燕岳 〜営業最終日の燕山荘に泊まる
- GPS
- 27:41
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,308m
- 下り
- 1,296m
コースタイム
27日:燕山荘8:25 - 9:15合戦小屋 - 11:20中房温泉
天候 | 26日: 快晴 27日: 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
中房温泉までタクシー(6,000円)(林道凍結の可能性があったため) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■道の状況: 雪は第一ベンチで10cmくらい 合戦小屋で30cmくらい 登りは富士見ベンチからアイゼン使用 下りは凍結部分での転倒を避けるために登山口までアイゼンのまま下りた トレースは小屋に着くまでしっかり付いている ■入浴: しゃくなげ荘 400円/大人 有明荘も26日で営業終了しているので入浴不可 |
写真
感想
山岳写真ASAの仲間と営業最終日の燕山荘へ。
快晴の空に期待を大きくして中房温泉の登山口に着くと、何組も出発の準備をしていて後からもどんどん登山者が到着する。
登山口にはほとんど雪がないが、登り始めるとすぐに雪が出てくる。
今年初めての雪歩きなので極力ペースを落として登って行く。
我々と同じように写真を撮りに行くらしい人も数名見かける。
第一ベンチ、第二ベンチと進む毎に雪の量が増え、休んでいる人の数も少しずつ増える。
富士見ベンチからは富士山がよく見えた。
斜度の大きな箇所ではだんだん歩きにくくなってきたので、富士見ベンチでアイゼンを付ける。
3時間余りで合戦小屋に到着。
小屋の人が一人だけいて飲み物類やカップ麺などの販売をしていた。
ここは風が通り抜けるので休んでいると結構寒い。
稜線に出るとかなり風があるのではないかと予想して、一枚ウェアを重ね、さらにアウターを着る。
九十九折りに合戦沢ノ頭まで登ると大下りの鞍部越しに槍が顔を出す。
日差しがあるので稜線も思ったより暖かい。
ここまではまあまあのペースで登って来たが、稜線上の景色を見ると一気に気力が萎え、小屋までは写真を撮りながらダラダラと登るということで話がまとまる。
雪の量はまだそれほど多くないので、合戦尾根上部もハイマツの緑が現れていて白一色という訳にはいかず、いま一つ絵にはなりにくい。
それでも富士山を始め八ヶ岳や南ア、浅間山、妙高・火打など遠くまで見通せるので心が躍り、撮影枚数はどんどん増える。
北の方の鹿島槍ヶ岳などはすっかり真っ白になっている。
結局、合戦小屋から燕山荘まで2時間半もかけて到着。
燕山荘の前からは槍穂、笠ヶ岳から冠雪した裏銀座の山々がすっかり見渡せる。
燕岳の西側はほとんど着雪しておらず、東側もそれほどではない。
昼食を食べた後に撮影のためのロケハンをしようと思っていたのだが、少し寝ようと布団に入ったら思いのほか長く寝てしまい、気が付いたら日が沈もうとしていた。
慌てて外に出るが良い場所には既に三脚がびっしり立っている。
空いている場所を探し、準備をしている間に日は沈んで行ってしまった…。
夕食の後は先行して前日から泊まっている二人と合流し、小屋閉めを宣言する赤沼オーナーのアルペンホルンの演奏を聴きながら4人で消灯時間まで呑む。
翌朝4時半頃に起き出してみると、前日に比べると薄雲っていて微妙な天気。
夜明け前に槍の上に輝く冬空の大三角形を狙ってみるが、うまくフォーカスが合わず不本意な出来。
その後は日が出るまで安曇野から富士山へかけての夜景をやはりフォーカスに苦労しながら撮影。
6時半過ぎに日が昇って来ても、東の方角にある雲のためにきれいなモルゲンロートは見られなかった。
何となく消化不良ではあったが、4人で8時半頃から下山。
前日小屋に泊まった登山者は100名を優に超えたのではないだろうか。
尾根には下山する登山者の列が長く続いていた。
小屋はこの日から営業しないのだが、それでも登って行く多くのパーティーとすれ違う。
中房温泉までの道が閉鎖される今月末までは日帰りを中心とした登山客が残るのだろう。
約3時間で中房へ下山し、入浴の後うまい蕎麦を食べて帰路に着いた。
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