キツい急登、でも美しい沢 御正体山(鹿留〜三輪神社)
- GPS
- 06:45
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,167m
- 下り
- 1,195m
コースタイム
- 山行
- 1:19
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 1:22
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 5:23
天候 | 30日快晴、1日晴れ(のち快晴)とにかく暑い |
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過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
かなりの急登あり 三輪神社側は、急登のうえに落ち葉が積もっていて、踏ん張りが効かない。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ダウンジャケット
ズボン
靴下
グローブ
雨具(上下)
ビーニー
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPSウォッチ
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
サングラス
タオル
テント
ストック
カメラ
シュラフ
スリーピングマット
ガスストーブ
ガスカートリッジ
ハイドレーション
ヘルメット
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感想
三つ峠山から下山して、御正体山の登山口を目指す。
国道沿いのファミリーマートで水、焼酎等を購入。その後、100円の自動販売機を見つけてコーラを飲む。そこで地元のおばちゃんと会話。「遠いよぉー」と懐かしい山梨弁のアクセントで心配される。
鹿留への道に出てから、すっごく長い。舗装路は疲れる。2リットルのコンビニ袋が手に食い込む。御正体神社の石段で発砲酒を落っことして缶が破れる。その場で飲んでしまう。すごく美味しかった。
Fish-on鹿留を過ぎてから、どこかでキャンプ出来ないか川沿いを覗きながら進んで行く。
16:30河原に適当な所を見つけて、宿泊地に決めてテントを張る。水もあるし、トイレもできるし、砂地で寝心地も悪くないのだが、滝の近くでうるさいのだけが難点だった。
牛丼食べて、19時過ぎにはシュラフに潜り込んだのだが、なかなか寝付けないで焼酎水割りを飲む。たぶん、21時過ぎには浅い眠りにつけたんだと思う。スマホみたいな鳴き方する鳥には驚いたし、怖かった。
2018年 5月 1日(火)
滝の音のせいなのか、寝心地なのか、浅い睡眠のまま3時30分過ぎに目が覚める。
4時前に起きて、寝袋畳んで、着替えて、朝食の準備。
朝食は炊き込みご飯パックとフリーズドライのキノコみそ汁。
6時前に出発しようとしたが、GPSの捕捉ができない。谷間だからか。
6:02道路上でGPS捕捉、林道?登っていく。気がつくと道路端に石仏があって○○番と番号が記されている(妙心上人堂跡まで続いていた)。三番から写真に収める。川から山へ鹿が3頭横切っていった。白いお尻がカワイイ。
6:28池の平(771m)から登山道へ。深い森、沢沿い、自分が好きなタイプの登山道だ。八ヶ岳、南アルプスっぽい感じで山梨の山だなあと思う。御正体山は雨乞い信仰の山だと言うが、沢は水で溢れている。日射しが強くなってきて、木漏れ日で水が輝いて美しい。
7:22龍ノ口 水垢離の場であったと言うが、今なお豊富な水で溢れている。ちょっと上流で水を補給する(朝ハイドレーションの口をちゃんと閉めてなくて減ったので)。沢の生水は怖いんだけど、まあ飲んじゃった。ついでにアクションカメラを取り出す。
龍ノ口からはかなりの急登。即身成仏されるぐらいの妙心上人が修行の場に選んだ山だけのことはあると感心しながら、地獄のような急登を登る。アゴから汗がしたたり落ちる。修行平成16年に皇太子様が登ったとあるけど、皇太子様はかなり健脚だスゴイ。
妙心上人堂跡(1337m)、妙心上人が入定して即身成仏(ミイラ)となった跡地にお堂が建てられていたという。
8:06文台山分岐(1459m)、龍ノ口からここまでは本当に急登でキツかった。ここで小休憩。ここからは唯一、木に邪魔されないで富士山が見える。この日初めて、他の登山者に会った。
峰宮跡展望台(1568m)までは、尾根道?って感じのゆるい登り、そこから山頂まではアップダウンのある尾根道。右手に木々の間から富士山が見えている。
9:00御正体山山頂(1681m)到着。広場になっていて、テーブルが一つある。展望はない。他に人がいなかったので、セルフタイマーで記念撮影。ゼリーでカロリー補給。
峰宮跡展望台に戻る途中で、4人ほどの登山者に会った。昨日の三つ峠山に較べると少ない。不人気の山という評判だが、僕には沢の景色が良かった。
展望台から三輪神社へ下りは、傾斜が急な上に落ち葉が山ほど積もっていて、キツいキツい。しかも、これでもか!ってくらい垂直なのはなぜ? ときどき、申し訳程度に虎ロープが垂らされているけど、たぶん痛いぞ(握っていない)。トレッキングポールを伸ばして、ダブルストックで降りる。途中で腿が痛くなって何度も泣きが入る。下りは嫌いだ。
確か、山の形が対称だったと思うので、1000mぐらいまでは檄下りが続くはずだ。
10:03 菅野林道(1056m)到着、登山道は終わり。林道に着いても、檄下りは続く。下がコンクリートになった分、足への衝撃が大きい。トレポで衝撃を吸収しながら下るけど、足の裏には両足ともマメが出来たみたいで、だんだん痛みが強くなってくる。
10:45三輪神社(御正体入り口635m)、石段に座って足のマメを治療する(絆創膏を貼り付けただけだけど)。なぜか、消防隊の人から「お気を付けて」と声をかけられる。
その後、谷村町駅まで歩く予定であったが、都留文科大学付属小の前で、運良くバスが来たので乗った。
谷村町駅 駅員のおばさんがとても親切で、登山電車が来るのを教えてくれる。トーマス電車に乗れて嬉しかった。
御正体山は、不人気な山だと言うが、水が豊富な沢の美しさは特筆すべきものだ。妙心上人堂跡など信仰遺産も興味深い。素晴らしい山であった。
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