紅葉はピーク! 安達太良山 〜くろがね小屋に泊まって
- GPS
- 25:38
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 544m
- 下り
- 944m
コースタイム
11日:くろがね小屋6:45 - 7:25勢至平 - 8:55奥岳登山口
天候 | 10日:晴れ 11日:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・あだたらエクスプレス(ゴンドラ) 片道 900円 往復 1,600円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト: ゴンドラ終点駅にあり (奥岳登山口は未確認) ■道の状況: 全般に緩やかな傾斜の登山道でよく整備されており特に危険箇所はないが、安達太良山から鉄山への稜線は強風が吹き天候の悪い時は要注意。 ■入浴: 周囲に温泉は多いが、震災後閉鎖している場所もある。今回は土湯温泉の観光案内で日帰り入浴可能な場所を教えて貰った。 |
写真
感想
前日の雨飾山(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-141289.html)を下山した後、北陸道・磐越道を走って福島へ。
くろがね小屋に一泊して安達太良山を楽しむ計画。
大混雑だった雨飾山とは一変して、朝6時にあだたら高原スキー場に着くと広い駐車場に車はまだ10台そこそこ。
7時を待ってゴンドラで薬師岳登山口まで上がる途中の山腹は赤や黄に色づき始めている。
登山口から暫く緩い勾配の木道を行くと、すぐに安達太良山の全容が樹林の隙間から見える場所があり、その山腹は濃い赤、黄、緑のパッチワークになっていて一気に気分が盛り上がる!
もっと広い場所で見たいと思い早足で前に進むがなかなか開けた場所に着かない。
仙女平への分岐でやっと周囲を見渡せる。前後の登山者が一様に歓声を上げてシャッターを切る。
これから向かう安達太良山の頂上への道も、見下ろす谷も、すべてが色づいている。
ここで初めて三脚を立てて撮影するが、この鮮やかな色彩を果たして再現できるのかと疑いながらシャッターを押す。
この後は至るところで撮影しながらゆっくりと山頂へ。
山頂を下り、鉄山に向かう稜線を歩くと強烈な風が横から煽る。
寒いのでレインウェアを着て馬ノ背近辺まで行くと沼ノ平の火口原が見えるようになる。
一面灰色の何とも薄気味の悪い景色。
馬ノ背から鉄山方面はさらに強い風になり躊躇うが、何人か先行者が見えるので進むことにする。
右側には黄色く色づいた斜面の底に今日泊まるくろがね小屋の屋根が見えている。
強い風に飛ばされそうになりながら稜線を辿り、一旦裏に回り込んでから鉄山の頂上に達する。
頂上からは歩いて来た安達太良山に続く稜線が望め、また右には磐梯山の影も薄らと浮かんでいる。
もと来た道を馬ノ背まで戻り、くろがね小屋への道を下りる。
峰の辻で休憩して簡単に昼食を摂り、すぐまた下り始める。
この辺りからは浅い谷を挟んで安達太良山頂へ続く斜面が見えるようになり、ハイマツの緑の中に赤い紅葉が点々とする様子が特徴的で美しい。
ここでも邪魔にならないように三脚を立てて少し時間をかけて撮影する。
ここを過ぎると、今度は左手に黄色く染まった鉄山の岸壁が小屋に着くまでずっと迫って見える。
あまりに鮮やかな黄色に、どう変化を付けて撮影すれば良いだろうかと悩むほど。
小屋にはお昼前に着いてしまったが、受付は1時からというのでビールを飲みながら眼前の大岸壁の景色を眺めて待つ。
小屋では3名と同室だったが、3人とも千葉県からでそのうち二人は偶然知り合いということもあり、意気投合して食前食後に楽しく呑む。(「櫻守」ごちそうさまでした)
くろがね小屋は泉源が傍にあって、かけ流しの温泉を目当てに泊まる人も多いのだが、それほど興味はなかった。
しかし偶々誰も入浴していない時間があってせっかくだからと入ってみるとこれが良かった。
やや緑がかった白濁泉は温度もやや高めでちょうど良く、硫黄臭も微かにあってとても気分が解れる。
爽快な名湯だった。
翌朝は雨が降りそうな生憎の天気。残念に思いながら同室の4人で下山する。
しかし少し湿った感じの紅葉は意外と雰囲気があり、色彩も洗われたように透明感があって魅力的だった。
最後の部分は沢に沿った遊歩道を歩いたがここもとても良かった。
9月末の立山から尾瀬、雨飾ときて、やっと安達太良で今年最高の紅葉に出会うことができた。
神奈川-静岡-山梨-長野-新潟-福島-栃木-埼玉-東京-神奈川と今回連休中に走った距離は1,100km。
何とか最後に報われる結果となって良かった。
※ Tadが所属する「山岳写真ASA」のHPはこちら ---> http://www.ifnet.or.jp/~asa.p/
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