記録ID: 141838
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無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス
長野県 飯田市 夏焼山&旧大平宿(二か月遅れのレポです [[sweat]])先人のパワーみなぎる、なつかしき日本の生活
2011年10月08日(土) [日帰り]
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- GPS
- 01:25
- 距離
- 1.4km
- 登り
- 148m
- 下り
- 148m
コースタイム
大平峠登山口‐夏焼山山頂‐大平峠登山口
天候 | 晴れ時々曇り、夜快晴のち深夜に地震!! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中野市内‐飯田市内‐旧大平宿‐大平峠登山口 〔復路〕 登山口‐旧大平宿‐八丁屋 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〔飯田市内〕 新旧市街地が入り組んで迷いやすいです。一通などが有り行きたくても行けない場合が多々有りますので、ナビの他に街中でルートファイティングをする必要が有るかも A(^_^;; 〔飯田市内〜旧大平村〕 市街地を抜け山道へ入ると1.5車線の道となります。コーナーや登り勾配もきつい所が有り、時には1車線程度の幅ともなると対向車とのすれ違いにちょっと機を使う場面が出て来ます。特にブラインドカーブは全てにカーブミラーが有るのではなく、不意の対向車の出現による事故に注意が必要です。対向車は下りで意外とスピード出して来ますので、停止出来る距離が長くなります。その点を考えてコーナーワークをお願い致します。私も一回ヒヤッとさせられました。道は全舗装となっていてコーナー毎に地名の立て札や石仏などが有り、街道の趣が感じられます。(余所見は禁物ですよ) 峠に向かう時は1時間+αを考えてくださいね。 〔登山口〜山頂〕 登山口には登山ポストは有りません。 道を挟んで反対側に和式(=非水洗)男女兼用&男子用小付きトイレが有ります。 登山口には水場が有ります。 駐車スペースと東屋が有りますので食事や休憩にも利用は出来ますね。今回は兀山へ登った方々がお昼ご飯を頂いていました。 さぁ登りましょう、斜度のきつい登り始めのスリップや踏み外しに注意です。その後しばらく緩やかなアップダウンのある幅50冂度の登山道を歩きます。右手が斜度30〜40度程度の斜面となっていますので、不意のつまずきや踏み外しによる転落に注意が必要です。 約10〜15分程で急な直登となりきついです。無理せずゆっくりと15〜20分程登れば乗越風の辻にでます。確か4差路で右は旧大平宿方面への登山口へ、直進はキャンプ場へ下りる道、そして右へ曲がれば夏焼山山頂となります。目印は道標とクマよけの単管で作った鐘です。 ここからは気の根によるスリップとつまずきに注意して歩けば、特に危険な・・・もとい、熊も注意しながら歩けば大きな危険は無いと思われます。 この時期山頂では「スズメバチ」よりちょっと小さなハチが飛んでいて、結構人なつこいのであわてず対処(=じっと)する事が必要です。 下山はピストンで先ほどの急登を下りますので、店頭滑落に注意が必要です。 〔旧大平宿〕 旧大平宿の利用は飯田市内に有ります管理をしている団体へ事前に申し込み鍵を借りに行く必要が有ります。 <利用案内のHPリンク先> 宿場は入口より車止となりますので、荷物は入口に設置してあるリアカー(荷車)を利用して運びます。リアカーがない場合は誰かが利用をしていますので、宿場を歩いて利用者を見つけて相談します。宿場道は当時の面影を残していますので、歩く際やリアカーを引く際に道の段差や溝岩や石につまずかない様に注意が必要です。宿場は水道・電気は来ていますがガスはなく冷暖房器具も有りません。すべては薪を利用しての調理や暖を取る事になりますので、事前に薪の準備か有料にて薪を頼む必要が有ります。リフォーム済のお風呂でバスタブとなっていますが薪風呂となります。トイレもリフォーム済ですが和式(=非水洗)となります。トイレットペーパーは備えが有りましたが、しけていていまいちなので、準備をする事をお勧めします。調理はシンクが準備してありますが、煮炊きお風呂をも含め薪を使用したかまどなので。扱いや利用方法を事前に調べて使用する方が戸惑いがなく良いと思います。先ず薪に火をつけられる事が必要となりますね。昔この様な生活をした経験者がいると大変心強いです。 今回は江戸後期に建てられた八丁屋を利用しましたが、到着後先ずはすす綿ホコリ(すすわたり=まっくろくろすけ)と土壁から落ちた土ホコリの掃除から始めます。しばらく利用がないと湿気がたまっていますので、木製の雨戸を壊さない様に開けて、新鮮な空気を入れて換気を行います。備え付けのほうきや雑巾で清掃を行い綺麗にします。同時に囲炉裏の薪に火を入れ煙を出して家の中をいぶします。このようにする事で害虫を退治し建物を防腐から守るとの事で、利用すると同時に建物の保存に貢献をします。囲炉裏は薪のがはじけた際火の粉が飛びますので、服やシラフへの移り火に注意が必要です。 囲炉裏で薪を使用するとかなり煙たくなりますので、煙に弱い人はマスクなどの対応が必要になるかもしれません。 寝具は基本的にありませんので持参となります。私たちは山用品のマットとシラフ(寝袋)を使用しました。また湿気たマットレスが3枚有りますので、天日で乾かして利用をしました。トイレとお風呂・台所は換気扇が有りませんので窓を適切に開けて換気を行いますが、利用後は外からの雨風が入らない様に閉めるか隙間を最小にする必要が有りますね。利用後の事を考えて、ちょっとした事ですが気を使う必要が有ります。 さぁ、準備が整えば火事に気を付けて夕食(宴会)等を楽しみます。 火の気が無くなった部屋は急速に寒さが身にしみてきますので、温かくして休みをとるか囲炉裏番を決めて薪を燃やし続ける必要が有ります。それだけ風通しが良い状況という事になります。利用後はやはり清掃片づけを行いゴミは持ち帰ります。電源ブレーカーの落としと鍵をかける事を忘れずに宿場を後にします。 |
写真
感想
夏焼山はちょっとしたハイキングコースですが急登がかなりきついですね。眺めはほぼ360°展望が効きますが、どれがどの山かが判らず少し残念でした。で、今回は旧大平宿場にお泊りするのがとても楽しみでした。期待通りの雰囲気と囲炉裏を囲んで食事をする楽しみは格別でした。また、薪のお風呂と飯炊きは大変でしたが、お風呂は大変よく温まり、ご飯はお焦げが香ばしくちょっと固めでしたが、美味しくたきあがりました。
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コメント
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kintakunteさん、お久しぶりです。
大平宿、泊まれると聞いていましたが
中を見るのはお初です。
なかなか面白そうですね。
準備が大変そうですが、大勢で行けば
それも楽しそうです。
サク姉さん、コメント有難うございます。この大平宿ですが季節を選べば大変楽しく過ごせそうですね。準備はちょっと係りますが、その分の楽しみはひとしおでしたよ。
特にグループでの宿泊には持って来いです。
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