世界よ、これが日本のアーチーズだ!(双門の滝-石の双門)
- GPS
- 08:45
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 2,819m
- 下り
- 2,824m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰り:大阪を回った以外は行きと同様。 みたらい渓谷駐車場は、協力金300円ですが、係員がいない時は「払えない」ようです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは熊渡を出てしばらくしたところにありますが、私はコンパスから提出しました。このルートは山と高原地図の破線ルートですが、途中に標識は少なく、分岐はわかりづらいです。また、山と高原地図上でのルートとGPS現在位置にずれがあるようで、実際に歩いた人のログも参考にした方がいいかと思いました。初めて行く時は経験者と同行またはツアーへの参加がよさそうです。さらに、梯子を登る箇所がかなりあります。 |
その他周辺情報 | 道の駅黒滝でお手洗いと食事・軽食が可能です。 |
写真
感想
今回、本当は中山連山を再訪しているはずだったのですが、「天女の舞ってどんなとこ?」と調べていたら、ツアー催行業者のウェブサイトが見つかり、双門の滝ツアーもやっていることがわかりました。しかも、催行日を読んだら、なんと今週末であることを知り、慌てて連絡を取って参加を決めたという経緯です。
集合時間が0730だったので、奈良交通バスでは全く間に合いません。自宅を5時前に出て自動車で天川村へ(京奈和道路京都区間-国道24号-京奈和道路奈良区間-国道24号橿原バイパス-京奈和道路和歌山区間-国道309号。309号の一部が工事中で並行する道路の交互通行になっていますが、基本的に広い道が続き、走行には支障ありません)。集合場所を確認後、50分ほど時間があったため、みたらい渓谷に向かいます。狭い道ですが、5分ほど走るとみたらい渓谷駐車場に着きます。あとで知ったことですが、この時間帯は係員が居ないため、駐車料金は「払えません」。
時間があまりないので、渓谷入り口に近い「おいしいところ」だけ見てくる方針で、ポスターで有名なみたらいの滝から光の滝(多分)まで行って、引き返してきました。例のポスターの写真を再現できないかと試みたのですが、吊り橋とみたらいの滝を同じフレームにおさめようと思うと、多分川を渡らないといけないと思うので、今日は断念しました。
ここからスタート地点までは自動車で移動し、熊渡からトレッキング開始です。最初はザレ道の林道。ただし、途中崩落地点があって、既に林道としての役割は果たしていません。しばらく歩くと、登りと下りに分岐する箇所があり、ここを左に取ると、弥山川の川原である白川八丁に出ます。ただし、川は伏流しているとのことで、この箇所は水は流れていません。歩きにくいパートですが、朝の時間帯にはとてもきれいです。
その後、川原を離れて山道に入り、しばらく行くと釜滝に着きます。比較的小さな滝ですが、印象的なのはとても水が澄んでいること。あまりにも透明なので容易に川底が見え、一見するよりも水深があります。そのため、近いところから写真を撮ろうと思って寄った際に、足首付近まで水に浸かってしまいました(幸いなことにショートゲイターを着けていたため、靴下などは濡れず)。
小休止後、再度山道を歩くのですが、この辺から既に橋が再々登場します。例によってポールを持って歩いてきましたが、どうやらポールは不適だと判断し、収納。崖沿いの狭い道などを経由して、一旦川原へ。ただ、どうやらこの部分でポールを落としてしまったようです。2本のうち1本は写真撮影した箇所で回収できたのですが、もう1本は帰りに探すも発見できず。崖の下に落っこちてしまったのでしょうか。山の神様、申し訳ございません。
ここの川原で渡渉し、さらに進むと分岐があります。岩棚をへばりつくように進む箇所がひとつあり、その後一の滝に到着。その後、もちろん双門の滝を見るわけですが、双門の滝は谷越しに遠望する形になるため、迫力自体はこの一の滝の方が勝ります。はい、いい滝でした。
さて、ここからが双門コースの特色とも言える梯子登りが連続します。1時間の梯子登りと聞いていたので、ずっと梯子が続くのかと恐れおののいていましたが、そんなことは全くなくて、あくまで梯子がしばしば登場すると言うことです。気を遣いますが、辟易すると言うほどではありませんでした。
そしてようやく仙人凜謄薀硬着。谷の向こうに岸壁があり、ここを滔々と流れ落ちる双門の滝は、確かに滝100選に含まれるだけの存在感はありました。ただ、なにぶん距離があるので、迫力を間近に感じるには至りません。
さて、本当はここでしばらく休憩して帰路につくところ、このツアーのリピーターであるという男性が、「石の双門(あるいは双門岩)」の方が真の白眉であり、そちらの方がツアーの主目的であるとおっしゃったため、石の双門に足を伸ばすことになりました。往復で1時間くらい(休憩時間含む)で、ただし途中の道はさらにわかりにくくなり、それこそ経験者がいなければ到達はかなり困難かと思いました。ただ、自分の目で見た石の双門は、予想を遥かに上回る荘厳な、「来てよかった」スポットでした。真っ先に思い出したのはアメリカのアーチーズ国立公園にあるダブルアーチです。頭上に巨大な岩のアーチが存在する双門は感動的でした。途中まで降りていって、見返る光景も見事でした。確かに、双門の滝までやってきて、ここに寄らずに帰るのは時間と機会の無駄遣いに思えるほどのスポットでした。
昼食休憩後、再び双門の滝を見て下山にかかります。距離自体は大したことがないコースでしたが、思っていたよりも膝や腰を消耗していたらしく、下り道で脚が上がらず、苦労しました。帰りには三の滝も見ることができました。太陽の方向は変わってしまっていたのが残念ですが、ここもいい滝だと感じました。
このレポートはYAMAPにミラーしてあります。
https://yamap.co.jp/activity/1941975
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