荒島岳スノトレ(勝原スキー場跡in/out)
- GPS
- 06:33
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 1,245m
- 下り
- 1,247m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口までのアクセス道は、ほぼ凍結、積雪なし。前夜23時頃到着した時は先客なし。翌朝6時前に起床したら他に5台が駐車してました。 最初から結構な急登。リフト(跡地)終点から本格的な林道に入りますが、基本眺望も開けず、やたら急登が続き、シャクナゲ平までが、一つのハイライト…。シャクナゲ平で白山がドーン!と見え、少し下って稜線に出ると、あとは左手方向にずっと白山が見え続けます。もちが壁は、急斜面をトラバースする滑落注意ポイントあり。先行者の足跡がないと、初心者には登山不能と思われます。 山頂案内碑のある中荒島岳〜荒島岳間は、距離は短いですが、雪庇もあり、強風だったり、トレースがなかったりすると、危険な要素満載です。 |
写真
感想
元々、前日登るはずだった荒島岳。天候不順で前日は伊吹山へ。即日福井へとんぼ帰りし、前夜車中泊、からの荒島岳アタック。前日だったら、東京から駆けつける都合上10時前の登山開始となる予定だったが、6:30にスタートでき、ハードな山行となったため、結果オーライでした。
いろいろな方のレポで、シャクナゲ平まではスノーシューやワカンがお薦めとあったので、満を持して、荒島岳のためにワカンを新調。浮力があり、急登はワカンの出っ張りより先に、シューズつま先から雪に踏み込めるため、特段の苦労なく登れるし、いいデバイスだと思いました。ただ、今日は雪が締まっていたので、最初から最後までオールアイゼンでもいけたと思いますが。
シャクナゲ平まで2時間半。ひたすら登り、しかも急勾配。かなり、疲れましたね。ここでアイゼンに装換し、その後稜線に出ると、もちが壁というこれまた急登。先行者のトレースをなぞる形で進みます。もちが壁手前で地元ハイカーと出会い、危険箇所とか色々情報をもらいながら、しばし一緒に進みました。もちが壁辺りは夏道と違い、冬道は直登できるため、見える景色・角度が冬ならでは、とのこと。ふむふむφ(..)
段々と晴れ間が広がり、白山上空の雲も時折取れるときがあり、絶景が広がります。稜線に出てからは、基本的にはずっと左手に雪化粧した白山や経ヶ岳が見え続けるのが、最大のモチベーションですかね。所々、荒島岳山頂かと思しきピークが右手奥に見えますが、地元ハイカー曰く、本当のピークはその奥のようで、後からそこは「中荒島岳」だとわかりました。
山頂につく頃には風もやみ、白山も大分クリアに見えるように。ただ…豪雪過ぎて、山頂碑、祠、方向盤、すべてが雪の下(足場の下)で、山頂を証明する人工物は無し。白山が見える絶景!という自然物を証拠に、渾身の自撮り♪
その後の下りは、急勾配だけにラクラク。相当ハイペースで下山しました。もちが壁辺りは登りのトレースをなぞる形で慎重に下山しましたが。
今シーズン、既に百名山の冬山アタックは11座目。昨秋の西吾妻山から始まり、那須岳、八ヶ岳(赤岳)、鳳凰三山、美ヶ原(王ヶ頭)、霧ヶ峰(車山)、谷川岳、四阿山、浅間山(黒斑山)、伊吹山、そして荒島岳。荒島岳の登頂難易度は、赤岳を抜いて、自分的には最難関と感じました。最初からずっと急登で、シャクナゲ平以降の後半は注意を要する尾根歩きが待っており、強風やガス真っ只中だと、頭頂断念せざるを得ないリスクを含んだ山だと感じました。複数の方のブログやレポを予め読みましたが、荒島岳は夏に来てもあまり印象に残らず、かつ階段地獄のため、登るなら白山が文字通り白く輝く冬場だとの情報に触れてましたが、私も同感です。ま、夏に登ったことはないので、とあるハイカーの感想くらいなもんですが。
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