【日本百名山 No.10】赤岳 一日目 美濃戸口から行者小屋 二日目 赤岳周回カウンタークロックワイズ


- GPS
- 12:37
- 距離
- 25.8km
- 登り
- 2,284m
- 下り
- 2,291m
コースタイム
- 山行
- 3:18
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 3:31
- 山行
- 7:39
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 9:41
天候 | 一日目晴れのち曇りのち雨のち時々晴れ 二日目ガスのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コースはきちんと案内が整備され,迷うことはない。危険個所は・・・そら,稜線の上のあんなところとかは危険ですわなあ。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
非常食
飲料
コンパス
ヘッドランプ
ガイド地図(ブック)
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
テント
シュラフ
トレッキングポール
ヘルメット
サブザック
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感想
怒涛の三週連続テン泊山行き最終回。2月に死にそうな目に遭った硫黄岳で,次は夏に赤岳制覇ぢゃ!と誓った約束を果たすため午前3時に起きたら,なんか胃が痛いという最悪な始まり。こんな状態で山登って大丈夫なんだろうか不安を抱えつつ名神を東進,引き返そうかどうしようかと悩んでいたら恵那山まで来ちゃって,ええい行っちまえと強硬。こういう人生はあかんと思うのである。
8時前,八ヶ岳山荘前到着。結構な自動車で溢れている。この状況だと美濃戸まで行っても一杯だろう諦め,美濃戸口に停めて出発したが,ヒーヒー言いながら林道を歩いてる最中に何台か美濃戸へ向かうクルマに抜かれ,そのまま返ってこなかったのでまだ大丈夫だった模様。まあいいんだけど。
美濃戸から山道。半年ぶりのこの道は,もちろん当時とは全然様相が違う。冬は北沢の林道,今回は南沢の山道。堤防を越えたらいきなり苔むす沢沿いの,実に心地のいい道が始まる。瞬間,嗚呼,きっとここにはこの先何回も来るな,と直感した。この時点ですでにヒーヒー言いながらの林道歩き苦行を忘れてしまっているのである。アホである。
その後登りになってヒーヒー言いまくる。ザックが肩に食い込むのが辛い。何度も休み,同じく登りの人たちと抜きつ抜かれつを繰り返しながら進む。上からもじゃんじゃん人が下りてくる。ひょっとしてテン場が満員でみんな諦めて帰ってきてるんじゃないかと,疲れた頭にアホな妄想を浮かべつつ12時前,行者小屋到着。
賑わうテン場になんとか場所を見つけ,幕営準備完了。おりしも開催中のギョーザ祭りに参加し,ノンアルビールと共に食す。許しがたいほどに旨い。が,喰ってる最中に大粒の雨が顔に当たった。そのまま本降りになったのでテントに戻ってひっくり返る。一日目は阿弥陀岳に行く予定だったがキャンセルしてふて寝。
15時ごろ雨が上がったので地蔵尾根を途中まで登ってみる(ログ無し)。ちょいと上がるだけでみるみる展望が開け,凄いことになった。残りは明日に残そうと引き返し,飯食って早々に眠りに就く。胃の調子は万全ではないが,最低限の食い物は受け付けてくれてるのでまあ大丈夫かな。
翌朝3時起床。食欲も戻り,よしこれなら大丈夫と余裕で準備したのが間違いで,ウダウダしてて出発は4時30分になってしまった。もう明るくなった文三郎尾根を歩く。噂通りの階段地獄。途中からガスが上がって来て凄い雰囲気になる。道標を頼りに上を目指し,岩場をよじ登って登頂成功。しかし,次は冬とか思ってたけど,このルート,冬場に行けるんだろうか?
山頂は人も多かったので写真だけ撮って北へ向かう。赤岳天望荘までは,上がってくる宿泊者も多く,ペースは上がらない。天望荘を過ぎると少し人は減ったが,それでも行きかう人は絶えず,山好きな人多いんだなと痛感。
八ヶ岳は,登山者の年齢層が高めであると感じた。テント場には,私より年配の方々も多く見受けられた。西穂高とかだと50代半ばの私が下手したら最高齢ではないかというイメージでだったが,やはり客層が違うのでしょうね。それと,西穂高,立山では関西弁ばかり耳にしたが,八ヶ岳では少なめ。まあ,物理的に遠いからな。
硫黄岳に向けた縦走路は,アップダウンや岩場もあり,なかなかに楽しいルート。ただ,この後下山してテント仕舞って降りなきゃならないという強迫観念から,やや急ぎ足になってしまった。途中もっとゆっくり歩けばよかったと悔やんでも後の祭りである。周回ルートは想像以上に距離があり,見通しの甘さが出てしまった。反省。
硫黄岳山荘で小休止し(ここ強くお勧め!いい小屋です),人で賑わう硫黄岳山頂で,2月には何も望めなかった絶景を思う存分満喫し,林道を駆け下りる。で,赤岳鉱泉から行者小屋までの登りで軽く死ぬ。テントを畳み,ザックに押し込んで3時間かけて何とか下まで降りて終了。
渋滞にもまれて21時前に帰宅。ようやく赤岳を制覇したこと,硫黄岳からの絶景を満喫したことに満足してたんだが,阿弥陀岳を残したことが心残り。縦走路も,もうちょっとあちこち楽しみたかった。ということで,必ず「次」はあります。いつになるか未定だけれど。
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