金ヶ崎駒ヶ岳:夏油三山の一つを残雪期ハイク
- GPS
- 04:48
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 727m
- 下り
- 730m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はなし。下部は雨などでトレースがかなり消えている。ピンクテープや赤のサインを参考に。頂上近くは数センチの新雪でトレースは埋っていた。 雪の状態に応じてアイゼン、ワカンを持参したが、適度の雪質だったので、全行程ツボ足。 |
写真
感想
今週末は全般的には天気が悪い。土曜の午前中のみまあまあらしいので、朝早く出て、短行程の雪が豊富な山はどうかな。前から気になっていた金ヶ崎駒ヶ岳に行ってみることにした。3月31日のytk340さんのレコを参考にしました。有難うございます。
出発時点では仙台では星が見えていた。夜が明けると晴なのだが、上空に薄い雲が架かり始めている。でも、午前中は持つだろう。山にガスが架からずに、高曇り程度で眺望が得られると良いのだが。登山口のうがい清水まで車で入れるかなと期待していたのだが、駒ヶ岳登山口の標識から3劼遼匸貊点で通行止めだった。通行止の向こうに大きな除雪車が停めてある。6時で一番乗りだったので、どう停めようかと考えたが、通行止前の少し広くなっている所は方向転換に必要だと思われるので、方向転換して、柵側の路肩に駐車した。ここから歩くことになるが、除雪はうがい清水まで終了している。でも、うがい清水周辺の駐車スペースの除雪はまだだし、途中のすれ違いスペースも除雪されていない。道路は除雪されているが、雪壁は最高1m程度、朝は凍結していて滑って歩きにくい。一部雪壁上の雪の上を歩いた。それでも30分ほどで、うがい清水登山口に到着。
登山口からは、直ぐに樹林帯の雪上を歩くことになる。トレースはかなり消えており、時々雪解けで藪も出ているので、夏道を探しながら進む。ピンクテープや木の赤印が役に立つ。しばらくは緩い傾斜の登りが続く。700mを超えると徐々に急になってくるが、そこを登ると一時平坦になる。この辺りも一部夏道が出ている。800m辺りからの急登の前に一度休憩。そこから50m程登ると尾根上となり、右に雪庇のある雪堤上を登る。雪庇は大きなクラックが入っている。そこを過ぎて少し登ると、眺望が開け、下賽の河原に着く。下賽の河原からは栗駒山や早池峰山も見える。経塚山は迫力があり、駒ヶ岳も奥宮が見えるほど近く見える。下賽の河原から上賽の河原の間は気持ちの良い雪原の登りである。この辺りから最近少し雪が積もったようで、雪が残雪という感じではなく、真っ白できれいだが、以前のトレースも埋っているようになる。でも今日のカモシカの足跡が山頂に向かって続いている。そこを行くのも気持ちが良い。山頂直下は短いが雪面のかなりの急登である。雪の状態はキックステップで登れる程度である。右に山頂の大きな雪庇を見ながら、奥宮を目指して斜面をトラバースしながら登り、駒ヶ岳山頂に到着した。
山頂では雲が多くなって暗くなってきたが、今日の眺望は期待どおりだった。遠くは栗駒山や早池峰山、岩手山から秋田駒ケ岳、和賀山塊まできれいに見える。経塚山から焼石岳、牛形山など存在感のある山々が間近に見える。此処から経塚山までは、現状では雪庇や若干の雪の崩壊はあるが、雪は続いている。行ってみたい気はするが今日は無理かな。山頂近くでは風が強く、気温も手袋を外すとかじかんでくるので、−2〜3℃だろう。かなり寒い。
山頂からの下りは、雪の状態が適度なので、ツボ足で気持ちよく下ることができる。一応、アイゼン、ワカンを持参したが、使用しなかった。下賽の河原辺りまで下ると、風もなく、時々陽が当ったりして寒くはなくなる。今日出会った方は山頂で後から1名、下りで2名だった。今日は短時間ではあったが、天候もまあまあで眺望も得られ、良い雪山ハイクだった。
コメント
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kyenさん
はじめまして(kyenさんのレコはいつも拝見してます )
金ヶ崎駒ヶ岳のレコがあると思って開いてみたら、
私のハンドルネームがあってビックリ。
いくらかでも参考になれば幸いです。
私が登ってから2週間経って、もう少し先まで
クルマで行けるかと思っいましたが残念でしたね。
写真を拝見すると、大分除雪は進んだ感じなので
今週末は登山口まで行けそうな雰囲気ですね。
貴重な情報を頂きました
私はあいにく14日は仕事が入っていて出かけられなかったので、
北上界隈から金駒や経塚山を眺めていました。
ぜひ、晴天を狙ってまたお越しください。
ytkさん、始めまして。コメント有難うございます。
駒ケ岳は初めてなので、2週間前のレコ、たいへん参考になりました。今年は雪が多かったものの、3月が暖かかったので、急に雪融けが進みましたね。でも、この周辺は雪が多く、楽しめました。うがい清水までの除雪は連休前を目指している感じです。
このところ、岩手南部の山にも興味があって、足を伸ばしています。良い山がたくさんありますね。今年の冬は、東根山と金ヶ崎駒ヶ岳でした。もう少し雪融けが進んだら、西和賀の沢尻岳〜大荒沢岳あたりにも行きたいと思っています。
こんばんは♬ 素晴らしい景色ですね。
気になっている場所の情報、ありがとうございます。
うがい清水まで除雪されてから、雪づたいに経塚まで行ける期間は長くて2週間位でしょうか? ここ数年気になっているものの、週末の天気や雪の状態で、見送ってばかりです。経塚の前にまずは、金ヶ崎駒ヶ岳山頂を、GWにでも目指してみようかと思います。 ヽ(^。^)ノ
minkさん、こんばんは。コメント有難うございます。
駒ヶ岳から経塚山への稜線の雪はGWまででしょうか。毎年GWの頃の記録が出ていますが、年によっては、かなり藪が出ていることもあるようです。雪の状況次第ですね。
むしろ、林道歩きが往復1時間加わったとしても、うがい清水まで開通する前の方が、雪の状態は良いかもしれません。駒ヶ岳から経塚山まで、往復4時間程度でしょうから、9時過ぎに駒ヶ岳山頂だったこの日も可能だったとは思いますが、天候の悪化が確かだし、踏み出す勇気はありませんでした。
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