燕岳 強風は恐怖だ！

2018年05月05日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 10.2km
• 登り: 1,374m
• 下り: 1,374m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:38
• 休憩: 2:07
• 合計: 8:45

5:40 中房温泉登山口
6:40 6:45 第２ベンチ
7:15 7:25 第３ベンチ
7:46 7:53 富士見ベンチ
8:20 8:40 合戦小屋
10:00 10:20 燕山荘
11:02 11:05 燕岳
11:30 12:00 燕山荘
12:30 12:50 合戦小屋
13:48 14:00 第２ベンチ
14:25 中房温泉

天候

雪〜曇り〜気まぐれに晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往復：穂高駅〜中房温泉（バス）
バス本数は一日五本くらい。
※数年前に行った時は通行止めでバス運休していました。この時期に行かれる方は事前に運行状況だけ確認した方がいいです。

コース状況／危険箇所等

富士見ベンチ以降アイゼン10本着けました。下りは第二ベンチまでアイゼンでした。
合戦小屋以降の稜線上の風が非常に強かったです。何度も立ち止まって耐える場面がありました。体感温度が低くなるのでネックウォーマーや厚手の手袋があるとよいと思います。ただ下山時が燕山荘以降は止んでいましたのでコンディションによるようです。強風時、お子さん連れの方はかなり危険だと思います。

その他周辺情報

中房温泉立ち寄り湯：露天風呂のみで外に洗い場があります。混雑もなく気持ちのよい温泉でした。ドライヤーもあり！

写真

5/4 16:46

中房温泉テント場。写真の段々の所と自分が張った駐車場の脇が指定地です。駐車場脇の方が地熱であったかいそうで、実際に地面はポカポカ！　雪が舞っていましたが思いのほか快適に過ごせました。受付は立ち寄り湯受付所にて。

5/4 16:46

最終的に2張のみでした。

5/4 17:02

名物棒ラーメン。粗食時が旨いのです。
中房温泉旅館が近くにありますが、きっと豪勢な食事が出ているんだろうなぁ。ひがみではありませんw

5/5 6:39

ぶれてますが登り始め。夜も降り続いた雪のせいで最初から新雪の上を行きます。

5/5 6:42

第二ベンチ。午後は全く違う様相に。

5/5 7:15

第三ベンチ。後半分、されどここからが正念場。

5/5 7:20

静寂の中、樹々の合間から雪をかぶった森が見える。

5/5 7:49

富士見ベンチ。下山者が増えてきました。

5/5 8:22

合戦小屋。時折晴れ間が見える。

5/5 9:00

合戦小屋を過ぎた途端風の洗礼。サングラス装着。銀世界の眺望は圧巻だが、景色を楽しむゆとりがない。

5/5 9:00

早く進めばいいのになぜかシャリバテで、強風に飛ばされそうになりながらお菓子を食べるw　と、幾分元気回復。

5/5 9:00

5/5 10:03

やっと燕山荘に到着。小屋裏の風が一段と強い。

5/5 10:03

5/5 10:03

テントが風でバサバサいっています。人気のテン場ですがテント泊をあきらめた人もいるようです。後から来た方達は強固な防風壁を作っていました。

5/5 11:02

構図を狙ってというより、風に吹かれてとりあえずシャッター押しただけの写真です。

5/5 11:02

これまでで一番キツい燕岳でした。証拠写真だけ撮ってそそくさ戻ります。

5/5 11:02

5/5 11:02

5/5 12:02

市街地、意外と近いんですね。

5/5 12:02

5/5 13:49

午後の第二ベンチ。夏になっていました。

撮影機器：

KODAK PIXPRO FZ42 JK Imaging, Ltd.

感想

jude

　GW、前々から立山行きを計画していました。しかし当日立山駅まで行ったというのに、何と立山〜室堂は吹雪により通行止めになっているではないか！　しかしこのまますごすご自宅に戻るのは許されぬと思い、思案したあげく以前数回行ったことのある燕岳に向かうことにしました。よって一日目はほぼ移動時間に費やしました。せっっかく雷鳥沢テント泊に向けてスコップを買ったというのに未だ新品のままザックで眠っております…。
　穂高駅より中房温泉最終行きのバスに乗り、温泉に着いたのが5時前でした。旅館に宿泊する方を見送り、本当にテント泊できるか半信半疑受付に申し出ると、大丈夫とのこと。噂には聞いていましたが、地熱により地面はあたたかい。マットがいらないくらいです。既に雪が舞っていましたが、地面の暖かさゆえ快適に過ごすことができました。ベースキャンプとすることはあまりないように思いますが、水場もありトイレは水洗、早く着けば温泉も入れるというテント場なので、行程によっては結構穴場だと思います。

　翌日、外に顔を突き出すと完全な雪景色！　私の記憶の限りでは賑やかでない燕は初めて。辺りは深々として誰も登っている気配はないけど、とりあえず出発。道は新雪が敷かれ、歩く方としては特に滑るでもなく歩き易い。しかし本格的な登山は秋以来のため早くもバテる。第三ベンチ辺りで下山者とのすれ違いが多くなってきました。しかしながら、数年前の同時期に登った時は最初から渋滞に近い状態だったので、やはり天候の影響でしょうか？
　合戦小屋でアイゼンを装着し、ここからの長い行程を思い悶々としながら出発。数年前もそうでしたが、合戦小屋の方が「気をつけていってらっしゃい」と声をかけてくれました。今年もありがとうございます。しかしこの後すぐに強風に襲われることとなります。稜線上に出ると白銀世界に圧倒されるところですが、とにかく前進するのに精一杯で、立ち止まって目の前の展望を満喫する余裕がありませんでした。燕山荘でも風は相変わらず。山頂はすぐそこですがなかなか重い腰が上がらない。ザックをデポし、ようやく出発しましたが場所によっては風をやり過ごすためにただ耐えている場所もあり、かなり苦労しました。山頂に着いた時はホッとしましたが、楽しむ以前に速攻退散だ！　雲が流れ、槍の穂先も遠くに捉えることができる願ったりの天気だというのにもったいなや。風速20mくらいあったとの噂もありますがどうなんだろう？　しかし、体験しなければ自分がどこまで行けるか、何が必要かもわからないですからよい教訓になりました。

コメント

tknabesan

当日の変更、大変でしたね。
judeさん　こんばんは〜
お久しぶりですね。
当日の山行計画の変更でしたか、また、強風で大変だったみたいですね、お疲れ様でした。
山は自然が相手で自分の思い通りにはいきませんが、逆にそこが色々あって面白いところですね
私も同じ経験で北岳が当日行けなくなり、金峰山に変更してジャンボタクシーに乗車したら、隣がjudeさんだったんですね。
突然話は変わりますが、私もjudeさんと同じく公務員で今年の３月３１日をもって定年退職となってしまいました。今は短時間の再任用で週４日働いています。
遠い山は中々行けませんが、今までより山に行けるようになるかな。
山歩き、エンジョイしたいと思いますね

jude

tknabesan、コメントありがとうございます。お久しぶりです。
今回は今までの中でもハードな登山でした。でもそれも含めて山ですよねー。
ご退職おめでとうございます！ お仕事は続きますが一区切りですね。前よりは少し自分の好きなことに時間をさけるかもしれないですね。また楽しみにレコを読ませて頂きます！