雲竜渓谷 アイス 溶けていましたがアイスは満喫!
- GPS
- 09:59
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,160m
- 下り
- 1,158m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ゲートから九十九折の林道を歩き、洞門岩から沢ルートと林道ルートに分かれます。 沢ルートは渡渉が有り、ルートを見落とすと道迷い滑落の可能性があります。2年振りだった事もあり自分らも1回高巻きを見落としました。林道ルートは若干歩行距離は伸びますが確実に雲竜渓谷まで行く事が出来ます。 両ルートは柵のある見晴らし台で合流し、階段を降り渓谷内に入ります。渓谷内でも渡渉が幾つかあります。雲龍本瀑へは左岸を高巻きますが、今回は雪が少なく草付きのトラバースが危険地帯になっています。アイスクライミングの装備があれば、本瀑前衛のF1、F2を直登するのが近道ですが、今回は溶けていて前衛滝は登れませんでした。渡渉の為のストックと凍結した林道ではチェーンスパイクが有ると歩き易いです。本瀑への左岸高巻きにはアックスと前爪付きのアイゼンが有ると安心です。 |
その他周辺情報 | 地元のスーパー、リオンドールで車中泊の食料とお酒を調達しました。 |
写真
感想
先シーズンは足首の骨折の為、行く事が出来なかった雲竜渓谷。怪我も癒えた今シーズンは是非再訪したいと思っていました。
前後の週の予定や仲間の都合、さらには氷は生ものなのでタイミング等も考慮し、前日の日光白根東稜を日帰りして日光市で車中泊。翌朝上がって来る仲間と合流して雲龍渓谷へ。
洞門岩からの沢ルートを行きますが、砂防工事が進み2年前と景色が若干変わり右岸高巻きの取り付を見落としたものの修正して到着。帰りは林道ルートで帰りました。
雪の量は例年と比較して少なめです。また、前の週に暖かい気候が続いた為か氷はかなり溶けていました。それでも一番状態の良い氷をゲットし、テンションせずにリードできたので満足感の高い山行となりました。
<以下アイスクライマー視点の状況報告です>
※左岸友知らず氷柱群
雲竜渓谷に入ると右に最初に見える氷のカーテン。左岸は日当たり良好な事もありかなり溶けていてクライミング不可でした。
※右岸2段ナメナメ
友知らずの先、左をみると最初に見える2段ナメです。雪が少ない事が染み出しの量に影響するのか、まだ繋がっていませんでした。
※右岸2段ナメ氷柱
右岸2段ナメナメの次に見えます。下段の氷柱が繋がっていない事も多いのですが、今回はバッチリ繋がっていて雲竜渓谷では今一番楽しめる所かと思います。今回RPできて良かった!
※右岸燕岩氷柱群
4〜5本程度の大氷柱。雲竜渓谷で本瀑と並ぶハイライトですが今回2〜3本が既に崩落し怖いので近寄れません。ってかこんなバーチカルはリードできないのでそもそも登れません(笑)
※胎内岩前右岸ナメ氷群
右に雲龍前衛滝を見た先、胎内岩までの間、左に見えるナメ氷群です。一番手前の氷は十分登れる厚さで、15m程度のリード練習ができました。上部残置支点にカラビナ有り。その奥にも2〜3本登れそうな氷が有りますが、やや薄いのでスクリューの頭が心配です。
※雲龍本瀑
マルチピッチでも登られる滝ですが、上の方は穴が空きソーダ氷でスクリューが効かなそうな印象。敗退時のアバラコフの強度にも心配が有ります。ってか怖くて登れません。
※雲龍本瀑左岸氷柱群
毎年恒例の県警と山岳会の訓練で使われる場所で、他のパーティが登っていました。本瀑前の広場は日当たりも良く暖かくて快適。但し高さが無く短いので物足りなさを感じるかもしれません。
※雲龍前衛F1、F2
雲龍本瀑への近道ですが、溶けてしまっていて登る事ができませんでした。
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