皇海山 (皇海橋より) [ブルーすかい]
- GPS
- 05:33
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 960m
- 下り
- 953m
コースタイム
天候 | 曇りのちはれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
皇海山。
昨年わたらせ渓谷鉄道を使って足尾銀山平を訪れた際、遥か遠くに見えた山を目指します。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1303494.html
とは言え、今回は群馬県側から、皇海橋からの最短ルートを取ります。車の運転をしない我々にとって悪路で有名な皇海橋までの道を行くには送迎に頼るしかありません。梅雨の時期に宿泊の予約をするのは博打的なところがあるのですが、ペンションオウレットにお世話になることにしました。
宿の美味しい朝ごはんをいただいて6時20分ごろに出発。到底すれちがいなどできそうにないような細い栗原川林道に入って行きますが、何度も行き慣れている宿のご主人の運転に身を任せます。「登山口までが核心部」と言われる凸凹の悪路を事も無げに進んで行き、8時前には皇海橋に到着しました。
皇海橋駐車場にはすでに多くの車が停まっていました。こんな悪路を1時間以上かけて運転してくる人がこんなにいるとは驚きです。深田百名山の経済効果たるや、すごいものがありますね。
さて登山開始。天候は曇り。低めの気温で歩きやすいです。はじめは不動沢沿いのあまり傾斜のない道を進んで行きます。登山者が多いので熊と遭遇する心配もなさそうです。渡渉を何度か繰り返しますが、最初の渡渉が一番大きいだけで、あまり問題はないかと思います。
沢沿いの道は深山の雰囲気でとても気持ちがいいものでした。登山者は多いですが、ペースに巻き込まれないようにゆっくり目で歩いて行きます。
中間地点を過ぎると徐々に傾斜がきつくなって行きます。荒れた感じのロープのある道をやり過ごすと不動沢のコルに到着。いつの間にか雲の上に抜けたらしく頭上には青空が広がり、鋸山の尖った頂きを見ることができました。
皇海山に向けてしばらくいくと展望が開けます。雲海が眼下に広がり、高い山々のてっぺん部分のみが雲の上に出ています。遠くには富士山の綺麗な姿も見え、奇跡的な光景でした。
山頂にはややあっけないほどで到着。燧ケ岳なども見えましたが、登山客が大勢いましたので長居はせずに退却。ここまでのルートでは皇海山自身を見ることができませんでしたので、鋸山の方向に行って見ることにしました。
不動沢のコルを経由していくつかの小ピークを経由して鋸山に取り付くと大きな岩を登る地点になり、そこからは巨大な皇海山の姿を望むことができました。いくつもの沢に刻まれた足尾の山々が広がっており、本当に深い深い場所なのだ実感できました。
鋸山のピークもそう遠くはなかったのですが目的は達成しましたし、時間に余裕がなくなると楽しくありませんのでそこから引き返しました。小ピークで昼食をとり、元の道を引き返しました。
下山時はなぜかあれだけたくさんいた登山者とはあまり会わずに、自分のペースで気持ちのいい沢の道をゆっくりと「ブルースカイブルー」という古い歌を鼻歌で歌いながら歩いて戻りました。(R.I.P.西城秀樹さん)
百名山の中でも地名度は低いと思われる皇海山ですが、流石に選ばれるだけのことはありますね。素晴らしい山でした。
【Google Earth】
https://earth.app.goo.gl/6n5rw
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