鎌倉(散在ガ池、天園、番場ケ谷、衣張山周辺散策)
- GPS
- --:--
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 786m
- 下り
- 757m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
北鎌倉駅終点 |
写真
感想
最近買った本「湘南・三浦半島山から海へ半日ハイク」に触発されて、鎌倉の紅葉具合の確認を兼ねて歩いてみた。コースはとりあえず大船から入り、天園コースに入ったら気の向くまま歩くことにした。
大船駅笠間口に降り立つと目の前にあるはずの砂押川は蓋をされて駐輪場になっていた。見当をつけ駐輪場の先に川を見つけた。大船郵便局の裏手から桜並木のプロムナードが始まる。距離は短いが桜の季節に訪れてみたくなる。
大長寺は徳川家康と因縁のある寺と聞いたが、本堂前に三つ葉葵の紋を見ることができた。
大長寺の墓地を過ぎるといつのまにか笹の多い尾根道になるが、樹林帯の中で展望はきかない。地図で見ると両側は住宅地が押し寄せて来ているはずであるが、それを感じさせないコースである。ただ街の音が聞こえてくるのは致し方ない。
ビニールハウスのある畑に突き当たって右に行く。左への畑の作業道を過ぎて少し下ったところに左に戻るように上がって行く道があり、そこを登っていく。
右手に六国見山が大きく見えた。すぐ先で住宅地が見えてくるが、左側のピークに上がる道がありピークには南無仙元大菩薩の碑があった。そこから大船駅方面が見えたが、その後に雲の間から頭だけのぞかせた富士山が見えた。ピークの先に展望の良さそうな場所が見えたので行ってみると、住宅地から続く立派な階段があった。何の為に作ったのか不可解な思いが残った。
元に戻り、一旦住宅地に下り山側を意識しながら道路をたどっていくと再び山道に入る。ここからの道は今までの道よりもやや広くしっかりしている。散歩中の人ともすれ違った。初めて散在ガ池への案内標識を見つけた。
標識の少し先に右へ入る分岐があり、確かめたいことがあったので寄り道をする。以前白山神社前から畑の脇を通って今泉小入口へ周回した道を確かめたかったのだが、少し下った先に畑の分岐を確認することが出来た。
再び元に戻り散在ガ池をめざす。途中桜の大木が並んでいるところがあり、富士山と桜大好きの私にはとても魅力的な場所を見つけたとうれしくなる。
バス通りに下りてきて、今泉不動と白山神社に寄ってから散在ガ池森林公園に入った。池の周りの紅葉は遅れているようでまだ色付いていない。池を一周するつもりであったが、周回する道は池のかなり上を通っているので、思惑が外れた為半周で抜けて天園コースへ向かう。
住宅地の先の公園からコースに入るとすぐ覚園寺分岐。ここで百八やぐらを見学。今まではコース脇のやぐらを見るだけであったが、一段上がって見ると天園のハイキングコースの下にやぐらが連なっている様がよくわかる。
とりあえず天園コースを天園に向かって歩くことにする。団体さんの後についてしまったが、急ぐこともないのでしんがりを務める。
天園から獅子舞を見下ろしてみるが、やはりイチョウはさびしい。獅子舞をやめて番場ケ谷を下ることにした。番場ケ谷の下降地点のイチョウは台風でかなり痛めつけられていた。折れた枝が交錯し、落ちた枝がコースをふさいでいる。
もみじはまだ色付いていないが、葉は元気そうなので期待できそうだ。
沢床を下りて行くのだが、水量は少ないので靴を濡らすことは無い。但しぬかるんだ所へ足を落とさなければの話。
バス通りへ出てから明王院のイチョウを見に行った。葉がすっかり落ちてしまっている。報国寺のイチョウは台風の影響を受けていないと聞いていたので報国寺へ向かう。歩きながら昼飯をどこで食べようかと考える。ザックに大船駅で買ったパンがはいっているので、どこで食べてもいいのだが落ち着いて食べられる所が良い。
そこで思いついたのが衣張山。富士山を眺めながら食べよう。
報国寺のイチョウは元気であったが、色付きはもう少し時間がかかりそう。
衣張山は団体さんで賑わっていたが、ベンチにすわって食事することが出来た。
あいにく富士山は雲の中であった。パンを食べながら衣張山から釈迦堂の切り通しの上に行けることを思いついた。お地蔵さんの後にそれらしい隙間を見つけたが、さすがに大勢の人がいる中でそこに踏み込む勇気が無く、団体さんが出発するのを待ってから笹ヤブの中に飛び込んだ。
尾根が続いているのかと思っていたが、すぐ急な斜面になったので、一瞬間違ったかなと思ったが、ロープが張ってあったのでそのまま進んだ。急斜面はすぐ終わりしっかりした道に突き当たった。道を右に進むと右手に廃屋のような東屋が見えた。東屋には看板が貼り付けてあり「このコースは私有地につき紙クズ、空カン等は、各自お持ち帰り下さい。国際自動車株式会社」となっている。昔はハイキングコースもしくは観光コースとなっていた模様。いつから使われなくなったのだろうか。その先にやぐらがあり、北条時政南邸跡の看板。看板は錆びていて全文を読みとることは出来ない。その先へ進むと、赤い太鼓橋が現れた。踏み面が木なので踏み抜かないかと恐る恐る渡った。
その先に再び東屋、短い距離にこれだけの休憩施設があるということは、かなり大勢の人が訪れたということか。
東屋から下ると四辻があり、左へ行くと先程の赤い橋の下にでる。橋の下は切通しになっていて、北条時政邸裏門跡の看板がかかっていた。右手に下りていくと唐糸やぐらがあり、ここの説明書きはしっかり読み取れた。
下へ道が続いているが、先程の四辻を下に行く道と合流し大町方面へ下りる道のようだ。
四辻へ戻り反対側に進むと、釈迦堂切通しの上に出た。切通しは見えないが、下の通行止めのバリケードがみえる。二重にバリケードしてあるということは、それでも通行する人がいるということか。と言っている自分も同罪かも。
切通しの先にもやぐらがあり、日月やぐらの看板がかかっていた。
やぐらで道は終わっているが、その先に踏み跡があったので進んでみる。ほとんど藪の状態であるが左から金網のフェンスが上がってきた。フェンス沿いに進むと今度は右からフェンスが上がってきて行く手を阻まれてしまった。祇園山コースへ抜けられるかと淡い期待をしたのだが無理のようだ。
元に戻り、赤い橋の下の切通しから鎌倉側に無理やり付けられた踏み跡をたどってバリケード脇へ下りた。下りたあとで何か後ろめたさを感じた。他人の家の裏から侵入して、塀を乗り越えて出てきたような後味の悪さ。しかしこれだけの遺跡を埋没させてしまうのはもったいないと思える。
今日は夕方平塚で飲み会があるので、鎌倉で時間潰しと考えていたのだが、まだ時間があるので西御門から天園コースへ戻ることにした。西御門の住宅街の急な坂道を汗を掻きながら登る。以前天園コースから下りてきた四辻には「地主管理者の許可なく立入を禁ず」の看板が左右の道の入口に立っている。最近立てられたようだ。
仕方なく建長寺の回春院方向へ進む。回春院の前の池のまわりは改修されてきれいになっていた。半僧坊の手前のもみじもまだ色付きに時間がかかりそうだ。
勝上けんから天園コースに合流し、明月院通りに向かう。明月院通りから六国見山に向かい、途中から左にそれて高野台方面にトラバースぎみに進む。途中北鎌倉方面の分岐を左に分けてしばらく進むと住宅地の手前の畑を横切り六国見山の南側登り口に出る。六国見山には登らず住宅街を進み、北鎌倉駅に向かう。JR線路にぶつかる手前で左折し、八雲神社を今日のゴールとした。
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