【北三陸作戦1/4・宮古市】兜明神岳〜岩神山〜見晴山【丁12.5】
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- GPS
- 02:40
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 535m
- 下り
- 540m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
この週末は岩手へ花見に行く。例年、福島県に行くことが多いのだが、4月前半の週末は天気がイマイチだったので、今、桜が見頃となる岩手県北部を対象地域に選定、合わせて三陸の山々を歩いて巡ることとした。
なお、今回の一連の山行は昨春の相双作戦(避難解除地区観桜山行)、昨秋の三陸作戦(南三陸紅葉山行)に連なる試みであることを申し添える。
【兜明神岳】
区界高原ウォーキングセンター手前の駐車場に車をとめる。駐車場には若干の残雪があり、道中もそれなりに積雪があるであろうことを覚悟。
まずは兜明神岳に登る前に兜神社に挨拶しておこうと一旦下る。その後、兜明神岳まで、ほぼまっすぐな道を上っていくのだが、距離では1kmちょっと。すぐに大きな岩が見えてきて、それが兜明神岳の山頂部である。祠が小さいため、画像ではトップまで非常に高低差があるように見えるが、足場がしっかりしているため、サクサクとよじ登ることができる。
天に突き出た岩峰はまさに兜のようで、トップに立った時の高度感、爽快感は格別。天気は頗る良く、360度の展望。西方に岩手山、東方に早池峰を望む。盛岡の方は残念ながらモヤモヤしていたが、秋にはそれこそ気持ちの良い展望を得ることができるのだろう。
【兜明神から岩神山へ雪と広場の道を歩く。】
岩神山に通じる道、陽光を反射して眩いほどの残雪に、「真っ白な〜雪道に〜春か〜ぜ〜か〜おる〜♪」と、自然と口をついて歌詞が出てきた。が、全国的に真夏並みの気温上昇、岩手も例外でなく暑かった。とても春風香るどころではない。
道中、かぶと広場、うまっこ広場という、これまた空の広い、心が晴れ晴れとするような大変気持ちの良い所を通過する。兜明神は難しいだろうが、麓の高原を歩く分には子供達のハイキングに非常に適していると思われる。
うまっこ広場から岩神山に取り付く。兜明神岳から見た岩神山は結構距離があるように見えたが、あまり時間がかかったような感覚もなく岩神山山頂部に到達する。
山頂部には鉄塔を挟んで岩のピークと木々のピークがあり、展望は岩のピーク、三角点と山頂標識は木々のピークにある。薄っすらと見える岩手山を眺めながら、「岩手山にまた行くとか言って全然行っていないな」と反省する。
【見晴山を経て周回】
岩神山からかぶと広場に戻って、広さのせいでわかりづらい分岐を見晴山方面に進む。この先、見晴山の東側斜面が最も雪が残っている箇所で、メインターゲットではないから登るのをやめようかと思ったほどだが、高低差がさほど無いと見てとってトライすると、堅い雪で難無く歩くことができた。案ずるより産むが安しとはこのことである。見晴山は特段ピークになっているというわけではないが、名前の通り展望は良い。特徴的な兜明神岳と早池峰を並べて見ることができる。今回歩いた山々から以前歩いた岩手山や早池峰を眺めつつ、あの山は良かったなあと往時を偲んだわけだが、それより何より今回歩いた山々の素晴らしきことよ。今回山行の最大の収穫は、岩手には歩いていてワクワクしてくるような良い山がまだまだあるということを見知ったということ、これである。
今回の旅程では4山行しているのだが、翌日にかけて続く、残る3山行においても心の晴れ晴れとする山行をすることになる。岩手では「神」のつく山が多く見られ、また、遠野物語のような不思議な話もあるが、その素地の一端を今回の一連の山行で感じたような気がする。
〜一日目午後の部、久慈市・小倉山山行に続く。〜
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