蒜山三座縦走 / 天空のユートピアをゆく
- GPS
- 06:54
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,134m
- 下り
- 1,095m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険個所はないが、粘土質の地面は滑りやすく雨後などは転倒注意。 |
写真
感想
夫婦で連休が取れたので、どこかちょっと遠いところに登りに行こうということになり、以前からいつか行きたいと思っていた蒜山に行くことにする。
週間天気予報ではずっと雨のマークがついていて、場合によっては山は諦めて温泉&牧場めぐりでもすっかなあなどとレインウェアを詰めながら考えていたが、前日にはどうにか持ちこたえてくれそうな予報に変わり、岡山へと旅立つことにした。
堺を4時半に出発、3時間ほどで蒜山高原に到着する。上蒜山登山口から電話でタクシーを頼み、下蒜山登山口のある犬挟峠まで連れて行ってもらう。ちなみに片道15分で3,600円也。
「クマいます」「マムシ出ます」の看板に「マジかよ」と思いながらも出発。延々と続く木製階段や、滑りやすい粘土状の斜面に苦労しながら登って行く。
急に周囲が開けたと思ったら五合目に到着。ここからは山肌を一面の笹原が薄緑の絨毯よろしく覆い、なんとものどかな風景となる。以前に見た、次郎笈から剣山を振り返った景色に似ている。まさに天上のユートピアと呼ぶにふさわしい。気持ちよかった。
10:10、下蒜山(1,100m)到着。なかなかの景観で、これから向かう中蒜山、上蒜山はもちろんのこと、はるか遠くには伯耆富士の異名もある大山(1,729m)の雄姿も拝むことができる。もっとも今日は黄砂が多くてそれほど空気は澄んではいなかったが。
中蒜山との間にズドーンと落ちてゆくコルを見て「ここからあそこまで吊り橋でもかかってたらええのに」とため息をついたところで縦走が楽になるわけでもないので諦めて出発する。ところどころ意外な痩せ尾根などもあるものの、樹林帯や笹原など気持ちのいい道が続く。
フングリ乢をすぎるといっぺんに雰囲気が変わり急登に。ゼエハア言いながら高度を上げていく。塩釜の冷泉へと下りてゆく分岐をすぎればじきに中蒜山頂上の避難小屋が見えてくる。
12:05、中蒜山(1,122m)到着。壮年の登山グループと交互にシャッターを押し合う。嫁は一緒に写ってくれと言われて壮年グループの記念写真に納まっていた。
ここで景色を見ながら昼メシにする。展望はここが一番よかったように思う。360度の景観を楽しみながらのカップラーメンとコーヒー、美味かった。
中蒜山を出発して約1時間、やはりゼエハアいいながら下っては登り返し、13:45、上蒜山(1,202m)登頂。ここが蒜山の最高点であるが、狭い山頂に展望はほぼなし。ガッカリ頂上である。長居してもしゃあないので写真だけ撮ってさっさと進む。山頂から30分ほど下った槍ヶ峯からは蒜山三座が一望でき、反対側には大山も観れてこっちの方がよっぽど眺めがよかった。
槍ヶ峯からの下山路は遮るもののない尾根道。眺めはいいし風は通るしで気持ちのいい事この上なし。しかし今日は薄曇りやからよかったけど、真夏のカンカン照りやったら軽く死ねますねコレ。
2合目からは樹林帯の中を例の木製階段が続く。下りるのはええけど、これ登るのしんどいなあ。段差大きいし。
登山口からはジャージー牛がたくさんいる牧場の中を抜けていく。駐車場に着いて装備を解いたら早速ジャージー牧場へ行き、ソフトクリームを食う。うっ美味い!
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