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記録ID: 1458850
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
霧島・開聞岳

高千穂峰 −火山性微動777回大フィーバー−

2018年05月04日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:04
距離
5.8km
登り
622m
下り
611m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:16
休憩
0:28
合計
2:44
7:29
1
7:35
7:35
11
8:00
8:00
23
8:23
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12
8:35
8:36
21
8:57
9:19
9
9:28
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8
9:36
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13
9:49
9:53
7
10:09
10:09
4
10:13
10:13
0
10:13
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
高千穂河原までの道は霧島神宮方面からは通じていますが、えびの高原方面は火山活動のため通行止め(18.05.04現在)になっています。駐車場は有料で500円。
コース状況/
危険箇所等
入山届のポストが駐車場トイレ前に設置されています。
特に危険個所はありませんが、現地情報によりますと下りでの事故が多発しているようです。ザレた地面で滑りやすいので転倒する人が多いのだとか。
周辺の山域で火山活動が活発化していることも留意する必要があるかもしれません。この日も前日に火山性微動が777回も観測されたということで(通常は200回くらいらしい)警察が見回りにきてました。
その他周辺情報 下山後の楽しみとして麓に霧島神宮などの観光地があります。霧島神宮は高千穂峰とも深いつながりがあるので併せて訪ねてみるのもよいかと思います。霧島温泉には泥湯など個性的な泉質の温泉がありますので、こちらも楽しめるかと。
天孫降臨の地、高千穂峰へ!
鳥居をくぐって神話の世界へ向かいます。
天孫降臨の地、高千穂峰へ!
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つつじが咲いてました。今年は早い?
つつじが咲いてました。今年は早い?
高千穂河原にある神社の跡地は霧島神宮が現在の位置に移転する前にあった場所です。場所柄たびたび噴火の巻き添えになって炎上したことから移転したとのこと。
高千穂河原にある神社の跡地は霧島神宮が現在の位置に移転する前にあった場所です。場所柄たびたび噴火の巻き添えになって炎上したことから移転したとのこと。
古宮址の横に登山道の入口があります。火山活動に関する注意書きが設置されていますが、それほど物々しさは感じません。
しかし、この後すれ違ったパトロールの人から火山性微動が急増したこと、風が強く馬の背が危険であることなど数項目にもわたる注意を受けて緊張感が増します。
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古宮址の横に登山道の入口があります。火山活動に関する注意書きが設置されていますが、それほど物々しさは感じません。
しかし、この後すれ違ったパトロールの人から火山性微動が急増したこと、風が強く馬の背が危険であることなど数項目にもわたる注意を受けて緊張感が増します。
最初は遊歩道然とした石畳の道。まだ風の強さは感じない穏やかな雰囲気。
最初は遊歩道然とした石畳の道。まだ風の強さは感じない穏やかな雰囲気。
石畳は徐々に傾斜を増して頭上の木々も一気に背を低くしていきます。遠くで轟轟鳴る風の音が…。
石畳は徐々に傾斜を増して頭上の木々も一気に背を低くしていきます。遠くで轟轟鳴る風の音が…。
石畳が終わり、地面が火山性の礫に覆われてくると目指す高千穂峰が眼前に立ちあがってきます。もろに逆行になって眩しすぐる…。
石畳が終わり、地面が火山性の礫に覆われてくると目指す高千穂峰が眼前に立ちあがってきます。もろに逆行になって眩しすぐる…。
「登山道」と書かれても、どこがどこやら(笑
とりあえず一番高いところを目指しますが、この眩しさが原因で何度もペンキ印を見失い、変な場所を歩く羽目に…。
「登山道」と書かれても、どこがどこやら(笑
とりあえず一番高いところを目指しますが、この眩しさが原因で何度もペンキ印を見失い、変な場所を歩く羽目に…。
火山性の岩石が浸食や風化で複雑な形に削られています。全体的に歩きにくいですが、ルートを外すとさらに歩きにくくなります。ペンキマークを見失わないように。
火山性の岩石が浸食や風化で複雑な形に削られています。全体的に歩きにくいですが、ルートを外すとさらに歩きにくくなります。ペンキマークを見失わないように。
昨日火山性微動が急増したという新燃岳。地獄の釜の蓋から蒸気が漏れているような…。風向きが新燃岳からこちらに向いているせいか、時折硫黄臭が漂ってきます。
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昨日火山性微動が急増したという新燃岳。地獄の釜の蓋から蒸気が漏れているような…。風向きが新燃岳からこちらに向いているせいか、時折硫黄臭が漂ってきます。
登ってきた道を振り返って。
うーん、上から見てもどこが正規ルートなのかさっぱりわからん(笑
登ってきた道を振り返って。
うーん、上から見てもどこが正規ルートなのかさっぱりわからん(笑
御釜の縁まで上がってきました。新燃岳とは違って、こちらはしばらく活動を休止しているとか。しかし、御嶽や先日の硫黄岳の件もありますし、今、足元から噴火が起きてもなんの不思議もないわけで。怖い…。
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御釜の縁まで上がってきました。新燃岳とは違って、こちらはしばらく活動を休止しているとか。しかし、御嶽や先日の硫黄岳の件もありますし、今、足元から噴火が起きてもなんの不思議もないわけで。怖い…。
馬の背。
本日の風速は20mほどとかで通行には十分注意とのこと。幸い風は追い風なので横に叩き落とされることはないかと。
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馬の背。
本日の風速は20mほどとかで通行には十分注意とのこと。幸い風は追い風なので横に叩き落とされることはないかと。
足元には広大な原始の森が広がりますが、よくよく見ると立ち枯れの木が目立ちます。火山性ガスの影響でしょうか?
足元には広大な原始の森が広がりますが、よくよく見ると立ち枯れの木が目立ちます。火山性ガスの影響でしょうか?
いよいよ高千穂峰本峰が近くなってきましたが…なに、あの登るのきつそうな斜面は。
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いよいよ高千穂峰本峰が近くなってきましたが…なに、あの登るのきつそうな斜面は。
御鉢の縁から一旦鞍部へ下ります。せっかく稼いだ標高なのに〜。
御鉢の縁から一旦鞍部へ下ります。せっかく稼いだ標高なのに〜。
鞍部にはかつての霧島岑神社の跡が残っています。ここも火山活動の巻き添えで焼失したので麓に遷座しているそうです。
鞍部にはかつての霧島岑神社の跡が残っています。ここも火山活動の巻き添えで焼失したので麓に遷座しているそうです。
高千穂峰本体への登りは急斜面のザクザクした地面。三歩進んで二歩下がる〜♪を地で行く道行。
高千穂峰本体への登りは急斜面のザクザクした地面。三歩進んで二歩下がる〜♪を地で行く道行。
天気がいいのに寒い寒いと思ったら…。
雪? 霜?
天気がいいのに寒い寒いと思ったら…。
雪? 霜?
そらが近くなってきました。
ひぃひぃ…きつい。
そらが近くなってきました。
ひぃひぃ…きつい。
お、あれが山頂かな?
お、あれが山頂かな?
到着! おお、あれが有名な天逆鉾ですな。
坂本竜馬はアレを抜いたらしいじゃないですか。今はとてもそんなことできる雰囲気じゃないですが。
到着! おお、あれが有名な天逆鉾ですな。
坂本竜馬はアレを抜いたらしいじゃないですか。今はとてもそんなことできる雰囲気じゃないですが。
山頂からの眺めはぐるり360度。こちらは東側へと続く縦走路。楽しそうな稜線歩きができそうです。今回は交通手段の関係でパス。
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山頂からの眺めはぐるり360度。こちらは東側へと続く縦走路。楽しそうな稜線歩きができそうです。今回は交通手段の関係でパス。
麓の霧島温泉郷。大きなホテルがいくつも建っていますな。微妙に霞がかっていて遠くは見渡せませんが。
麓の霧島温泉郷。大きなホテルがいくつも建っていますな。微妙に霞がかっていて遠くは見渡せませんが。
風が強く寒いんですが、天気は最高ですな!
風が強く寒いんですが、天気は最高ですな!
山頂直下の小屋の軒下で30分ほどかけておやつをいただき、あとは下山します。
最初に注意を受けたように下りでは登り以上に気を付けて歩きたいと思います。
山頂直下の小屋の軒下で30分ほどかけておやつをいただき、あとは下山します。
最初に注意を受けたように下りでは登り以上に気を付けて歩きたいと思います。
唯一の登り返し。ひぃこら…。
唯一の登り返し。ひぃこら…。
馬の背と新燃岳。
こっちから見るとさらに細い道に見えますね。
馬の背と新燃岳。
こっちから見るとさらに細い道に見えますね。
ここが最狭部かな。横風が強い日は本当に危険らしいです。今日はそれほど危険を感じる場面はありませんでした。
ここが最狭部かな。横風が強い日は本当に危険らしいです。今日はそれほど危険を感じる場面はありませんでした。
ペンキ印に倣って歩いていくと左側のゴツゴツした岩場へ誘導されます。一見右側の平たい部分が歩きやすそうなんですが、足場がしっかりしているので歩きやすいです。やっぱペンキ印には理由がありますな。
ペンキ印に倣って歩いていくと左側のゴツゴツした岩場へ誘導されます。一見右側の平たい部分が歩きやすそうなんですが、足場がしっかりしているので歩きやすいです。やっぱペンキ印には理由がありますな。
転ばず無事に通過。あとは登山口へ戻るだけです。
終始冷たい風にさらされ、もよおしてきたのでここからは駆け足(笑
よってこの先写真はありませぬ。
転ばず無事に通過。あとは登山口へ戻るだけです。
終始冷たい風にさらされ、もよおしてきたのでここからは駆け足(笑
よってこの先写真はありませぬ。

感想

二百名山の高千穂峰に登ってきました。本当は以前に霧島に登りに来たときに縦走できればよかったのですが、その頃すでに新燃岳が噴火して韓国岳どまりだったので、今回リベンジです。
ただ、今回も近くの硫黄岳が250年ぶりだかに噴火するなど不穏な空気の中での登山となりました。早朝から警察が様子を見にきていたりとか、結構警戒が強まっていたような雰囲気です。
登山道は全体的に火山性のザレ場で足場が悪く、登るのも降りるのもそれなりに気を使いました。転倒事故が多いと脅されて入山したのですがうなずけるものがあります。
また、ほとんどさえぎるものがないため風の影響をうけやすく、この日も風速20m近くの強風で場所によってはまっすぐ立つのが難しかったです。
コースタイムは短めですが、あまりなめてかからないほうが良さそう。また逆鋒を見るために登山者というより観光客然とした人も大勢登っていることから事故が誘発されるのかなとも思いました。
いろいろと不安要素はあったのですが、天気だけは文句なく素晴らしく山頂および登山中に雄大な景色を満喫することができました。
こうなると新燃岳を含む縦走ルートも歩いてみたいですが、私が生きている間にその機会は訪れるのでしょうか? 山よ静まりたまえ〜。

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5

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