観音平→編笠山→権現岳→三ツ頭→観音平
- GPS
- 06:50
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,483m
- 下り
- 1,455m
コースタイム
09:32 雲海(15℃)
10:10 押手川(11℃)
11:08 編笠山(9℃) 20分休憩
11:42 青年小屋(9℃)
13:00 権現岳(5℃)
13:42 三ツ頭(5℃)
15:40 観音平駐車場(11℃)
天候 | 曇のち雨少々 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
路肩に駐車する人も多いが駐車場で行き止まりなので迷惑度は低めか? |
コース状況/ 危険箇所等 |
・ギボシ手前の鎖場周辺は道が狭いので注意 ・ギボシを巻かない場合には鎖等がないため足元に注意 |
写真
感想
8:52〜10:10 観音平駐車場→押手川
今日はコースを知っている叔父と登るので、いつもより遅いスタート。天気はそれほど良くないにもかかわらず結構広めの駐車場(無料)は満車状態。他の人に倣って坂途中の路肩に車を停めて登山開始。
駐車場近くはいくつかハイキングコースとの分岐があったが、それを過ぎるとほどほどの登りがひたすら続く。踏み跡ははっきりしていて登りやすい。途中の雲海で一息入れて淡々と登る。
10:10〜11:08 押手川→編笠山
押手川を過ぎると岩がゴロゴロした場所になる。ここで叔父から岩場の歩き方のコツを教えてもらった。叔父曰く、岩の平たい所ではなく尖った所を踏んで、テンポよく歩くと良いとのこと。尖ったところを踏むと滑りそうに思うが、山靴でまっすぐに立てば滑らず、尖ったところに足を置けばバランスを取るのが難しいので自然と足が前に出ると言う。
岩場を進むと徐々に勾配がきつくなってくる。小休止して息を整えながら登る。ここが今日のコースで一番きつかった。ハシゴを昇ったあたりでそろそろ頂上かと勝手に期待したが、中々先が見えない。青年小屋の看板を過ぎたあたりでようやく頂上。空模様はあまり良くないが、南アルプスを始めとした周辺の山々ははっきりと見えた。
編笠山の頂上は石がゴロゴロ落ちているものの広々としている。20人程度は人が居ただろうか。風が出て結構寒いので、木の陰で軽く昼食をとる。
11:28〜11:42 編笠山→青年小屋
編笠山頂上からなかなかの急斜面を下る。小屋近くになると大きな岩がゴロゴロとした開けた場所に出る。ここでは叔父が先行したが、先ほどのアドバイスを実践して、すごい勢いで下っていってしまった。途中には看板があり、岩の間にヒカリゴケが生えている場所があった。奥のほうのコケが若干黄緑色に光っているように見えた。調べてみるとヒカリゴケというのは自らが発光するわけではなく、光を反射する細胞の働きで光って見えるらしい。あまり光っているように感じなかったのにも納得できた。
青年小屋周辺は休憩をとっている人がチラホラいたが、権現岳へ向かう人はあまり居ないようだった。時間的には我々が最後尾だろうか。
11:42〜13:00 青年小屋→権現岳
編笠山頂上前では相当苦しかったが、青年小屋から権現岳への登りはそれほどきつくはなかった。ギボシ手前あたりの鎖場は道や足場の狭さもあって怖さは感じたが、キツイという感じはなかった。(高所の恐怖の方が先に立ったのかも)ギボシを過ぎると権現小屋があり、そのすぐ先が権現岳山頂。権現小屋は営業していないようでひっそりとしており、青年小屋周辺の明るい雰囲気とは対照的。
権現岳山頂には剣があるという話を聞いていたので期待していたが、薄っぺらくて大きく、飾りものの剣という感じだった。もっと実用的なものを想像していたので、正直今ひとつという印象。権現岳山頂は編笠山山頂とこれまた対照的に狭くて休憩するようなスペースはなさそうなので、写真を撮って先へ進む。叔父は山頂の岩の上まで登っていたが、ビビリの私には剣の横あたりが限界だった。
13:00〜13:42 権現岳→三ツ頭
権現岳の下り早々にある鎖場を抜けると後は特に難しいところもなかった。権現岳山頂ではあまり休憩出来なかったので、三ツ頭手前の風よけになる木があるところで小休止する。ここでは持ってきていたリンゴを丸かじりした。喉の渇きと腹の減りを同時に回復する優れモノだが、重いのと芯が残るのが欠点か。
振り返った権現岳の方面はすでにガスに覆われていた。ギリギリセーフ。
13:42〜15:40 三ツ頭→観音平駐車場
三ツ頭のピークを過ぎるとあとは単調な下りが続く。途中途中で南アルプスがよく見えそうな箇所があるが、天候の悪化のためあまり見晴らしもよくない。
最後の1時間くらいで雨がポツポツと降ってきたが、本降りの気配ではなかったので雨具は着ずにそのまま歩いた。
観音平駐車場までもう登りはないと思いこんでいたのに、最後の最後でまた登りがあったので、ひょっとすると間違って登山口に入ってしまったのではないかという不安もあり、精神的に参った。
我々が駐車場に到着したときに駐車場の車は半分くらいになっていた。
総括
正直な所、今回は権現岳が目的地で編笠山は通過点くらいにしか思っていなかったのに、編笠山の登りは相当苦しめられた。(逆に権現岳は拍子抜けだったかも)また、八ヶ岳の中でもどちらかというとマイナーなコースかと思っていたのに駐車場も満車だったりと誤算だらけだった。実際に登ってみれば編笠山は駐車場から2〜3時間程度で登れるという手軽さ(最後の急登はキツイが)に加えて八ヶ岳の抜群の眺望もあり、幅広い年齢層の方が楽しめる良質なハイキングコースということがわかった。(つまり人が多い)
昨日の赤岳に続いて二日連続の登山は今回が初だったが、特に大きな問題もなく無事にこなせたので1泊以上の行程をこなす自信がついたのは良かった。
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