白峰三山を望む鳳凰山(↑↓夜叉神峠)南御室小屋テント泊
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- GPS
- 28:50
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 1,899m
- 下り
- 1,906m
コースタイム
- 山行
- 5:06
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 5:45
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 8:34
天候 | 1日目:晴れ、2日目:曇りのち雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレ有り。自動販売機有り。登山ポスト有り。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○夜叉神峠登山口〜夜叉神峠 整備された道のような登山道です。危険箇所はありません。雪もありませんでした。夜叉神峠から西口に降りる登山道はこの時期は林道が通行止め(歩行者含む)のため閉鎖です。登りはゆっくり登って1時間程度です。雨量計とライブカメラ用のケーブルが登山道に敷設されています。 ○夜叉神峠〜杖立峠 夜叉神小屋からいったん下って、しばらくするとこのコース最大の急登となります。急登の先で一旦平坦な箇所を過ぎると、峠までは微妙な傾斜の登りがずっと続きます。途中一箇所ベンチがありました。危険箇所はありません。 ○杖立峠〜苺平 杖立峠は尾根の途中なので、実際は峠ではないと思います。一度下った後は、徐々に高度を上げます。時々チラチラと白峰三山が見えますが展望はありません。開けた山火事跡がだいたい中間地点で、その後も苺平までずっと樹林帯の登りです。危険箇所はありませんが、苺平手前から残雪がありました。 ○苺平〜南御室小屋 辻山の北斜面にあたるため、残雪が多く残っています。踏み抜きも多いです。チェーンスパイクは使いませんでした。転倒、転落注意です。 ○南御室小屋 連休後の5月は、週末のみ営業のようです。この日はテントは7張りでした。水は湧き水が豊富です。チップ制トイレもきれいでした。 ○南御室小屋〜薬師岳・観音岳 小屋からいきなり急登です。登りは夏道がわかりませんでした。急登が終わっても順調に高度を上げますが、残雪が多くなります。チェーンスパイクは不要でした。薬師小屋の先にも残雪が多かったですが、薬師岳から観音岳の間は雪はありません。強風注意です。 ○薬師岳小屋 南御室小屋と同じく、連休後の5月は週末だけ営業だそうです。チップ制トイレもきれいでした。小屋番の方も日曜には下山していました。 |
その他周辺情報 | 下山後は、芦安の金山沢温泉を利用。ほぼ貸切でした。食堂はまだ営業していません。 https://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/sisetsu/shisetsu/onsen-kanayamasawa/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
今シーズンのモチベーションアップのため、白峰三山を見に鳳凰三山に登ってきました。夜叉神峠からのルートは「距離が長くて、ずっと登る」という話しを聞いていたのであえて避けていたのですが、土日で一泊できる予定が取れたので、南御室小屋でテント泊として計画。日曜は昼から天候悪化が予想されていたため、地蔵岳へは諦めて薬師岳と観音岳のみ登ってきました。
この時期の夜叉神峠登山口の駐車場は土曜でもガラガラです。整備された登山道を1時間程登ると、夜叉神峠小屋に到着。いきなり白峰三山が目に飛び込んできます。お話した地元の方は峠までのハイキングらしのですが、我々もこの景色を見るのが目的だったのでいきなり目的達成です。
気を取り直して出発すると、すこし下った先で急登が始まります。このコースで最大の急登です。樹林帯なので景色が見えず黙々と登りきると、一旦傾斜は緩んだ後、杖立峠まで急でもなく緩やかでもない斜面をずーーーと登るので、気力と体力が奪われました。
杖立峠から苺平までも樹林帯なので展望は悪いです。途中チラチラと白根三山は見えるのですが、まったくもってスッキリしません。山火事跡で一度展望が開けますが、白峰三山ドーンという感じはありません。
苺平からは残雪も豊富で、踏み抜き地獄となりました。息子は体重が軽いためか踏み抜かないのですが、私はズボズボと踏み抜き、ズボンの裾がビショビショになってしまいました(スパッツを持ってこなかったのを後悔)。チェーンスパイクは未使用です。
この日の南御室小屋のテント場は7張り(我々はNo.6の札)。一人500円(小学生無料!)と安価です。小屋の裏手に湧き水があり水が豊富です。トイレもきれいで、快適なテント場でした。
翌朝、朝5時前には出発しましたが、天候悪化がどうやら早まったらしく、どんよりとした空です。残雪が残るルートを1時間ちょっと歩くと砂払岳手前で展望が開けました。念願の白根三山がドーンと見えます。小屋手前ですが大休止しちゃいました。薬師岳小屋はスルーして、薬師岳を経て鳳凰三山最高峰の観音岳へ。息子とは3年ぶりの山頂となります。三角点の奥にある平岩の上で360度の展望を楽しみ、ゆっくりしていると、仙丈ヶ岳に雲がかかりアッと言うまに北岳山頂も雲の中へ。下山を急ぎます。
薬師岳小屋で山バッジを購入し、南御室小屋に戻るとテントは我々のだけになっていました。小屋番も下山したようでシーンとしています。急いでテントを撤収し下山を開始すると、すぐに小雨が降り出しました。樹林帯なので傘を出して降りていると、山火事跡で薬師岳小屋の小屋番の方に追い越されました。やはり山慣れているのでスピードが違います。また天候、ルートについてもアドバイスをもらいました。
夜叉神峠小屋で休憩時に小屋番の方と少しお話ができましたが、GWが終わるとこのルートはしばらくは静かになるとのことです。人が少ないのも納得でした。
白峰三山を見るという当初目的は達成できました。ただそれだけなら、夜叉神峠小屋でも十分でしたが、3年ぶりにのぼった観音岳では、息子の体力的精神的成長を感じられたことが一番の収穫でした。なお今日は母の日でしたので、急いで自宅に戻り、息子は肩たたき券を速攻で作っていました。
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