早池峰三山縦走(敗退)
- GPS
- 11:59
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 1,591m
- 下り
- 1,633m
コースタイム
- 山行
- 3:51
- 休憩
- 3:21
- 合計
- 7:12
- 山行
- 5:51
- 休憩
- 2:34
- 合計
- 8:25
天候 | 雨、晴れ、くもり、雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
森林限界までは雪があり踏み抜きに注意 森林限界から先は夏道が出てるが雪が積もっていて滑りやすくなっていた 稜線上はアイゼンが必要 |
その他周辺情報 | 温泉 |
写真
感想
この山行はまだ雪の残る東北の山を縦走してみたいと思いどこにしようかと考えた所、夏に一度登ったことのある早池峰山の三山縦走を計画した。一般的には鶏頭山から登り中岳、早池峰山と歩くルートが一般的であるが早池峰ピストンになる可能性も残しておくため逆回りの計画にした。また、本来は5月3,4,5日の予定の山行だったが3,4日の天候がすぐれないことを考慮して4,5,6に変更して山行を行った。今回は部の山行として初のCLだったため緊張感のある山行だった。
1日目
岳駐車場に向かう途中で通行止めの箇所があり大きく迂回したため30分遅れのスタートとなってしまった。車をおりて準備をしていると小雨が降りだして悪い予感がした。岳駐車場から車道を登っていくと次第に雨が強くなってきて大雨に変わった。大雨の中重いザックをしょってあるく女子二人は大変そうだったが男子二人はやたらと元気に歩いていた。1時間弱歩くとようやくうすゆき山荘に到着して雨が止むのを待つことにした。うすゆき山荘には薬師岳の帰りに休憩していた高校登山部の一団がいたが私たちのためにスペースを作ってくださってありがたかった。おかげ様で、雨で濡れたハードシェルを乾かせたし、温かい飲み物を飲んで休憩することが出来た。13時ごろから天気が回復してきたので急いで準備し出発した。雲が切れ間に稜線をみると沢山の雪が積もっていて今回の山行は厳しくなると感じた。小田越登山口に着いたのは14:30、この時点で1日目に山頂まで行くことは断念し御門口の辺りにテントを張ることにした。小田越登山口から御門口まででは雪が夏道の上に沢山残っていて踏み抜きに注意しながら登って行った。登り始めから1時間かからずに御門口に到着し、比較的平らなところにテントを設営した(C1)。テント設営を終え天気図組と偵察組に別れ行動した。明日の天気図を見た所明日は雪や雨の心配はないと思った。偵察隊が戻ってきたところで夕飯の鍋を食べながら明日の計画を話し合った結果、強風の可能性はあったが縦走を目指すことにし、18時にはシュラフに入った。
2日目
2日目は4時30分に起床した。小鳥のさえずりも聞こえテントの外が明るかったので、もしかしてと思いテントの外を見たが一面ガスである。また、今日の夕飯用の水が足りないことにきずき水づくりをしなくてはならず予定より30分遅れの6時30分にテント撤収して出発した。昨日の偵察組のおかげで御門口より先の登山道は確認済みだったので迷うことなく夏道を見つけられた。御門口より先の登山道は昨日、一昨日で降った新しい雪が岩の上に積もっていて滑りやすくなっていたため慎重に登った。それに加え風もSLの声が聞こえないほどの強風でこのままだとハシゴを登るのは危険なので引き返しも覚悟していた。しかし、標高1700を超え辺りで風が弱まった。この好機を逃すまいと一同ペースを速めて登りハシゴまで到着した。1つ目のハシゴは気付かない内に左からまいていた。ハシゴには雪が残っていたが風が弱まっていたため登れると判断した。ハシゴから先は少し岩場をこえると稜線に出た。稜線は凍っておりアイゼン、ピッケルを出した。また、ホワイトアウトしていたのでコンパスを合わせて登った。そして予定より1時間遅れで山頂に到着した。山頂で記念撮影をして早々に山頂避難小屋へ。(冬用の入り口は夏用の入り口に向かって左側にある)小屋は広く快適であった。この風とホワイトアウトで鶏頭山まで縦走するのは危険だと判断し早池峰山山頂で引き返しにする。時間に余裕ができたので頂上避難小屋で長めの休憩をとった。休憩を終え小屋を出るとガスが晴れて見通しが良くなっていた。みんなテンションが上がり山頂で1人1人記念撮影をした。また、諦めた縦走ルートの方も見に行った。縦走ルートは岩の上に雪が積もっていた。いつか縦走を成功させたい。下りはホワイトアウトしてはいなかったが、風が強く最も強い時には歩くことも出来ない程だった。特に女子2人は風に煽られて大変そうであった。特にSは帽子を風に飛ばされてしまっていた。一瞬で帽子が見えなくなるほどの強風であった。Dが風の強い時の歩き方(MJ歩行)を思いついたおかげでなんとか降りることが出来た。御門口辺りになると風も弱まった。御門口より下は迷いやすと思ったがSLは意外とすらすら降りていった。小田越登山口まで下山できると緊張感が解けて疲れがどっときた。2日目はうすゆき山荘の裏にテントを設営した。
3日目
朝早く起きて朝ごはんのホットサンドを作った。焦げてしまったものがあったのにもかかわらず好評でよかった。うすゆき山荘から岳駐車場への帰りの道のりは3日目とは思えないぐらいみんな元気であった。帰りにたべた盛岡名物の冷麺は辛かった。
今回の山行は初CLで臨んだ山行で緊張した。結果としては目標の鶏頭山までの縦走は達成できなかったが、悪天候の中5人全員で早池峰の山頂に立てたのは達成感が大きかった。反省としては2日目の朝起床からテント撤収して出発までの時間を長めにとったつもりだったが時間が足りずに予定より遅れてしまった。原因としては起床してからご飯を準備するまでに時間がかかってしまった事と昨日の内に水作りをしなかった事だと思う。また、携帯と腕時計を忘れてしまい迷惑をかけてしまった。今回は天候に恵まれない山行で女子二人は大変だったけどよくついてきてくれたし、男子二人は後続をサポートしながらしっかり先行してくれた。今回の山行は技術的にも精神的にも5人全員成長できる山行になったと思うし楽しかった。今後もCLとしてこのような山行と組んで行きたい。
今‼️青春👍
悔いのなき日々を〜(@^▽゜@)ゞ
見てくださってありがとうございます。
沢山登ります
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