STY2018


- GPS
- 16:33
- 距離
- 91.0km
- 登り
- 3,744m
- 下り
- 3,744m
コースタイム
- 山行
- 10:33
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 10:55
- 山行
- 4:11
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 4:22
また、途中GPSを拾わず、記録されていない区間もあり
実際は17時間台のタイムでした
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
STYコース通して良好 危険箇所無し |
写真
感想
【これは、STY2018の自分の行動を記録した、個人的な日記でもあります。ご了承ください<(_ _)>】
■スタート~富士宮エイド
26日12時の子供の国に号砲。私を含めた約1,000人の微変態(笑)が一斉にスタート。しばらくは林道が続く。富士宮のエイドまでは全体的に下り基調。序盤に突っ込みすぎないよう、適度な心拍数を維持しながら自分のペースで走る。調子はとても良い。
途中Wステーションで少し水を補給。ここから、高圧線の下を延々と富士宮まで直線下り基調のトレイルアップダウンが続く。気持ちの良いトレイルで、思わずペースを上げたくなったが、ここでもあまり心拍数を上げすぎないよう抑え気味で走った。長いレース、最初の入りが肝心
途中、ちょっとセクハラ気味のおやっさんが良い味出してたww
■富士宮エイド~麓エイド
富士宮エイドは、割とこぢんまり。軽くパンやオレンジ、ポテチを食す。
富士宮エイドを出て、少しロードを走ると登山口。ここから、難関の天子山地が始まる。4年ほど前に天子山地を地蔵峠まで縦走した経験があり、また天子・長者は良く行く山。きついのはすでに知ってはいたが…、まさか足が攣りまくるまできつくなるとは、予想外だった
天子の急な登りでかなり足を使った。それに、どうもミネラル補給もうまくいかなかったようだ。天子登頂時に、足が固まる。少しもみほぐしながら、長者ヶ岳まで辿り着く。ここでしっかり休養をとれば良かったのだが、先を急ぐばかり短時間の休憩ですませてしまった。これが後々響く結果となった。
ここから天狗岳・熊森山への登り斜面は、足が攣りまくり。攣ったまま登るので、徐々に筋肉が悲鳴を上げ始める。塩分補給をするが、特に右大腿内側の筋群が言うことを聞かない。そのうち左大腿内側へも波及…。すこしストレッチしてもすぐにまた攣りだすので、攣りの痛みを我慢しながら延々登った。
ド急登の熊森山を登り切り、山頂で一休憩…しようと思ったが、思いっきりガスっていて止まっていると冷える…。もうここは行くしかない!と数分の休憩で熊森山の激斜面を下り始める。きつかった。滑りやすい下りに足をさらに酷使し、平地に着いた頃には両足大腿が疲労困憊…。しかも、迂闊にも下山時点で水が枯渇…。
富士宮エイドで、水分の補充を怠ったのが原因だ。曇っていて気温が高くないから、まぁ大丈夫だろうと、補充せずにエイドを出たのが悔やまれた。こどもの国スタート時、ハイドレーションとボトルで計1700mlあまりあった水分が枯渇。これは完全な失敗。まぁ、何とか足が止まらずに麓エイドにたどり着けたのは幸いだった
ちなみに、熊森山の激下り途中で、UTMFトップ選手が嵐のように駆け抜けていった。なんだあのスピードは…、あり得ん
■麓エイド~本栖湖エイド
麓エイドに着いたときには、両足大腿の筋肉が鈍い痛みを発していた。これはまずい…。半分は越えたとはいえ、ここからがナイトステージで正念場なのに。なんとか回復を促すべく、栄養補給に努める。富士宮焼きそば・柑橘類・コンソメスープ・アンパン。色々補給し、水分も十分補充。スタッフは、「次のエイド10kmだし、夜で冷えてくるから、それほど水は必要ないと思うよ。でも、山では何があるか分からないからね~」と、頼もしいアドバイスをしながらボトルに水を注いでくれた。嬉しい
さて、この麓エイドで30分以上の休憩。これだけ長い休憩を取ったのは初めて。ITJやおんたけ100kでも15分までの休憩で済ませていたが…、さすがにSTYは難易度が高いなぁ。
麓エイドから本栖湖へ向けてスタート。走り始めたら、寒い…。気温がかなり下がっているなぁ。足がきついが、しばらくはゆる~い登り。なるべく走りを入れ体を温めながら前に進んだ。真夜中の夜空に、見事な満月が浮かぶ。トレイルが、ぼーっと月明かりに照らされる瞬間、あぁ幻想的だ。こんな夜の山道を俺は走っているだ!STYを走っているんだ!そんな感慨も、足の疲労で吹っ飛ばされる。
そして…胃腸トラブル発生!この辺りから、とにかく下腹部にガスがたまる!貯まりすぎて痛む。痛むけど、誰かと併走していると、爆音で放つわけにもいかない。我慢していると、さらに痛む。あぁ、下腹部が痛い…。誰かが通り過ぎるのを待ち、一人になったところを発射!痛みが落ち着く。そんなことを延々と繰り返した。こんなことは初めてだった
何とか辛い腹部のガス攻撃に耐えつつ、ぼちぼち走りながら体を温め、端足峠を目指す。この峠も雨が岳・竜ヶ岳に登った時に来ていたので知っていたが、50km以上走った夜中に登るのは…きつい。ひたすら歯を食いしばりながら登る。幸い、補給が効いたのか足の攣りは出なかった
峠を過ぎた下りのクネクネ道が…ひたすらしんどかった。下っても下っても、登り口が現れない。延々といやらしいトレイルが続く。しかも、走りで足を着くと、大腿前面が鈍く痛む。辛い…。UTMFの選手達が、颯爽と追い抜いていく。そして、遠くからは…謎の太鼓の音。怖い
何とか下りきり、ようやく本栖湖エイドへ。入り口で、地元のお父さん達だろうか、太鼓を乱れ打ちならしていたww。ちょっと・・・、やかましい(すみません)。
■本栖湖エイド~精進湖エイド
このエイドでもしばし休憩。足の痛みが辛い。大腿前面は、少し歩くだけで痛むようになってきた。明日からの筋肉痛を思うとげんなりだ。とにかく補給。ここではオレンジ・ポテチの他、湯葉丼、湯葉スープを食す。ウマイ!塩味がまじでウマイ!!特に湯葉スープ。紙コップに入っていた簡素なものだが、口に入れた瞬間、クーッっとマジで声が出るほどうまかった!
ここから先、精進湖までの道中は、ひたすら我慢の旅。きつい登りと嫌な下りの連続。ずっと真っ暗な山の中、ヘッドランプを頼りに突き進む。登りは、ただひたすら無心で登り続けた。息の付けない急な斜面を這うトレイル。クネクネの山道を小股で捉え続ける、その一歩一歩が重い。UTMFの選手たちは、相も変わらず颯爽と登っていく。あぁ、まだ今の俺にはUTMFを完走する資格はないようだ…、と嘆く。
先が見えないトレイルからの精神攻撃を受けつつも、我慢の歩きでパノラマ台へ。闇夜に浮かび上がる富士の雄大な姿。素晴らしすぎる!山頂にわずかな白を携え、漆黒の青に紛れることなくその存在感を醸し出していた。疲れを忘れた、富士山から大きな力が流れてきた。充電!その後の烏帽子岳まで、気持ちだけで一気にすすむ。
しかし…。精進湖エイドまでの下りが…。足が動かない、走れない(泣)。小走りにしても、大腿前面が痛み、思わず声が出て何故か笑えてしまう。周囲は、木々がただひたすら暗闇の奥まで続く林。そんな中を、心細いほどのトレイルが足元からやはり暗闇へと伸びている。あぁ、精神的に来てるなぁ。
ただ、平地は比較的スムーズに走れたので、激しい疲労は大腿前面にとどまっているようだ。これが幸いした
■精進湖エイド~河口湖ゴール
精進湖のエイドで、椅子に座って呆然と時計を見る。午前1時を回っていた。すでに予定を1時間オーバー。ゴールまでは、ここからまだまだ3時間以上かかりそうだ。ここでやめてしまおうか…。河口湖のホテルで、寝ずに連れが待っている。このまま3時間以上待たせるのか。
Lineで、あと3時間以上かかりそうと送る。「こちらは気にしないでいいよ」の返事。この一言に救われる。ここまで来たら、最後まで行くしかない。意地でも最後まで行ってやる!気持ちを奮い立たせ、立ち上がる。オレンジ、コンソメスープ、ポテチなどを食す。足、いてぇ(泣)
ここからしばらくだらだら登りのロード。ロードは、何とか走れた。UTMFの割とトップレベルの選手について行くことも出来た。少しでもタイムを縮めるべく、全身に渇を入れる!だが、この後からが本当の意味での自分との戦いだった。
ロードが終わり、登りトレイルへと入る。ここから足和田山までの、ひたすらいやらしい登り…。心が折れそうになる、なんでこんなに登らせるんだ、ここを回避してロードを河口湖まで走るルートにすれば良かったじゃないか!意地悪だよこんなの…、登り長すぎだよ。そんなことが頭をひたすら駆け巡る。それでも、足を止めるわけにはいかず、ひたすら牛歩で進む。あぁ辛い、エントリーして意気揚々と出場した自分に疑問を感じ始める。今までで一番辛い時間だった。足和田山に着いたときも、ホッとしたよりもちょっと怒り心頭の状態。なんだよこれ…何してるんだよ俺…。
最後の下り、もう全く走れない。小刻みに歩いて降りるしかない。時間がかかる。空が明らんできた。もうゴールも近いはず。とにかく頑張るしかない
徐々に眼下の河口湖が近づいてくる。ここにきてようやく、完走が出来そうな自分に喜びがわいてきた。山を下りきり、河口湖畔に出たときには、涙が出そうになった。河口湖の静謐な空気に包まれて、気持ちが穏やかになる。あと少しで、あこがれのレース念願のゴールだ。
夜明けが近づき、綺麗な青空の下、富士山がゴールまでの道を見守ってくれていた。1時間前までの悪態がウソのよう。最高の気分、自然と笑顔が出る。ゴールまでの最後の直線、大会スタッフが出迎えてくれる中、両手を天に掲げ感情を爆発させた。よっしゃぁぁぁぁぁ。凄まじいばかりの達成感に包まれた瞬間だった。
目標より2時間以上かかったけど、何より無事完走出来たことが幸せだ。言葉には言い尽くせない、とても思い出深いレースとなった。
■ゴール後
完走証を受け取った。えっ?順位まじ??予想外に良い順位。中程の順位を予想していたので、意外な成績を見て思わず心が小躍りした。本当に難易度が高いレースだったんだな。改めてうれしさがこみ上げてきた。
向かえに来た家内とともにホテルに到着。したものの、眠れない。全く眠くない、疲れも感じない。結局、夜までほとんど眠らず。これが、ランナーズハイ???
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