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Yamareco

記録ID: 1500566
全員に公開
ハイキング
甲斐駒・北岳

【間隙作戦】椹池〜甘利山〜千頭星山〜広河原〜椹池【乙34.0】

2018年06月17日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:04
距離
15.9km
登り
1,330m
下り
1,305m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:33
休憩
0:32
合計
6:05
距離 15.9km 登り 1,330m 下り 1,321m
4:26
55
椹池
5:21
41
6:02
6:06
26
6:32
6:33
32
7:08
19
7:27
7:29
12
7:41
7:50
10
8:00
8:02
17
8:19
2
9:12
17
9:29
9:37
11
9:48
9:49
2
10:23
10:24
7
甘利山神社
10:31
椹池
天候 曇→晴れだったが、帰路雲が濃くなり、所々パラパラ。甘利山で再度薄日。
過去天気図(気象庁) 2018年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
椹池駐車場
さらに上の広河原駐車場には数十台駐車可。
コース状況/
危険箇所等
椹池から南甘利山を経て甘利山へ向かうルートは、奥へ進むほど笹薮が濃くなる。
甘利〜千頭星間は、大西峰の稜線に到るまでが急傾斜だが、他は歩きやすい道。
夜明け前の椹池
2018年06月17日 04:25撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 4:25
夜明け前の椹池
白鳳荘前の駐車場を出発。
2018年06月17日 04:27撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 4:27
白鳳荘前の駐車場を出発。
雲間に見える甲府盆地
2018年06月17日 04:46撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 4:46
雲間に見える甲府盆地
道が徐々に傾斜を増してくる。
2018年06月17日 05:01撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 5:01
道が徐々に傾斜を増してくる。
甘利山分岐。たぶん、南甘利山経由でも一旦この分岐に戻って甘利山に向かう方が良い。
2018年06月17日 05:18撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 5:18
甘利山分岐。たぶん、南甘利山経由でも一旦この分岐に戻って甘利山に向かう方が良い。
雲間から富士山の真ん中だけ見える。
2018年06月17日 05:21撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 5:21
雲間から富士山の真ん中だけ見える。
標識を見落としたが南甘利山の辺りは苔も色鮮やか。
2018年06月17日 05:22撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 5:22
標識を見落としたが南甘利山の辺りは苔も色鮮やか。
南甘利山から先は急な下り。
2018年06月17日 05:24撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 5:24
南甘利山から先は急な下り。
だんだんと道が笹に埋もれてくる。また、複数の踏み跡道ができているように思われた。
2018年06月17日 05:26撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 5:26
だんだんと道が笹に埋もれてくる。また、複数の踏み跡道ができているように思われた。
濡れた笹薮漕ぎに嫌気が射して、甘利山の稜線に近づいたところで直登する。
2018年06月17日 05:54撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 5:54
濡れた笹薮漕ぎに嫌気が射して、甘利山の稜線に近づいたところで直登する。
稜線上の道に出る。大人しく広河原から登れば良かったかな。
2018年06月17日 05:55撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 5:55
稜線上の道に出る。大人しく広河原から登れば良かったかな。
甘利山に近づくとつつじがチラホラと。
2018年06月17日 05:59撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 5:59
甘利山に近づくとつつじがチラホラと。
ツツジの名残
2018年06月17日 06:00撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 6:00
ツツジの名残
明け方は晴れていた甘利山
2018年06月17日 06:01撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 6:01
明け方は晴れていた甘利山
ツツジ群落
2018年06月17日 06:02撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 6:02
ツツジ群落
富士山は雲の中
2018年06月17日 06:02撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 6:02
富士山は雲の中
櫛形山方面
2018年06月17日 06:03撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 6:03
櫛形山方面
千頭星山の稜線は若干雲が付いているものの青空。
2018年06月17日 06:03撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 6:03
千頭星山の稜線は若干雲が付いているものの青空。
2018年06月17日 06:04撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 6:04
奥甘利山へ。
2018年06月17日 06:08撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 6:08
奥甘利山へ。
直登した所の先に大笹池への分岐があった。
2018年06月17日 06:11撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 6:11
直登した所の先に大笹池への分岐があった。
往路でもう十分。
2018年06月17日 06:11撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 6:11
往路でもう十分。
富士山を覆っていた雲が薄れてきた。
2018年06月17日 06:19撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 6:19
富士山を覆っていた雲が薄れてきた。
そして、ちょっと登っている間に富士山の雲が晴れた。
2018年06月17日 06:23撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 6:23
そして、ちょっと登っている間に富士山の雲が晴れた。
奥甘利山。正面に富士山。
2018年06月17日 06:31撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 6:31
奥甘利山。正面に富士山。
最盛期に来なくても楽しめる。
2018年06月17日 06:43撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 6:43
最盛期に来なくても楽しめる。
雲の中に入る。
2018年06月17日 06:56撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 6:56
雲の中に入る。
雲を抜けたところで、
2018年06月17日 07:03撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 7:03
雲を抜けたところで、
御所山方面分岐。
2018年06月17日 07:04撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 7:04
御所山方面分岐。
千頭星山は意外と近かった。
2018年06月17日 07:09撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 7:09
千頭星山は意外と近かった。
富士山はくっきり。
2018年06月17日 07:10撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 7:10
富士山はくっきり。
千頭星山途上の展望は以下の如し。
2018年06月17日 07:14撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 7:14
千頭星山途上の展望は以下の如し。
金峰山を主峰とする奥秩父山塊
2018年06月17日 07:22撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 7:22
金峰山を主峰とする奥秩父山塊
八ケ岳
2018年06月17日 07:23撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 7:23
八ケ岳
地蔵岳、オベリスク
2018年06月17日 07:23撮影 by  XQ2, FUJIFILM
1
6/17 7:23
地蔵岳、オベリスク
千頭星山は樹林帯の中。うーん、何だか物足りない(歩き足りない)なあ。
2018年06月17日 07:26撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 7:26
千頭星山は樹林帯の中。うーん、何だか物足りない(歩き足りない)なあ。
山頂からちょっと足を伸ばして展望ゲット。
2018年06月17日 07:40撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 7:40
山頂からちょっと足を伸ばして展望ゲット。
鳳凰三山
2018年06月17日 07:41撮影 by  XQ2, FUJIFILM
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6/17 7:41
鳳凰三山
八ケ岳
2018年06月17日 07:42撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 7:42
八ケ岳
富士山
2018年06月17日 07:44撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 7:44
富士山
オオナジカ峠を経て苺平に到る道が無くなる前に歩かねば。
2018年06月17日 07:46撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 7:46
オオナジカ峠を経て苺平に到る道が無くなる前に歩かねば。
地蔵岳アップ
2018年06月17日 07:47撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 7:47
地蔵岳アップ
千頭星山に戻る。
2018年06月17日 07:59撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 7:59
千頭星山に戻る。
下山開始。
2018年06月17日 08:02撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 8:02
下山開始。
奥秩父、八ケ岳と鳳凰の端っこ
2018年06月17日 08:04撮影 by  XQ2, FUJIFILM
1
6/17 8:04
奥秩父、八ケ岳と鳳凰の端っこ
鳳凰方面の展望が少しなのが残念。尾根の縁に行けば見られるのかもしれないが。
2018年06月17日 08:11撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 8:11
鳳凰方面の展望が少しなのが残念。尾根の縁に行けば見られるのかもしれないが。
御所山方面にも展望ポイントが無いか足を伸ばして探ってみる。
2018年06月17日 08:21撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 8:21
御所山方面にも展望ポイントが無いか足を伸ばして探ってみる。
とりあえず、富士山の展望をゲット。
2018年06月17日 08:32撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 8:32
とりあえず、富士山の展望をゲット。
この先は鳳凰大周回の時に取っておこう。
2018年06月17日 08:33撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 8:33
この先は鳳凰大周回の時に取っておこう。
何十人という登山者と擦れ違いつつ下る。
2018年06月17日 08:51撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 8:51
何十人という登山者と擦れ違いつつ下る。
何か垂れている。そして、青空はここまで。
2018年06月17日 08:51撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 8:51
何か垂れている。そして、青空はここまで。
帰路でも雲の中に入ったが、往路の時よりも濃い。たまにパラパラと雨粒が落ちてくる。
2018年06月17日 08:59撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 8:59
帰路でも雲の中に入ったが、往路の時よりも濃い。たまにパラパラと雨粒が落ちてくる。
大降りの雨にならなければ霧の中歩きも良し。
2018年06月17日 09:06撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 9:06
大降りの雨にならなければ霧の中歩きも良し。
帰路の奥甘利山は真っ白。
2018年06月17日 09:11撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 9:11
帰路の奥甘利山は真っ白。
2018年06月17日 09:24撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 9:24
蒸発した雨露が新たな雲を生成したのだろうか。@甘利山山頂
2018年06月17日 09:27撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 9:27
蒸発した雨露が新たな雲を生成したのだろうか。@甘利山山頂
ツツジ群落も霧に包まれている。
2018年06月17日 09:29撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 9:29
ツツジ群落も霧に包まれている。
山頂でウロウロしていたら薄日が射してきた。
2018年06月17日 09:31撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 9:31
山頂でウロウロしていたら薄日が射してきた。
帰りは広河原へ。
2018年06月17日 09:39撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 9:39
帰りは広河原へ。
甘利山頂はまた雲に覆われた。
2018年06月17日 09:40撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 9:40
甘利山頂はまた雲に覆われた。
雲が切れると、その奥には青い空。しかし、長続きはしない。
2018年06月17日 09:46撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 9:46
雲が切れると、その奥には青い空。しかし、長続きはしない。
広河原に下山。
2018年06月17日 09:47撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 9:47
広河原に下山。
2018年06月17日 09:48撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 9:48
広河原のトイレで用を足し、
2018年06月17日 09:51撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 9:51
広河原のトイレで用を足し、
登山道を歩いて椹池まで下る。
2018年06月17日 09:57撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 9:57
登山道を歩いて椹池まで下る。
2018年06月17日 09:57撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 9:57
この状況でも登って来る人がいる。昼頃にまた晴れるのかしら。
2018年06月17日 10:03撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 10:03
この状況でも登って来る人がいる。昼頃にまた晴れるのかしら。
2018年06月17日 10:14撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 10:14
2018年06月17日 10:16撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 10:16
甘利山神社に参拝。
2018年06月17日 10:22撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 10:22
甘利山神社に参拝。
階段を下れば、ほぼ下山だ。
2018年06月17日 10:23撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 10:23
階段を下れば、ほぼ下山だ。
2018年06月17日 10:27撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 10:27
椹池駐車場に帰還。
2018年06月17日 10:29撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 10:29
椹池駐車場に帰還。
下山後、甲府盆地周囲の山を見渡すと、茅ヶ岳以外の山ではまだ結構雲がかかっていた。
2018年06月17日 10:54撮影 by  XQ2, FUJIFILM
6/17 10:54
下山後、甲府盆地周囲の山を見渡すと、茅ヶ岳以外の山ではまだ結構雲がかかっていた。
撮影機器:

感想

前の週末は当分晴れ間が無かろうと山行を企図したが空振り。6月は仕事の上で当面の雑事をこなしつつ来年度のことも考えないといけない時期なので、なかなか山に行こうという気持ちも起きづらいところではあるが、せっかくのワンモアチャンスなので、赤城で空振った分を取り返すべく、好天が予想される甲信地域において山行を計画。仕事の方にも頭を使わねばならず、また日曜日なので、サラッと済ませられることを主眼とし、ヤマレコでおすすめされていた甘利〜千頭星を歩くこととした。
思ったほど雲が取れなかったという結果から考えると、このサラッと山行はうまくはまった。しかも、雲と雲の合間の晴れ間をうまく捉えた幸運な山行だった。
甘利山神社に深く感謝申し上げる。

【南甘利山経由甘利山】
出発地を椹池としたのは、南甘利山、甘利山、奥甘利山をセットで歩き、かつ周回することを企図したからである。
到着時濃霧に包まれていた椹池周辺も明け方にはスッキリとはいかないまでも雨は降っていなかった。ただ、木や葉に残った雨露が垂れる音のみ。
入山すると最初は山腹を巻くような感じで歩き始めには優しい。徐々に傾斜が出てくるが大したことはない。
転機は甘利山への分岐以降だろうか。まさか、分岐からすぐ南甘利山だとは思っておらず、ピークがあるのは認識していたが、標識も無くそのまま素通りして谷への急降下に移る。
ヤマプラでは、南甘利山から直接甘利山に向かうルートは無く、大笹池経由か、先程の分岐に戻るかとなっているが、甘利山から降りてきたところで標識も何も無いが明確な十字路分岐があり、直進方向に甘利山へ徐々に上っていく細い道がある。恐らく、その分岐で左折すると大笹池に至るのだろう。
その時点では南甘利山を通過したのかどうか不明確なままだったが、流れというものを重視して、そのまま甘利山方面に向かう。しかし、傾斜は緩やかで、地図と照らし合わせて見るに、甘利山山頂に直接到る感じではない。しかも道を雨後の濡れた笹薮が覆って、服もびしょ濡れだ。地図上に無い半分藪漕ぎの道をずっと歩いていると、だんだん不安が募ってくる。そこで甘利山〜奥甘利山の尾根に接近したところで尾根に直登する。同様の行為をする人が他にもたくさんいるらしく、尾根上の道に出て振り返ると、淡い踏み跡道ができているのが見て取れた。(そして、薄い踏み跡道があったからこそ直登したのである。しかし、むやみやたらに踏み跡らしき道を辿るのも危なっかしい。今回のように、正規の道がすぐ近くにあるとわかっていること、地形に無理が無いことの二条件が満たされていないとかえって危険を招来するだろう。)なお、そのすぐ近くに大笹池に下るちゃんとした分岐があり、別に直登することもなかったと思い知る。まあ、この辺りはあまり綺麗な歩き方ではなかった。服も濡れてテンションも低い。

【甘利山〜千頭星山】
南甘利山に登った感覚が無いまま甘利山の稜線に乗ったので、帰りに踏む予定だった甘利山に向かう。復路では甘利山がガスに覆われていたことを考えると、まさに明暗を分ける判断だった。
まだ雲の多い明け方ではあったが、この後日が昇るにつれ雲が消えゆくことを期待しつつ千頭星へ。緩やかな陵線から千頭星への稜線に一気に高度を上げている最中に雲の中を抜け、遠くでは富士山の雲が取れた。
それからは奥秩父、八ケ岳、富士山を眺めながらの快適な稜線山歩である。雲海上の光景に感嘆しながら歩いていると、もう千頭星山に着いている。
それにしても曲がりなりにも2000m超峰、それなりの心構えをして来たのだが、意外とあっさりと着いてしまった。何と言っても距離が短い。この物足りなさは稜線上で鳳凰の展望がほぼ無かったことと相まって不満のくすぶりとなる。どこかに展望所があるはずだと、もう暫く、いざとなれば大ナジカ峠まで足を伸ばすことにしたが、そんなに歩かないうちに鳳凰の展望を望める場所に出る。そこが鳳凰展望所として有名であることは帰ってきてから知ったが、これで我が心は大いに満たされた。

【下山局面】
雲は段々晴れてくると思っていたのだが、大西峰から下り、再度雲の中に入ると、明らかに往路よりも密度の濃い雲に覆われる。蒸発した雨露が新たな雲を生成したのだろうか。それとも盆地上の雲が山に寄ってきたのだろうか。時折、パラパラと雨粒が落ちる音がする。そんな中でも大量の人が上ってくるのは、やはり晴れることを期待しているからだろう。「もう少しで雲の上に出ますよ〜。」、「千頭星は雲の上ですよ〜。」とエールを送る。
帰りの甘利山で再度展望を楽しむ予定が、雲に覆われ真っ白な世界。それでも山頂到着後暫くすると薄日が射し、これ以上の天候悪化はないと安心した。
甘利山から広河原まではすぐである。これなら夜空を軽く楽しみに来ることもできるかもしれない。

【総括】
甘利〜千頭星を山行目標としたのは冒頭述べたことの他に、甲信の高山を目に焼き付けて夏以降の山行意欲を高揚せしめることも企図していたためであるが、狙い通りの結果となった。雲海に浮かぶ雄峰群に心は躍動、その一方で、元から軽めに歩くつもりではあったが、あっさりとし過ぎた山行。歩き足りなさは後半ずっと付いて回り、御所山方面に展望所を探しに行くほどだった。
この思い如何せん。ただただ新たなる山を拓くのみ。
最後に、改めて、甘利山を始めとする山の神々、天の神々に深謝し奉る。

〜おしまい〜

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