすがはJUNDrさんです。
お二人のレコを見ていたら、また飛騨方面にも出動したくなりました。(1/7にWさんと四ッ岳に行きました)
また、楽しいレコと、どこかの山での再会を期待しています。
hareharawaiより
hareharawai様、こんにちは
三方岩岳や野谷荘司はいまではボーダーの聖地的な状態ですね。人が多すぎて最近は行っていませんがアクセスも含めコースとしては良いです。
三方崩山やオオノマ谷はこの辺りではメジャーですが、意外と記録は少ないです。夏道からの登頂が困難なのと気象が変わりやすく視界が悪くなりやすいからでしょうか?さらにオオノマ谷は南面のためデブリがひどいとまともに滑れないことがあります。
私も信州・上州に遠征・・・いずれまた伺います。
こんにちは。
投稿ありがとうございます。
JUNDrさんに着いていけば間違いありません。(笑)
事情があって山に行けないところですが、今後もどんなところをご教示頂けるのか楽しみでしょうがありません。
信州方面は、はるばるの日本海近辺より近いと思いますので、度々行くこともあると思います。
またどこかでお会いいたしましょう!
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