神居尻山《北海道百名山》


- GPS
- 03:32
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 881m
- 下り
- 881m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
A・B・Cコースがあり、Aコース登山口にも駐車場がある 登山届は2片制で本片を入山登山口に投函し、補助片を下山口に投函 |
写真
感想
道民の森は六つの地区に分かれそれぞれが大きな規模で整備されている。神居尻山へは、神居尻地区から登るのに間違って一番川地区に入ってしまった。カーナビとGPSの地図が一致せず間違いに気付き約20km西に回り込んで正しい登山口の案内所前の駐車場に着いた。先客の男性と挨拶し登山ガイドを見せられどのコースを登ると聞かれ、初めて自分の目指しているルートがBコースで下山はAコースであることを知った。下調べが不十分でAコース入口付近にも駐車場があるそうだがもう歩き始めたのでこのまま行こう。
車道を歩いているとバンガローに泊まっている少年がミヤマクワガタの頭を見せに来た。「クワガタは頭だけで生きている。」と自慢げに話し、角の間に指を入れるとしっかりと角で挟み実証してみせた。すぐ近くのAコース登山口を左手に見て更に林道を進みBコース登山口に達した。6/6の熊目撃情報が掲示され注意を促していた。登山届には下山時に投函する半券が付き本片を投函して登山道に入った。
一貫して登りが続き標高500m位からは急登となった。男女4人組を追い越すともう人はいない、P842から北に伸びる尾根に乗り上がると傾斜は落ち着いた。南南西に進路を変え進んで行くと谷越しに雲に隠れた大きな山体が見える地図に合わせると神居尻山のようだ。稜線を進んで行くと雲が徐々に薄れてきて山の形が現れだした。稜線も樹林が薄れ神居尻山の観察を続けられた。
P842はCコースとの分岐のピークで稜線に登山道もくっきりと見える。登山者の姿はどこにもない。振り返ってもあの4人組の姿もまだ見えない。何か事故か一寸遅すぎる。神居尻の雲が取れそうになっていたが、また雲が覆ってしまった。進路を東に変えて神居尻を目指すと丸太階段が目立ち、登山道にはエゾキスゲ、ヨツバシオガマなどが咲いていた。
神居尻山(947m)に登頂すると3等三角点「三番川奥」があり展望は360°あるが雲が邪魔をしている。暫し休憩してAコース方向に下り始めると稜線上に避難小屋があった。覗いてみると窓が少ないせいか暗く、しかも湿っぽい。宿泊に使うにはどうだろう。小屋を過ぎるとジャケットを着込んだ男性が一人登ってきた。暑くないのだろうか? Aコースを登ってきたのだろう。挨拶だけですれ違った。
やがてピンネシリへの分岐に達し、指導標もピンネシリを示しているがロープが張られ通行を妨げていた。この分岐からピンネシリへのピストンを目論んでいたが藪が濃く先を見ても道形は全く見えない。片道4.4km、あの濃い藪を漕いでしかも帰って来るなどあり得ない話で断念し、このままAコースを下ることにした。振り返ると神居尻山は雲の中で避難小屋が辛うじて見えていた。
P865に到ると曲がりくねったダケカンバがあり「風は芸術家」の会話調の案内があり、風が捻じ曲げたと書かれていた。稜線の端まではある程度展望が得られたがその後北西に進路が変わると樹林帯の単調な稜線道となった。しかし所々谷を挟んで向こう側に雲に包まれた神居尻山を見ることができた。
P539は30m程の登り返しがあり直下で微かな林道が分岐した。P513は余りピーク性がなく分からないまま通過しなだらかに下り切ると朝通ったAコース登山口に達した。時間はまだ11時になっていない。朝間違って行った一番川からピンネシリを目指そう!
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