初夏と残雪と地震の堂津岳、残雪時期には一癖ある山です。
- GPS
- 08:12
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,142m
- 下り
- 1,249m
コースタイム
天候 | 晴時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中野市内 6:30= 登山口 08:25 〔復路〕 登山口 17:00 = 中野市内 19:45 |
コース状況/ 危険箇所等 |
乾燥路と泥と雪のミックス 登山口〜稜線出会い;自然観察路は乾燥路でしたが登山道に入ると所々に残雪が出て来て、水の増えた沢を徒歩します。 中腹くらいになると積雪と無積雪の交互になり、稜線出会いでは3m程の雪の壁が出現し行く手を塞ぎます。 雪は締まっていますがキックステップで上り下りが出来る程度なので、アイゼンは持って行きましたが履く事はなかったです。チェーンタイプがスリップ防止で良いかもしれません。さて雪の壁ですが教頭突破出来ませんので、壁に向かって右に沿って5m程移動、この時押し曲げられた樹木を足がかりに歩き、壁の高さが低くなった所でステップが切って有るので、それを足掛かりに登ります。 滑落しても下は木のクッションで大けがは無いだろうとは思いますが、痛い思いはするので、慎重に行きたい所です。 出合い〜奥西山;刈り払いがまだ生きている道なので快適な縦走路ですが、ネマガリダケの切株でのつまずきや木の根によるスリップに注意が必要です。積雪は踏み抜きも余りなく暑いからだにはヒンヤリして気持ちが良いです。マーキングを見落とさない様に注意が必要です。 奥西山〜稜線乗換え〜肩部(痩せ尾根手前);時々倒木が有るので道を見間違えない様に注意が必要です。交合に倒木が有り行く手を塞がれますが、その先にマーキングが有ります。残雪路を快適に進むと登山道から外れますので注意が必要です。何れも先が見えずに急に下り始めたら要注意。マーキングの位置が高い場合は積雪時の登山道の可能性が有ります。 今回の山行であらためて学んだ事が多々あり、続きは感想文に記述致します。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
昼食(1)
筆記具(1)
保険証(1)
飲料(1)
ティッシュ(1)
携帯電話(1)
計画書・地図(1)
雨具(1)
ストック(1)
時計(1)
アイゼン(1)
虫よけ
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共同装備 |
ツェルト(1)
アマチュア無線機(3)
デジタルカメラ(1)
ガスコンロ(1)
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感想
あと1時間早く行動していればと悔やみましたが、行動出来る時間に限りが有ったので、今回は山頂到せず、山頂をまじかに見る事としました。
また地震の影響は皆無です。
尚、多くを学んだ点が有りましたので、如何に記述しますので参考になれば幸いです。
カメラのGPS機能でログを残しましたが、ちょっと精度が悪いですね。
他の人のログも山行にして下さい。
*****今回は稜線乗換え迷い道をしました******
雪道をマーキングに沿って歩いたら視界が開けて、目の前に堂津岳、足元は雪面の急な斜面とその先に雪原が広がっています。
ここは夏でも要注意ポイント、トラロープを探しますが見当たりません。そもそもトラロープポイントはもう少し先は北の方になる筈です。
でもピンクのマーキングが頭上に有ります。
*****実はマーキングは右手を指していた******
帰路で確認をしましたが、このポイントは登山道は右手で、ネマガリダケが左右から覆いかぶさってトンネル状になっていた様で、しかもそこにはマーキングが有りません。
夏だったら目の前に見える堂津岳に進もうとしても、眼下はネマガリダケの薮で通常は進めませんが、この時は雪原なでやはり進んでしまいますね。しかも100m程先の樹木の枝は高い所にピンクのマーキングが見えます。その先の藪にもマーキングが有ります。
*****マーキングは雪道と夏道の両方がある*****
「正規ルートでないマーキングは帰路の時外すべし」の言葉を思い出しました。しかし高い場所にマーキングが有ったので直ぐに気が付きました。これは積雪時期登山ルートを示すマーキングであると。また次のキングは藪の中に有り、やはり高い位置に有ります。当然刈り払いはないので簡単には進めません。
*****右手の稜線の雪面を登る登山者を発見*****
はやり自分たちが下ったポイントより50m程北側で稜線乗換えで登っている登山者を発見しました。
直ぐに先行したM女史やT氏に戻る様に指示し、自分は先行して夏道のマーキングを探しに雪原と谷筋を北上しました。
*****マーキングを見つける時は常に360°を確認すべし*****
登山者の登った斜面を見つける為に右手ばかりを気にしていました。そして登ったと思われる斜面を見つけ登ろうとしましたが、足跡らしきものが見当たりません。実はその場所が大正解で右でなく左を見れば藪のトンネルの少し奥にマーキングを見つける事が出来た筈でした。
******積雪時のマーキングと足跡は変化する*****
もう少し入口にはマーキングが有れば直ぐに発見出来るのですが、マーキングをした時点では多分入口でだったのでしょう、雪が解けて藪が立ってくるにしたがって、マーキングが藪に隠れたと思われる。
そして足跡は気温の上昇と共に雪が溶けて、短時間でなくなる事をまじまじと感じました。
*****時間を区切って行動すべし*****
実は迷い道を含めて山頂には到達出来ない事も見越して、最大限歩いて13時で前進をやめると決めていました。
それでも最後山頂アタックポイントは痩せ尾根のたもとは肩までは行きたかった。そこにはシラネアオイの群生地が有り、これを見ながらお昼ご飯にしたかっったです。残念ながらその場所より10分程度手前でお昼ご飯にし、折り返しました。
コメント
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kintakunteさま、こんにちは。
堂津岳登山道整備を毎年されていた方でも
道迷いになるんですか?
一度行ってみたい場所なんですが、
以前の山の本では笹こぎが多いので
残雪期が最良と載っていました。
kintaさんやお友達が整備に勤しまれ
だいぶ歩きやすくなったような?
最良の季節を教えてください。
aonumaさま、コメント有難うございます。
登りやすい季節は梅雨前で日が長いこの時期か、暑さ覚悟で梅雨明け直ぐです。気温を考えると秋が良いのですが、陽が短くなるので気が気でなりません。開通してから3年が経ちますが、刈り払いした道は健在です。何れも山頂まで快適な登山道がお待ち申し上げます。 なんてね。
兄さん、こんばんはです。
堂津岳お疲れ様でした。
残雪期と無雪期のルートが交錯する難しい状況だったのですね。でもこれでまた一段と経験値アップですね(〃´o`)
この日、地震のアラートがあって(実はその瞬間、スキーブーツで不安定な木の上で山菜観察会していましたorz.)、鬼無里や白馬の震度を聞いた時、真っ先に堂津の兄さんが心配になりましたが、山も、特に寸断されやすい奥裾花の林道とも無事で何よりでした。
残雪の稜線も、自然園付近のブナの新緑も良い感じで(いつも大きく写真をアップされる兄さんの写真でも、お目当ての山菜系は確認出来ませんでした)、こちらは来週の出撃を予定しています。
13Bさん、毎度です。
あの山域は基本的に地盤が強固の様ですね。ただし岩盤の上に積もった堆積物が弱く、災害が発生しやすい感じを受けます。
ともあれ大事には至らず何よりでした。
根曲がりだけは皆無でした。道端に細いのが2本だけでしたが、雪解けが進み、気温が上がる来週ならば、素晴らしいものを見る事が出来ると思います。
行者やシラネアオイなどはちょうど良かったです。
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