木曾御嶽山(飛騨頂上-継子岳)【最高の残雪登山!雷鳥と三ノ池の目覚め】
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- GPS
- 07:51
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 1,179m
- 下り
- 1,171m
コースタイム
- 山行
- 6:47
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 7:51
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
▽濁河温泉登山口(小坂口)駐車場 ・上下に分かれており、上はアスファルトで6台ほど。下は未舗装で20台ほどは停められると思います(無料) ・本日は3時半着で先行1台。13時半前帰着時で上は6台、下は1台停まっていました ・東京方面からだと、最寄りのICは中央道伊那ICで80km ・チャオスノーリゾートから濁河温泉までは、夜間の通行規制があったようでしたが、本日は深夜でも通れました |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆道の状況(2018年4月21日現在) ※これからの時期、状況は日々変化します。以下は参考程度でお願いします ▽濁河温泉登山口⇆お助け水 ・9割以上雪道です。登山口からアイゼン装着しましたが、仙人橋など日当たりの良い場所はありませんので、脱いだ方がいいでしょう ・朝から踏み抜き多数。膝上までの箇所もあり恐怖です ▽お助け水→飛騨頂上 ・森林限界を超えると一気に展望が開けます ・雪面もウインドクラストしており、これまでとは比べ物にならないほど歩きやすい ・ハイマツは出ているものも増えてきました。踏まないようルート取りには気を付けましょう ▽飛騨頂上→継子岳 ・日当たりが良く、踏み抜きが多かった ・ここもハイマツが出ている箇所が多いので、ルートには気を付けましょう ▽継子岳→お助け水 ・飛騨頂上まで戻らず、途中でハイマツを避けながら下りました。かなり急な箇所もあるので要注意。転ぶと数百メートルは滑落しそうです ☆登山ポスト 濁河温泉登山口にあり。下山届も必須です。 |
その他周辺情報 | ☆登山後の温泉 ♨旅館御岳 ・昨年の11月に宿泊しました ・温泉は最高で、混浴の渓流露天風呂もありますが、本日は混んでて面倒だったのでやめました。平日にゆっくり宿泊したい温泉宿です ・土産物屋で地酒も手に入ります。蔵?を持っている宿で、雪中貯蔵酒もありますが、本日は帰らないので諦めました https://www.ryokan-ontake.jp ☆飲食店 ▽そば処 まつば ・適当に入った木曽の蕎麦屋でしたが、とても美味かった https://www.google.co.jp/amp/s/s.tabelog.com/nagano/A2007/A200701/20007976/top_amp/ |
写真
感想
大好きな御嶽山。
剣ヶ峰に登れなくなった後も、濁河温泉からの継子岳、いわゆる北御嶽の魅力に取り憑かれ、定期的に登っています。
それでも残雪期には登ったことがなく、ハイマツも埋まった、まっすぐ摩利支天に向かって延びるあの斜面を歩いてみたく、今回の山行となりました。
あわよくば、残雪から顔を出す三ノ池のコバルトブルーや雷鳥も見られるかなぁーとか。
予想外に、濁河温泉登山口から雪が残っており、お助け水まで9割程度の残雪率。
しかしこの気温。当然踏み抜きは多く、体力の消耗は激しかった。
お助け水から少し登ると、あっという間に展望が開け、左に継子岳、右に摩利支天の雄大な姿を臨みながらの急斜面の登りとなります。
積雪期以外はハイマツに覆われたこの斜面。
本日は、所々顔を出し始めたハイマツもあるものの、ほぼ真っ白な急斜面が続いています。
ルートどりは基本自由。
この開放感がたまりません。
五ノ池小屋の先の三ノ池展望所に到着。
三ノ池は僅かですがエメラルドグリーンの湖面が顔を出しており、3000m級の高山にも春が訪れたことを実感。
誰もいないベストスポットで大休止し、のんびり継子岳を目指します。
継子岳へ向かう道も自分の中では大好きな稜線で、白山や継子II峰の先に広がる南アルプス・中央アルプスの展望、振り返れば御嶽山の圧倒的な山容。
アップダウンも少なく最高の稜線歩きを楽しむことができます。
しかしここで、なんということでしょうか、片方のアイゼンが無い!
アイゼンが外れたことに気付かないどころか、歩いている最中にアイゼンが外れたことなど今までなく、とてもショッキングでした。
飛騨頂上付近まで戻っても見つからず、諦めて継子岳方面に歩いていると、先ほどUターンした付近で、雪面にポツンと落ちていました。
無駄な時間と体力を消費しましたが、そのおかげで雷鳥のツガイを発見!
まだほぼほぼ真っ白なかわいらしいツガイに、暫し足を止め見入ってしまいました。
噴火後の御嶽山で雷鳥を見るのは初めて。
嬉しいという気持ち以上に、安心感が勝りました。
継子岳からの展望を楽しみ、定例の剣ヶ峰に向かっての黙祷を行い、下山の途に。
我々にとっての特別な山、御嶽山。
これからも四季を通じて訪れたい山であります。
trekkerさんとお花見登山に行く予定でしたが、珍しく体調を崩されたため延期に。そこで、日曜日に行く予定だった木曽御嶽山へ。お仕事がなかなかハードな一週間に加え、運転を交代交代しながら睡眠時間が2時間程度しか取れなかった為か、油断するとツボ足の樹林帯は、今までで一番辛く長い道程に感じました。
と言いつつ、樹林帯を超えて対峙する麻利支天の迫力や、目覚め始めたコバルトブルーの三の池、ハイマツを仲良く歩く雷鳥の夫婦に出会えると嬉しくて、一期一会を痛感する幸せな山行になりました。
大好きで特別な木曽御嶽山。今回も継子岳から剣ヶ峰に手を合わせながら、大変だったけれど来て良かったとつくづく思いました。
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