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Yamareco

記録ID: 1537302
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ハイキング
妙高・戸隠・雨飾

雨飾山

2018年07月26日(木) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 新潟県 長野県
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:13
距離
9.2km
登り
1,023m
下り
1,023m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:16
休憩
1:56
合計
5:12
距離 9.2km 登り 1,023m 下り 1,042m
4:14
37
4:51
4:58
13
5:11
5:14
6
5:20
5:35
46
6:21
15
6:36
7:38
12
7:50
23
8:13
8:20
5
8:25
8:27
13
8:40
8:59
26
9:25
9:26
0
9:26
ゴール地点
【タイム】
7/26小谷温泉登山口駐車場発(415)ブナ平(450-455)荒菅沢(520-30)雨飾山頂(645-730)荒菅沢(815)ブナ平(840-900)着(925)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
前日に向かう道すがら、雨飾山を認識した。
2018年07月25日 17:00撮影 by  DSC-T77, SONY
7/25 17:00
前日に向かう道すがら、雨飾山を認識した。
夜が明けてきた。
2018年07月26日 04:18撮影 by  DSC-T77, SONY
7/26 4:18
夜が明けてきた。
ブナ林
2018年07月26日 04:49撮影 by  DSC-T77, SONY
7/26 4:49
ブナ林
一丈周りはあるブナの大径木
2018年07月26日 04:57撮影 by  DSC-T77, SONY
7/26 4:57
一丈周りはあるブナの大径木
見上げて
2018年07月26日 04:57撮影 by  DSC-T77, SONY
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7/26 4:57
見上げて
これは気の毒である。且つ、みっともない。
2018年07月26日 04:57撮影 by  DSC-T77, SONY
7/26 4:57
これは気の毒である。且つ、みっともない。
素晴らしい風景だ。
2018年07月26日 05:13撮影 by  DSC-T77, SONY
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7/26 5:13
素晴らしい風景だ。
雪渓の奥にゴルジュ
2018年07月26日 05:20撮影 by  DSC-T77, SONY
7/26 5:20
雪渓の奥にゴルジュ
蜂を激写
2018年07月26日 05:44撮影 by  DSC-T77, SONY
7/26 5:44
蜂を激写
山頂の玉
2018年07月26日 06:43撮影 by  DSC-T77, SONY
7/26 6:43
山頂の玉
山頂
2018年07月26日 06:44撮影 by  DSC-T77, SONY
7/26 6:44
山頂
昨日の今頃、左端の山に居た。
2018年07月26日 06:54撮影 by  DSC-T77, SONY
7/26 6:54
昨日の今頃、左端の山に居た。
鋸岳、鬼ヶ面山。
2018年07月26日 06:55撮影 by  DSC-T77, SONY
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7/26 6:55
鋸岳、鬼ヶ面山。
オハヨウゴザイマス。
2018年07月26日 07:08撮影 by  DSC-T77, SONY
7/26 7:08
オハヨウゴザイマス。
白馬から日本海へ連なる山脈
2018年07月26日 07:09撮影 by  DSC-T77, SONY
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7/26 7:09
白馬から日本海へ連なる山脈
見下ろして。
2018年07月26日 07:39撮影 by  DSC-T77, SONY
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7/26 7:39
見下ろして。
山毛欅
2018年07月26日 08:36撮影 by  DSC-T77, SONY
7/26 8:36
山毛欅
山毛欅の椅子
2018年07月26日 08:39撮影 by  DSC-T77, SONY
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7/26 8:39
山毛欅の椅子
これも気の毒。
2018年07月26日 09:01撮影 by  DSC-T77, SONY
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7/26 9:01
これも気の毒。
子が親をいつか許すように、自然もまた愚かな人間を赦すのだらう。
2018年07月26日 09:03撮影 by  DSC-T77, SONY
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7/26 9:03
子が親をいつか許すように、自然もまた愚かな人間を赦すのだらう。
撮影機器:

感想

名峰、雨飾山へ
 雨飾山を他所からコレだと同定できた記憶がない。春の白馬山頂からも、前日の五竜・鹿島槍・爺ヶ岳からも気にしてはいた。火打妙高があそこ辺りだろうと当ては付くのだが、ちょっと離れて低くある雨飾山がどうにも判らなかった。だから、どれ程の山なのかも行ってみるまでは見当もつかなかった。
 爺から降り、大町駅のインフォメーションで首尾よく入手した簡易地図を睨みつつ、国道148号線を北上する中で、深田氏も言う「品のいい形をしたピラミッド」がようやく遠望された。しかし、記憶に拠ればガビガビ山だったはずだが。
 以前、地図を睨んで私が計画したのは荒菅谷を遡上して山頂に達するという至ってシンプルなもの。これに、かつて着手した青島氏や米山氏の「非常に脆かった」というフトンビシ情報が付加されて、何やらデリケートな山であるイメージが先行してしまっていた。荒菅沢もいいけれど、この周辺には他にも興味を惹く対象は多く、天狗原山に駆け上がる浅海川の地形は大いに気になる存在である。海川西俣左沢や、駒ケ岳に上がる駒ノ川もイイらしい。
 沢登りによる五竜岳登頂から、鹿島槍ヶ岳、そして爺ヶ岳への縦走を終えて、気力も落ちていたことも手伝い、次に考えていた雨飾山は夏道登頂でまぁイイか、と日和った気持ちで登山口に到着した。むくんだ足揉んで、軽装で4時過ぎには発った。百名山だけあって道はハッキリしており、初見でもラテルネ(ヘッドランプ)で進んで行けるレベルである。山毛欅が目立ちだすや、一丈周りある大径木が数本立ち現れた。山毛欅を手に掛けたことはないけれどいつか伐ることがあるだろうか。ブナ平周辺の穏やかな雰囲気は実に好ましく、早朝で人気ない中で思いの外、感じ入ってしまった。鳥がさんざめく。ブナ林を抜けると鳥の声がパッタリと止んだ。
 沢音がして道が下り気味になって沢床に到着して左を向くや、素晴らしい風景が展開した。這松も付けない、二千mにも満たない隣山より低いこの峰が、岩壁と鋭鋒を従えて数字以上に醸す迫力が予想を越えて強く感じられた。雪渓の奥に沢が吸い込まれており、その奥には何かがありそうで、見に行きもせでそのまま夏道を辿った。急登を終えて花が盛りの笹平へ。朝露にソボ濡れて笹道を通り抜け、もう一登りで山頂だった。確かに古い石仏は、信州に背を向けていた。小一時間ほど、山頂に憩った。白馬岳から日本海へ連なる山脈を見て「アレを春に辿ったんよ」と思ってみたかったがそれはもう過ぎた話だ。もう少し左に目を転じ、昨日の今頃あそこに居たのだと爺ヶ岳を眺めた。海はぼやけて見えるような見えないようなだったものの視界は良好で、後立山連山が丸見えであった。目を転じ、17年前に悪夢のようなゴルジュ沢「不動川」から登頂した、頚城の阿弥陀岳はどれだろう。こちらはもうkibako2氏の領域であり、オハヨウゴザイマス。帰路では随分な数の登山者とすれ違った。何故にああも団子になるのか?
 荒菅沢を、あの時詰めてみれば良かったろうか。雪渓は繋がっていたようだし、存外楽に通過叶って夏道よりも早くに山頂へ到達できたやもしれぬ(登山大系にもそんな記述がある)。いや、車にロープを置いていった人間に、そんなタラレバを言う資格はなかろう。何と、帰宅して本を読み返せば深田一行はあの咽喉(ゴルジュ)を通っていた!
 私の雨飾山は終わった。納得しきれはしないが、不思議な満足が残った。マリア・カラスを聴いて帰途に就いた。

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コメント

ようこそ雨飾山へ
こんにちは
深田氏の記録を読むと、ピラミッド型は日本海からの山容だと思います。
雨飾山は小谷と糸魚川では、全く違う山に見えるのです、
機会があれば日本海から眺めて見てください。
違う感動があるはずです。
ちなみに私は笹平から見下ろす太菱が子どもの頃から、憧れの景色として心に共存しております。
2018/7/26 23:15
Re: ようこそ雨飾山へ
牙子様
本には佐野坂(姫川源流遊水地名)からの展望とありますが。とはいえ、次回は糸魚川方面からこの山を気に掛けたいと思っています。フトンビシ、あれは実に良かったです。山毛欅も素晴らしかった。
2018/7/27 8:45
プロフィール画像
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