【第二次日原作戦】ウトウの頭〜酉谷山〜天目山【丙48.5】
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- GPS
- 08:15
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 2,004m
- 下り
- 1,988m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 8:15
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
日原鍾乳洞手前の登山口から人形山辺りまで、急登・急登・急登。また、倒木と落葉の堆積で道が不明瞭な箇所あり。ウトウの頭を通る尾根は下りに使わない方が良いだろう。また、整備され尽くした奥多摩にあって、数少ない素朴な道。 都県境に出てからはピークハントしなければ、基本巻き道なので楽。 天目山から東日原に下る尾根もピークは基本巻くので楽。 |
写真
感想
巷は大型連休。わざわざ混むとわかっている中に飛び込んでいくのも馬鹿らしいので、旅行は4月中に済ませ、後は大人しくしていたが、好天が続くので、近場で混まなそうな山域を模索。
いくつか候補が上がったが、地域としては奥多摩を選択し、その中で静かな山行を楽しめる日原北側の稜線を歩くことにした。
【本山行のメインテーマ:日原北稜線未踏ルートを歩く】
バスは満員で出発。半分を川乗橋で降ろし、東日原に着いた。多くの人は鷹ノ巣、雲取、或いは天目山に登って川乗山経由で下山といったところだろうか。
私が今回歩くのは日原鍾乳洞手前からウトウの頭を経て都県境稜線に到る破線ルート。破線には破線たる理由があるということはよく認識しているので、心を引き締めてかかる。
ヤマプラ上では登山口が二つあり、当初は奥の方のから入山する予定だったのだが、林道が歩行者も通れないよう完全シャットアウトされていたので、一石山神社から入山する。
神社から暫くは超急登。傾斜は最低でも40度はあるのではないだろうか。土砂も崩れやすいようで、荒れ気味の道を外れてしまうこともあるので、進むべき方向をイメージしながら登る。歩く上での困難は落葉と倒木だ。まず、落葉が道を覆い隠す。その上を歩く人が多ければ、落ち葉の上にも道ができるが、歩く人も少ないと見えて、踏み跡も微かなもの。そんな所に木が何本も倒れている。倒木の所で、それを越えるのか、そこで曲がるのかは、その先に道が通じているか否かで判断するものだが、倒木の周りに落葉が積もっていると、その判断も難しくなる。登りの際は仮に道がわからなくなったとしても尾根を詰めていけば良い話だが、下りは支尾根に入るおそれもある。
下りに使うのは危険だな、と思っていたのだが、60歳代と思しき男性が普通に下山してきた。そういうことはあったが、薄暮・夜間の下山に使うのはやはり危険だと思うし、エスケープルートにするのは避けるべきと言える。特に登山口から暫くの間の急傾斜は踏ん張れる人でないと駄目。疲労や急な天候悪化で下山に使った日には転滑落する可能性が高まるだろう。
傾斜が緩くなった後も、狭い道、道に迫る藪、積み重なる岩と道の険しさは相変わらずだが、奥多摩では珍しく野趣溢れた道にはファンも多いらしく、意外と歩いている人がいた。私もファンになった。
【長沢背稜・都県境尾根をまったり過ごす】
長沢背稜のメインルートは山の中腹を巻き、酉谷山や天目山といったピークへはメインルートを外れて登っていく。それ以外のピークについては案内すら無いが、ピークハントが主でなければ楽しく、かつ、楽に歩くことができる。そういうこともあってか、ランナーが多く見られた。
今回は連休の中日ということで、本来はどこまで歩いていっても良いくらいだったが、夜に『グレートトラバース3』の放送があるので、行動範囲は狭く抑え、その代わり酉谷山ではクノールスープ、天目山では珈琲を飲みながら、まったりと過ごす。
山頂にこれといった日陰が無くて参ったが、山頂に訪れる人も少ないタイミングで落ち着いた時間を過ごせ、たまにはこんな感じも良いとしみじみと感じたのであった。
【総括】
まったりした山行は良いものだ。しかし、日一日と日が長くなる5月、6月にこじんまりとした山行をするのはもったいない気もする。
次の山行は、も少し足を伸ばして冒険することとしよう。
〜おしまい〜
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