美濃戸から赤岳鉱泉経由で硫黄岳日帰り
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- GPS
- 07:48
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,149m
- 下り
- 1,133m
コースタイム
- 山行
- 6:44
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 7:48
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
美濃戸から北沢経由で赤岳鉱泉を目指したが、道路は、アイスリンク状態。アイゼンの装着が必須。北沢の堰堤から先は、雪道となった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
北沢の美濃戸山荘の先の登山路は、アイスリンク状態。 赤岳鉱泉から赤岩の頭に至る登山路は、夏道でなく、ほぼ直線状に登る冬道になっており、勾配がきつい!! |
写真
装備
個人装備 |
テントシューズ
|
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共同装備 |
テント
テントマット
|
感想
M山岳会の雪山山行で八ヶ岳硫黄岳に日帰り登山を行った。前日に小淵沢道の駅で仮眠し、4時に出発。美濃戸口までの路面は乾燥していたため、美濃戸を目指す。路面の雪は殆ど面影が無いほど溶けているものの、路面はえぐられて荒れており、慎重に登る。美濃戸まであと僅かという坂に氷結した箇所があり、スノータイヤのみでは登れなかった。
4:54に登山の準備をしてへッデンを点けて出発。美濃戸から先の登山路には、雪が氷結して残っていた。北沢経由でしばらく登ると、登山道がアイスリンクのように全面結氷しており、ツボ足では登れない。このため、ここで、アイゼンを装着。氷の登山路をサクサクと踏みしめながら登る。
北沢堰堤広場の橋まで来ると、雪道となった。雪道の方がはるかに歩きやすい。
7:18に赤岳鉱泉に到着。氷点下6度で名物のアイスキャンディが青白く聳えている。小休止した後、7:31に硫黄岳目指して出発。この日は、都岳連の70名を超える大パーティが硫黄岳登山をしており、登山路は賑わっていた。樹林帯の中の冬道は、ジョウゴ沢を過ぎて緩斜面の道だった、途中から急斜面を一気に登るトレースとなっており、息が上がった。途中で都岳連のパーティに道を譲ってもらった。8時過ぎ頃から朝陽が差し込み始め、気温が一気に上がり暖かくなってきた。赤岩の頭の手前で硫黄岳山頂が見えるようになると、上空には真っ青な八ヶ岳ブルーのそれが拡がっており、目を転じると、横岳から赤岳、阿弥陀岳の南八ヶ岳の主稜が青空にくっきりと浮かび上がっていた。
赤岩の頭への登山路も、ほぼ真っすぐ登るトレースとなっており、稜線からの絶景を想定し、ワクワクしながら登った。8:51に稜線に出ると、目の前に北アルプスの雪を被った霊峰が目に飛び込んできた。雲一つない青空の下に後立山連峰から立山、槍穂高、乗鞍の峰々が連なり、御嶽山をおいて中央アルプスにつながっている。稜線に出ると、やはり風があり、樹林帯の登りで書いた汗が一気に冷された。氷点下4度に10m/s程度の風があり、体感温度は氷点下10度程度、素手で写真を撮っていると痛くなってくる。
ここから強風で雪を飛ばされた稜線上のガレ場を登り、9:16に硫黄岳山頂に着いた。山頂からは、北アルプス、中央アルプス、南アルプスの南部の仙丈岳、甲斐駒ケ岳、北岳が見え、更に金峰山や奥秩父の峰々、また、天狗岳&蓼科山の後方には、妙高山&火打山、右に目を転じると、四阿山、草津白根山、浅間山、谷川岳、更に日光連山や赤城山と360度の絶景が拡がっていた。山頂は、風を遮るものが無く、都岳連のパーティーが続々と山頂に到達してきたため、9:23に下山を開始した。
赤岩の頭の下の南斜面まで降りて、小休止。陽だまりで風もなく、昼寝をしたくなるような陽気だった。その後赤岳鉱泉にて小休止、ここでアイゼンを外した。しかし、これが失敗だった。
北沢堰堤までは、ツボ足の方が楽に下れたが、その先のアイスリンクの氷で痛いしっぺ返しを食らってしまった。登山路の氷をを避けながら路肩に残っていた雪の部分を選んで下ったが、全面結氷の箇所ですってんころりん!!それでも懲りずに慎重に下ってみたが、またツルリン。そこで10本爪アイゼンではなく、チェーンの軽アイゼンをつけてみたが、氷に対しては不十分だった。やはり、氷に突き刺さるアイゼンでないと、アイスリンクには歯が立たなかった。
なんとか、アイスリンク状態の区間を通過し、12:18に美濃戸山荘に到着した。今回の山行では、このアイスリンクの登山路の下りが一番きつかった。やはり、面倒くさがらずにアイゼンを脱着を素早く実施すべきだったというのが、今回の教訓だった!!
予想してましたが、雪は少なくちょっとがっかりですね。其の分氷結部分がやっかいになるので、もう春山に近いですね。この時期は気温もそんなに下がらず、入山しやすいですが、事故も一番多いです。アイゼンのこまめな脱着が面倒でも、ケガしないコツでしょう。やっぱりワンタッチアイゼンがほしくなりますよね。テカテカのアイスリンクにうっすら雪でもつけば最悪、ハイサヨウナラ!!です。
八ヶ岳ブルーですね。今冬、私は天気も心も八ヶ岳ブルーじゃないです。
ずっと、水曜日が悪天続き、この間の赤岳は久し振りにと思ったら、体調悪し!!う〜む MATUSANに晴れ晴れ光線送ってもらわなければwww。また、T先輩、TZ仙人、Aさんと秋の予定ですが大無間山に行きたいと思ってます。ご一緒できるといいですね。
mmakiraさん、コメントありがとうございます。
確かに、3月中旬にもかかわらず、もうすっかり春山の景色でした。山の積雪も少なく、登山路の雪が溶け、氷結して完璧なアイスリンク状態になっておりました。岩場の雪が氷結してなくて、良かったなというのが正直な感想です。
ただし、天候が良く、前回の赤岳に続き、360度の眺望を眺めることが出来、満足の山行でした。
秋の大無間山の計画、素敵ですね。それまでには、もっとトレーニングを積まないといけないようです。今後とも、よろしくお願いします。
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