【三御大作戦】三頭山・三頭大滝・月夜見山・御前山
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- GPS
- 09:50
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 2,169m
- 下り
- 2,380m
コースタイム
天候 | 晴れ昼過ぎ雲量増える。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:奥多摩駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道の状況:三頭山まで急登の連続。月夜見〜惣岳間も起伏が激しく急上昇と急降下の連続(巻き道はある)。 |
写真
感想
ここ最近、紅葉を楽しもうにも週末の天気がイマイチだったところ、この週末は好天に恵まれるというので奥多摩に紅葉を愛でに行くこととした。奥多摩に鎮座する三つの御大、すなわち
三頭山
御前山
大岳山
を巡り巡って高い所から低い所まで存分に紅葉を楽しもうという算段である。それに加えて爾後の山行に備えて御岳山周辺の道を再確認するという目的もてんこ盛りした本作戦は日の短さ以前の問題により、中断を余儀なくされた。しかし、晴れ渡った空の下、三頭山から好展望を得られるなど、一定の成果も収め得た。
【当初予定】
小河内神社〜三頭山〜三頭大滝〜月夜見山〜御前山〜鋸山〜大岳山〜御岳山〜御嶽駅
【問題点】
前夜飲酒の上、短時間睡眠(約2.5時間)。
予想以上に気温が高く、水分と体力を消耗。
急登が相次いだことにより、水分と体力を消耗。
汗を吸ったシャツが重くなり、体力を消耗。
空気の乾燥により、水分を消耗。
【結果】
小河内神社〜三頭山〜三頭大滝〜月夜見山〜御前山〜奥多摩駅
【以下詳細】
前説のとおり、奥多摩の紅葉が色褪せる前に見ておこうという趣旨である。ヤマレコ内においてハセツネカップによるゴミ散乱等が報告されていたので、当初は清掃モードでの山行を考えていたが、三頭山・笹尾根を歩いた職場の人から状況が改善されていることを聞き、通常モードでの山行となった。
三頭山は檜原都民の森内にあり、(車を使えば)アクセスが容易とあって、かなりの人出が予想された。静かな山行を楽しむには早期進発が必須である。
というわけで、0325時に家を出、0430時に武蔵小金井駅を発つ。
大して寝ることもできないまま0600時に奥多摩駅に到着。「回送」のままになっている0605時発鴨沢西行のバスに戸惑いながら乗車する。バスの座席は7割ほど埋まった。多くは鴨沢で降りるのだろう。天上に垂れ込めていた雲は西に行くほど晴れ、小河内神社バス停に到達する頃には依然として雲が山をまいていたものの、幾筋もの陽光が降り注いでいた。
まずは小河内神社に参拝。奥多摩湖に半島のように出張った先に神社はある。小高い丘からは湖を取り囲む山々を望むことができる。昔から小河内村をここから見守っていたのか、はたまた村内にあった社をダムの底に沈む際に現在の場所へ遷座したのか。
麦山浮橋は奥多摩湖の側を通るたびに渡りたいなあと思っていた所である。思いながらも実際に渡る機会がなかったわけだが、ついにこの日にわたる事となった。浮橋は長さ5mくらいのブロックに分かれており、それらが繋がっている。思ったほど揺れないが、ブロックから次のブロックに移る時は結構揺れる。また、橋の上で物を落とした場合、どうしようもない事態になることが予想されるので落ちそうなものはしまっておいた方がよかろう。何も遮るものがない湖面からの山並み、湖面に映える山並み、素晴らしく、感嘆する。
湖を渡って暫く歩くと三頭山へ至る登山道の入口となる。ここからは急な登りの連続で山頂についた頃には汗だくになってしまった。11月にこんなに汗を流すことになるとは予想外だ。下着を一枚脱いだが汗を吸って重くなっている。この大量の汗と汗を吸った重いシャツを持って歩くということが後々響いてくる。
前回、三頭山に来た時は雲が垂れ込めて展望もイマイチだったが、今回は山頂に至る頃には雲が晴れて澄んだ秋空が広がっている。午後に持ってくると雲に覆われちゃうんだよなあ、うんうん。東峰からは御前山や大岳山等、西峰からは富士山や雲取山がくっきりと見え、幸せな気分になる。
山頂ではちょうど私が来た頃が人の増え始める端緒であった。東峰は私が来てから計6,7名ほど登頂。西峰も他に6人ほど休んでいたが、降りていくと三々五々とグループで続々登って来ていた。その規模は下りていくほど大きくなる。森林館では遂に団体も襲来。週末の憩いの場として都民の森はかなり人気があるようだ。紅葉そのものは色褪せつつあるが、三頭ノ大滝等見どころも十分。滝見橋はもっと低い所にあれば滝の落差や全体像を楽しめるのになと少々残念に思う。
このように人がうじゃうじゃしてきた都民の森もいない所は全くいないわけで、風張峠までの道は人影もなく、しかも小道が複雑に交差しているので若干迷走してしまう。ようやく尾根に戻ってきた所で農林水産省の委託業者の人に調査票を渡される。奥多摩周辺の山道で崩落等していて直して欲しいという所を書いて郵送するというものだ。山を愛する者の善意に頼る方法だが、結構細かく書かないといけないので回答回収率は高くないと思われる。それでも業者が隈なく歩き回って調べるよりは安く済むのかもしれない。
月夜見の辺りからしんどくなってくる。足が上がらない。その上に御前山まではガクンと降りてグオッと上り返すの繰り返し。巻き道はあったがバカ正直にピークを経由して歩く。それだけ消耗するので休み休み歩く。
最後の惣岳山直下の急な登りも何とか登りきる状況で当初目的は時間的にと言うよりも体力的に困難と思われた。御前山で寝転がって休憩。
10分ほど横になって体が楽になったのと以後は御前山ほど高い山はないことからいけるのではないかという思いも過ぎったが、当初御岳で日没を迎える予定のところ、大岳山と御岳山の中間付近で日が没すると予想され、夜間山行の用意はしていたものの足の状態から厳しいと判断。奥多摩駅へ降りると最終決定した。
以降は無理をしないよう、鋸山にもあえて登らず、多くの下山者についていく形で降りる。携帯付属の歩数計を見ると1000kcal以上消費している。昇り降りや基礎代謝も加えると倍以上消費したと思われるが、それに対して摂取したカロリーはいかほどであろうか。飲料と食料をケチった結果が今回の山行なのだろうと反省しきりである。
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