八甲田山 〜秋の彩、てんこ盛りで心も満腹!〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 701m
- 下り
- 714m
コースタイム
ー16:22公共駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
12時前の時点で酸ケ湯温泉手前の路肩から、公共駐車場(無料)までびっしり車で埋まってました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大岳登山口から地獄湯ノ沢手前までの展望のない樹林帯を登ります。 ここの泥濘は、飛越トンネルから黒部五郎へ向う道を彷彿させる悪路です。 用意周到な登山者はゲイターを装着してました。 靴やズボンはドロドロです。 すれ違いも大変な状況で、混雑時は大渋滞したことでしょう。 展望が開けてからは、快適で、地獄湯ノ沢を渡り、沢の上流へ進みます。 次は湿原の中を左手に大岳、正面に小岳を見ながら、平坦な道や木道を歩きます。 小岳分岐を過ぎ、大岳まで最後の登りが待ちうけます。 急登かと思いきや、富士山のような火山礫のよく整備された道で、思いの外、楽に上がれます。 山頂からの下りは、泥濘もわずかで、紅葉の絶景を眺めながら、木道を中心に気持ち良く歩けます。 ただ、ピーク時には狭い木道は写真撮影で足止めを食らうこともあり、大渋滞だったと思われます。 遅い出発が、結果として、渋滞を避けられ、雑誌で見たとおりの紅葉を十分堪能できました。 |
写真
感想
岩木山http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-140701.html
はカミサンの頑張りもあって、予定通りサクッとを終え、8合目駐車場から約1時間半かけて、酸ケ湯温泉先の公共駐車場に12時少し前に到着しました。
いよいよ、待ちに待った八甲田山の紅葉ハイキングです。
大岳登山口から、反時計回りで酸ケ湯温泉へ周回するコースです。
胸を躍らせ、いざスタートしたのはいいのですが、いきなり泥濘の悪路が行く手を阻みます。
カミサンは初の泥濘地獄に戦意喪失。
確かに、黒部五郎岳へ向った時の神岡新道の泥濘を彷彿させる悪路でした。
途中、待てども、カミサンは一向に現れません。
ようやく、うなだれてやってきたので、話を聞くと、足元を気にするあまり、視野が狭くなり、張り出した木の幹に頭をいやというほどぶつけたそうです。
話しながら泣きべそをかいているのには、思わず笑っちゃいました。
いや、笑っている場合じゃありません。
これで、早く周回できたら酸ケ湯温泉に入るという構想は、この時点ではかない夢に終りました。
下山してくる方に聞いてみると、あと30分は泥濘地獄が続くと聞いて茫然。
カミサンは戻るも地獄のため、引き返すのもままなりません。
紅葉の絶景をニンジンにして、何とかカミサンを鼓舞しながら泥濘を乗り切らせました。
展望が開けてからは、傷んだ頭と心は目にも鮮やかな紅葉に癒されたようで、助かりました。
山頂では、記念の1枚を撮って、一番楽しみな毛無岱へ向け、そそくさと下山します。
そして、上毛無岱に着くと、紅葉の美しい風景にうっとりしますが、これはまだ、序章に過ぎませんでした。
上毛無岱と下毛無岱を結ぶ木の階段を下り始めると、すぐに、まばゆいばかりの黄色に染まった葉が目に飛び込んできます。
さらに下ると、岳人別冊『秋山』で見た写真と同じ紅葉の絶景に圧倒されます。
心酔いしれるのも、束の間、登山者が下ってくるので、私たちだけが、そこで踏ん張っているわけにもいかず、何枚か撮影した後、後ろ髪ひかれながら下ります。
階段を下りきって、木道を進み、振り返ると、秋の彩が、てんこ盛りになっていて、心も満腹になりました。
撮った写真を見てみると、いつも通り、三脚も立てずにただ、パチリと撮っただけなので、プロの写真のようにはいきませんでしたが、
『秋山』の写真のような絶景がしっかり心に焼きつけられました。
八甲田山の紅葉の最盛期にめぐり合うことは、もうないかもしれません。
貴重な連休が晴天と紅葉に恵まれ、ホント遠くまで来た甲斐がありました。
幸せいっぱいの気分です。
とりわけ、途中で心が折れたにもかかわらず、あきらめなかったカミサンは、正に感涙ものだったようです。
酸ケ湯温泉到着は16時20分を過ぎていたので、温泉に浸かることは見送ることにしました(泣)
でも、泊まった宿の温泉もなかなかのもので、カミサンとふたり、充実した山行を振り返って、至福の一杯をいただきました。
蛇足ですが、翌日は、朝食前にレンタサイクルで、奥入瀬渓谷を散策しました。
紅葉にはまだ早かったようですが、サイクリングは、人も車も少ない時間帯であったこともあり、存分に奥入瀬渓谷を楽しめました。
宿に戻り、朝食をいただき、自宅へそのまま帰ることにしました。
早池峰山か蔵王へでもという、色気は、渋滞に怖れをなしたこともあり、おとなしく見送ることにしました。
>途中で心が折れたにもかかわらず、あきらめなかったカミサンは、正に感涙ものだったようです。
これが見たかったから頑張りました!
って感じですよね〜。
よ〜く頑張りました!
天気にも恵まれましたね!お疲れさました!
こんにちは、satoyamaさん。
東北遠征お疲れ様でした。
紅葉も見頃で最高の遠征になりましたね
木道階段の上部から見下ろした湿原は圧巻だった事でしょう
近い場所ならまた行きたいんですがね・・・
奥入瀬サイクリングもナイスプランでしたね
青森遠征お疲れ様でした!
>神岡新道の泥濘を彷彿させる悪路。
恐ろしい!
あそこはちょっとトラウマです
>カミサンを鼓舞しながら泥濘を乗り切らせました。
このくだり〜かなりウケマシタ!!
なんか想像つきます
そんな場面多いですね
いろんな意味でお疲れ様でした!! fall
Ulmatsuさん、こんばんは。
今夏の日曜日は晴天がほとんどなく、展望のない山行が続いてました
秋になって、ようやく天気も安定してきたようで、貴重な連休が好天に恵まれ、大満足です
きれいな紅葉に酔いしれました。
そして、宿でも酔いしれました
kuniyanさん、こんばんは。
酸ケ湯温泉に浸かれなかったことだけが、心残りですが、あとは、好天の紅葉を堪能でき、
翌日は奥入瀬サイクリングで十分でした
温泉宿も最高でした
ホント、近ければ、また行きたいですね
渋滞を避けるには、早出か遅出ですね
fallさん、こんばんは。
神岡新道を経験してたので、私はどうってことなかったですが、カミサンは初泥濘に凹んでました
ヘッデンつけての泥濘は、心折れますが、今回はよく見えたので、ペースは遅くなるだけで、
泣きが入るほどではないと思うのですが
私は神岡新道を経験したのが、よかったのかな
satoyamaさん、こんばんは。
一足先に紅葉狩り、いいですね
写真もきれいに撮れていて、特に何気の1枚は作品のようです
登山道に、倒木ゴツンは自分が良くやること
結構痛いんですよね 北海道や、東北の方はそのまま残しておくパターンが多いですね
青森県お疲れ様でした
ilbonさん、こんにちは。
丁度、紅葉の見頃に行かれて、ラッキーでした
カミサンのダブルハントは、初でした。
でも、岩木山で最短コースで楽しちゃいましたから
写真はただ、押しているだけなので、何の策もありません
でも、景色がいいと奇跡の1枚がたまにはあるもんですね
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