【北三陸作戦4/4・葛巻町】安家森〜遠別岳【丁9.7】
- GPS
- 03:26
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 287m
- 下り
- 290m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪はまだ堅い所が多いが、雪融けが進み、何十回と踏み抜く。以前、雪上山行した人の踏み跡が微かに残っていたのと、ピンクテープのおかげで遠別岳まで行くことができた。 |
写真
感想
北三陸山行の〆は残雪多く、最もハードな山行となった。
標高1,000m系ではまだ雪が多いことは重々承知だったのだが。
春の訪れで雪融けが進み、雪を踏み抜いては立ち止まる。
雪の下では雪融け水が流れる音が聞こえ、雪の無い所は沢化。
木の枝や笹が雪のために道に覆い被さり進行を困難にさせる。
それでも、広い草原、広い空。太陽の光に照らされて輝く残雪と
白い肌の木立には、感嘆の連続。
岩手の売りは高原と森。そのことを感じた本一連山行の集大成。
安家森(あっかもり)と遠別岳の山行は、登山口に至る前から爽快なものだった。登山口のある袖山高原まで車を走らせるのだが、高原全体の光景が素晴らしい。南の方だったら○○スカイライン等として料金を徴収するような所だ。それが普通の道路で味わえるのは新鮮だった。
登山口に至る道沿いの雪壁と言うほどではないが雪の垣根に、山域とするには早過ぎたかと思いつつ、とりあえずは登山口へ。登山口ももちろん残雪に覆われているが、クララのように立てたので入山することとした。
安家森までは比較的楽。ちょっと歩くとすぐに広大な草原、安家平に出る。安家森へは薄っすらとした道とガレ場の牧柵を越えればすぐに山頂である。そして、標高差がそれほど無いはずなのに展望が凄い。
安家平〜遠別岳間が本山行のメイン。一部を除き、ほぼほぼ残雪に覆われている。行く手には結構前に歩いたと思われる人の足跡が薄っすらとした窪みとなって残っており、また木の枝には、所々探さなければならない箇所があるが、ピンクテープが付いているので、それを辿りつつ歩く。
足跡が深い所を気をつければよいと軽く考えていたが、雪融けが進みつつある中、結構足が沈む箇所が多い。踏み抜きがある所を外して足を置いたら、その辺り全体が空洞となっており太ももまで足を踏み抜いた。よくよく耳を澄ますと雪の下からジョロジョロと水が流れる音がする。やたら水が多いなとは思っていたが、ここは安家川の源流地なのだった。
笹薮を抜けた所で直角に右折し、いよいよ遠別岳を正面に見据える。途中、遠別岳を非常に遠く感じたこともあったが、諦めずに歩き続けて山頂に到達することができた。天気予報では午後から曇るという話だったが、晴れが残った空の下、展望は良し。
帰りは来た道を戻るだけなので安心して安家平を経由、残雪山行も無事終えることができた。
今回、岩手の北部を渡り歩き、この高原の連なりはいつの季節においても心を躍動させるであろうとの予感を得た。真夏の避暑に、秋の紅葉に、いつ来ても楽しめそうな岩手県には、また時期を改めて訪れることとしたい。
〜完〜
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