ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1428338
全員に公開
雪山ハイキング
北陸

鍬崎山独標手前強風撤退

2018年04月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:14
距離
11.7km
登り
1,338m
下り
1,329m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1:14 あわすのスキー場駐車場
2:59 標高1229m地点
3:31 大品山東側稜線
3:40 鞍部
4:10 標高1429m地点
5:23 独標手前鎖場
6:50 鞍部
7:02 大品山東側稜線
7:17 標高1229m地点
8:25 あわすのスキー場駐車場
天候 晴のち曇(強風)
過去天気図(気象庁) 2018年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
あわすのスキー駐車場を利用
コース状況/
危険箇所等
・今年は雪の量が多く、大品山北面は標高1200m以上は大きな雪面が広がる。
・鍬崎山の常願寺川側(左手)は雪庇と雪割れがあるので注意。
・独標手前の鎖場は雪が中途半端に付いていて不安定。
 今年は雪が多かった影響でまだ残雪が豊富。岩は出ているが鎖は一部が見えているがまだ雪に埋まり使えない。
 強行突破は時間と体力を要する。下りも登りと同じ要領となると思う。 
 自分は左手の不安定な雪を避けては、右手の岩場と木を利用して登り上げる。
 出来れば鎖がすべて雪から出てからの時期がいいと思う。
 (この日は低気圧接近による温度上昇懸念と強風のため、鎖場で撤収)
あわすのスキー場のゲレンデを進む。雪あり。少し固い雪だ。
2018年04月14日 01:23撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 1:23
あわすのスキー場のゲレンデを進む。雪あり。少し固い雪だ。
百間滑の遊歩道の最上部を左へ。
2018年04月14日 01:29撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 1:29
百間滑の遊歩道の最上部を左へ。
リフト降り場を過ぎて夏道へ出る。また土の道。
2018年04月14日 01:49撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 1:49
リフト降り場を過ぎて夏道へ出る。また土の道。
導水管の辺りは所々雪だ。
2018年04月14日 01:57撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 1:57
導水管の辺りは所々雪だ。
導水管の上を渡る。ここで休憩。
2018年04月14日 01:57撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 1:57
導水管の上を渡る。ここで休憩。
雪が固いのでチェーンスパイクを付ける。手間がかからない。
2018年04月14日 02:09撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 2:09
雪が固いのでチェーンスパイクを付ける。手間がかからない。
快適に標高を上げる。
2018年04月14日 02:09撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 2:09
快適に標高を上げる。
靴跡が多く、迷う心配はない。
2018年04月14日 02:16撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 2:16
靴跡が多く、迷う心配はない。
貯水池から痩せ尾根取り付きは左手へ。
2018年04月14日 02:28撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 2:28
貯水池から痩せ尾根取り付きは左手へ。
痩せ尾根は激坂、雪なし。
2018年04月14日 02:31撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 2:31
痩せ尾根は激坂、雪なし。
標高1200m位まで厳しい登りが続く。
2018年04月14日 02:43撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 2:43
標高1200m位まで厳しい登りが続く。
富山市の光。
2018年04月14日 02:45撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/14 2:45
富山市の光。
雪が繋がり、ブナ林が続く。
2018年04月14日 02:54撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/14 2:54
雪が繋がり、ブナ林が続く。
闇夜だが時間は気にならない。
2018年04月14日 03:06撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 3:06
闇夜だが時間は気にならない。
大品山山頂の東側に登り上げ。本当の山頂は西側にある。
2018年04月14日 03:29撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 3:29
大品山山頂の東側に登り上げ。本当の山頂は西側にある。
大品山から下る途中の赤マーク。
2018年04月14日 03:33撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 3:33
大品山から下る途中の赤マーク。
鍬崎山と大品山鞍部の雪庇。
2018年04月14日 03:41撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 3:41
鍬崎山と大品山鞍部の雪庇。
アイゼンを付ける。
2018年04月14日 03:58撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 3:58
アイゼンを付ける。
夏道が出ている。左の雪割れ地帯は注意。
2018年04月14日 04:15撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 4:15
夏道が出ている。左の雪割れ地帯は注意。
いつもの道標。ここで休憩。
2018年04月14日 04:20撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 4:20
いつもの道標。ここで休憩。
ようやく明るくなってきた。最初の一枚。
2018年04月14日 05:01撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/14 5:01
ようやく明るくなってきた。最初の一枚。
坂が急になってきた。
2018年04月14日 05:04撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 5:04
坂が急になってきた。
右手の夏道を進む。左手は雪割れがあり注意。
2018年04月14日 05:06撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 5:06
右手の夏道を進む。左手は雪割れがあり注意。
中央上の大きな木の上が急勾配で苦戦。
2018年04月14日 05:08撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 5:08
中央上の大きな木の上が急勾配で苦戦。
ピックを差してアイゼンで足場確保してまたピックを差す。この繰り返し。
2018年04月14日 05:14撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/14 5:14
ピックを差してアイゼンで足場確保してまたピックを差す。この繰り返し。
立山連峰遠望。
2018年04月14日 05:17撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/14 5:17
立山連峰遠望。
大日連峰。
2018年04月14日 05:17撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/14 5:17
大日連峰。
ようやく鍬崎山キャッチ。
2018年04月14日 05:17撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/14 5:17
ようやく鍬崎山キャッチ。
大辻山、美女平、登ってきた尾根。
2018年04月14日 05:18撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/14 5:18
大辻山、美女平、登ってきた尾根。
鍬崎山を少しズーム。
2018年04月14日 05:18撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 5:18
鍬崎山を少しズーム。
登ってきた尾根と大辻山
2018年04月14日 05:18撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 5:18
登ってきた尾根と大辻山
いよいよ核心部。ここは右の枝を握りながら登り上げる。
2018年04月14日 05:23撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 5:23
いよいよ核心部。ここは右の枝を握りながら登り上げる。
真ん中の岩をアイゼンの爪を引っ掛けて右の枝を握って上体を上げる。ピッケルは脇差。鎖は雪で使えない。真ん中の雪はブリッジになっている。
2018年04月14日 05:28撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/14 5:28
真ん中の岩をアイゼンの爪を引っ掛けて右の枝を握って上体を上げる。ピッケルは脇差。鎖は雪で使えない。真ん中の雪はブリッジになっている。
鎖場を抜け、上部の独標を捕らえた。
2018年04月14日 05:32撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/14 5:32
鎖場を抜け、上部の独標を捕らえた。
さらば 鍬崎山
2018年04月14日 05:32撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/14 5:32
さらば 鍬崎山
下りも枝がアイゼンに引っかかり厄介だった。
2018年04月14日 05:33撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 5:33
下りも枝がアイゼンに引っかかり厄介だった。
下から鎖を見上げる。鎖は少し掘り起こした。
2018年04月14日 05:37撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/14 5:37
下から鎖を見上げる。鎖は少し掘り起こした。
鎖場下の樹木。ここと雪面の間を通過。
2018年04月14日 05:43撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 5:43
鎖場下の樹木。ここと雪面の間を通過。
鍬崎山を眺める。
2018年04月14日 05:43撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 5:43
鍬崎山を眺める。
立山、弥陀ヶ原。
2018年04月14日 05:49撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 5:49
立山、弥陀ヶ原。
大辻山遠望。
2018年04月14日 05:49撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 5:49
大辻山遠望。
立山右手から朝日が差し込む。
2018年04月14日 05:50撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/14 5:50
立山右手から朝日が差し込む。
稜線を振り返る。
2018年04月14日 06:01撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 6:01
稜線を振り返る。
立山連峰。
2018年04月14日 06:03撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/14 6:03
立山連峰。
弥陀ヶ原、室堂山など
2018年04月14日 06:03撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/14 6:03
弥陀ヶ原、室堂山など
大日岳、奥大日岳
2018年04月14日 06:04撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/14 6:04
大日岳、奥大日岳
2018年04月14日 06:14撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 6:14
標高1500mの斜面からの立山。
2018年04月14日 06:14撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 6:14
標高1500mの斜面からの立山。
標高1500mの広い斜面。ちょっと急です。
2018年04月14日 06:17撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 6:17
標高1500mの広い斜面。ちょっと急です。
道標のある地点。いつもここで休息。
2018年04月14日 06:26撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 6:26
道標のある地点。いつもここで休息。
強風。大品山周辺が一番うるさい。
2018年04月14日 06:49撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 6:49
強風。大品山周辺が一番うるさい。
毛勝三山。
2018年04月14日 07:02撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/14 7:02
毛勝三山。
剱御前方面。
2018年04月14日 07:03撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/14 7:03
剱御前方面。
大品山から下ります。
2018年04月14日 07:05撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 7:05
大品山から下ります。
急勾配が続く。
2018年04月14日 07:28撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 7:28
急勾配が続く。
痩せ尾根から貯水池を眺める。
2018年04月14日 07:35撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 7:35
痩せ尾根から貯水池を眺める。
貯水池のダム。
2018年04月14日 07:39撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 7:39
貯水池のダム。
導水管を渡る。
2018年04月14日 07:57撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 7:57
導水管を渡る。
粟巣野集落方向。
2018年04月14日 07:57撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 7:57
粟巣野集落方向。
導水管を改めて撮影・
2018年04月14日 07:58撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 7:58
導水管を改めて撮影・
スキー場上部から粟巣野集落を眺める。
2018年04月14日 08:06撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 8:06
スキー場上部から粟巣野集落を眺める。
百間滑の道と合流。
2018年04月14日 08:12撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/14 8:12
百間滑の道と合流。
ミッション終了。
2018年04月14日 08:23撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/14 8:23
ミッション終了。
撮影機器:

感想

この日は午後から大荒れの天気予報。
気温上昇の可能性もあったので夜行登山とする。
無理はしないで強風が吹きだす兆候があれば撤収と決めて臨む。

午前0時過ぎに自宅を出てあわすのスキー場に午前1時過ぎに到着。
仕度を済ませて出発。雲一つなく多くの星が輝いていた。
あわすのスキー場のゲレンデの西側を詰める。途切れ途切れで雪がある。
この日は月がないので暗い。
1:45 上部のリフト降り場を過ぎる。
雪道となるが導水管手前では夏道が出ている。
1:57 導水管を渡ったところで小休止。
ここから雪が連続するようになる。
柔らかくない所がありチェースパイクを装着するとズレが無くなる。
沈み込みや踏み抜きはほとんどなし。
導水管の坂を過ぎるとフラットになり雪が連続するようになる。
やがて貯水池に至りここから細尾根に取り掛かる。
数日前の足跡があり、暗闇だが支障なし。
先行者の取り付きは夏道よりも左手の東側の雪面から上がっていた。
足跡やトレースを追うといろいろなルートを学べるので勉強になる。
すぐに夏道の細尾根と合流。完全に雪はなく乾いた道の急坂。
ここから標高1200mまで本格的な登りで一汗かく。
標高1200mを超えると雪が再びつながり、そこから上は雪の世界であった。
標高1293m地点を過ぎると勾配が緩やかとなりブナ林が続く。
闇夜の広大なブナ林は異世界のようだ。
先行者の足跡とGPSで大品山へ向かう。大品山へ直線的に登ると坂がきついところが一か所ある。
先行者は東へ回り込んでいたが、そのまま進む。
急な坂もあり、チェーンスパイクを付けていて助かった。
3:30過ぎ、やがて大品山東側の稜線に出る。南風が強い。
西側の山頂方向に広大なブナ林が広がるが進路を南東へ。
鍬崎山の方向を確認して、鞍部まで下る。
常願寺川方向には雪庇が発達して要注意。
鞍部から登り返し。ここで、ストックとチェーンスパイクをデポ。
アイゼンとピッケルに装備変更。
左側の谷と雪庇を意識しながら、なるべく右側を登る。
標高1429m地点を過ぎ、4:21 道標と大きな立山杉がある標高1440m地点で小休止。
あれだけ強かった南風が弱くなる。どうも山影にはいったようだ。

緩やかな稜線を登る。
4:45 標高1500mを超えると、本格的な登りとなる。
アイゼン走行で確実に高度を稼ぐ。
方向転換しながら進むがなかなかきつい動作を要求される。
普段使わない筋肉なのですぐに疲れが出る。
4:58 標高1600mを超えると勾配が緩む。
東の空が明るくなるが、雲が出てきた。
5:00を過ぎると写真が撮れる程度に明るくなる。
独標へ続く稜線
東に立山連峰、大日連山を拝むことができる。
遠目には、毛勝三山、僧ヶ岳も眺められる。
5:08 標高1650mを超える。独標に至る核心部が始まる。
あまり左側に寄ると雪が割れているので、所々出ている夏道を上がる。
雪の量が多いようで、遠目では鎖場は雪が覆っているようだ。
鎖場手前の大きなダケカンバの木の辺りは雪の段差ができていて壁のようだ。
ツリーホールに入り込み、ストックのピックを叩き込んで、アイゼンで足場を確保して一気に登り上げる。全身運動。
そこを超えるといよいよ核心部の鎖場。
鎖場手前も急勾配の雪面。たぶん、雨で大量の雪が融けて雪のステップが形成されたのだろう。
狭い尾根の左半分は雪の壁、右手は岩と細い枝が繁茂した木々の集団。
雪面を登り上げるか、障害が多い木々の部分を攻めるか。
単独なのでリスクのある雪面は回避、樹木の方を選ぶ。
ピッケルは不要なので脇に差し、枝を掴んでアイゼンで足場を確保しながら格闘して突破。ここは、かなり体力を使う。
いよいよ核心の鎖場。ここは左手がやはり雪面が繋がっている。右手は岩場と細い枝が密集。その上は低いが雪の壁という構成。
鎖は出ている所が少し見えるものの、ほとんど雪の中。
左手はひび割れた雪の急坂、右手も土が見えて所々雪が切れている。
どちらもトラバースは不可能。
最終的に鎖場も岩と木々の部分を登りあがる。
下の鎖のリングが出ていて握ることができたので、ピッケルを脇に差して、
左手でリングを握り、左足は岩の先端にアイゼンの爪を引っ掛ける。右手は木の枝で、何とか体重を乗せて乗り越える。クライミング状態。
次は、人一人分の雪の壁。ピックを指してアイゼンで足場を固めて、
何とか乗り上げる。ここも全身格闘技。
少し前から風が強まる。
独標まで少し痩せた尾根が続いてピークがすぐそこに見えていたが、
ここで撤収と決める。
頂上まで登り、下りで強風に煽られながら、鎖場で格闘するのは避けたい。
5:23 下山開始。
下りも登りの動作の反復だったが、アイゼンの爪が木々に引っかかり難儀した。
この鎖場はすべてが雪に埋まった状態か鎖が完全に見えている時に通過した方が良い。
雪が中途半端に積もっていては不安定だ。雪の多い年は特に注意が必要だろう。
標高1600mまで登りの動作の反復で下る。特に考えるよりも思い出しながら逆の操作を行うだけ。
標高1500mの広い急坂は、緩い部分を探しながら下る。
大品山の鞍部でストックを回収。アイゼンからチェーンスパイクに交換。
南風がやたら強い。
強風の中の登り返しは体力を奪う。
7:0過ぎに大品山手前を右に巻いて粟巣野へ向かう。
大品山から下ると、急に風が無くなっ
後は足跡を追いながら自動運転。

痩せ尾根で山スキー1名とすれ違う。

淡々と下りをこなして、下山する。
8:25 登山終了。
久しぶりに膝と筋肉にかなりの負荷となる。
明日は筋肉痛になるだろうと思いながら帰路に就く。
帰ってから、タイヤ交換、家事、新入社員歓迎会と、
一日を二倍以上楽しめた。

食料)
ホットコーヒー 約200cc
ポカリスエット 約100
焼きそばパン 1個
コロッケ玉子パン 1個
スモークチキン 1個
ゼリー 3個

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:636人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら