白神山地 暗門~赤石川・滝川 世界遺産核心地域指定ルート15・17・22・23
- GPS
- --:--
- 距離
- 24.8km
- 登り
- 1,066m
- 下り
- 1,066m
コースタイム
- 山行
- 1:37
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 1:50
- 山行
- 8:09
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 9:13
- 山行
- 6:33
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 6:53
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 6:50
天候 | 8/7:晴れ時々曇り 8/8:晴れ 8/9:晴れ 8/10:晴れのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
http://www.konanbus.com/travel/shirakami.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
【暗門大橋~暗門の第1ノ滝】 暗門第2ノ滝までは遊歩道が整備されている。第2の滝から第1の滝までは遊歩道が整備されておらず、落石等の危険あり 【西股沢~ヤナダキ沢】 F3の倒木が無くなっており、水流が狭くなっている。マタギ小屋跡の近くにスズメバチの巣があるので要注意。ヤナダキ沢は相変わらず滑りやすい。 【赤石川】 ヤナダキ沢出合から滝川出合までは広い河原歩き 【滝川】 広い河原だが、1箇所だけ左岸が大きく崩壊している箇所あり 【ヤナギツクリ沢 左股】 垂直のナメ滝連続。極めて悪く、追良瀬川へ抜けるルートとしては不可。 【その他】 世界遺産核心地域に入山するには、事前に森林管理署に届け出が必要。郵送かポスト投函は1週間前、手渡しならば当日まで。 |
その他周辺情報 | 【温泉】 アクアグリーンビレッジANMON:大人1人550円 白神館:大人1人350円 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
長袖インナー
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
ロープスリング
セルフビレイランヤード
渓流シューズ
|
---|---|
共同装備 |
ファーストエイドキット
ツェルト
ロープ
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
テント
フライ
ペグ
ガスヘッド
ガス缶
補助ロープ
調理用食材
|
感想
今回は当初のけでは暗門こら白神岳まで抜ける計画だったが、滝川支流のヤナギツクリノ沢左股が想像以上に悪く、暗門から滝川の中間までの往復の沢登りとなった。
8/7
8/5の大雨の影響を考慮して、1日遅れた出発となった。10日の天気予報がコロコロ変わっていたのでビクビクしながら出発した。白神の奥地では携帯電話の電波が入らないどころか、ラジオの電波も入りにくい。天気が読めないのだ。暗門第2ノ滝までは遊歩道が整備されており、観光客も多い。この日は暗門第1ノ滝を上がった西股沢左岸よ河原でC1した。
8/8
朝5時にC1地点を出発する。淡々と西股沢を遡行し、2時間もしないうちにモックリノアゲに着いてしまった。西股沢F3にはいつもあった流心の倒木が無くなっていて少々驚いた。昨年の記憶もあったためか、郡界尾根を経由してヤナダキ沢へと降りるのもサクサクと進む。ヤナダキ沢は相変わらずツルツルの滑りやすい岩質だ。だが、今回は1回も転ばなかったので、我ながら自分の成長を感じた赤石川はゆったりとした流れだった。広い河原で水深も浅く、増水時の危険性も低い方だと思う。赤石川から滝川に入った。滝川は綺麗な沢だが、1箇所だけ左岸が大きく崩れている所がある。落石に注意しなければならない。この日は滝川の支流、ヤナギツクリノ沢の出合にC2した。
8/9
この日はヤナギツクリノ沢を詰めてホノ沢を下降し、ウズラ石沢に入る計画だった。ヤナギツクリノ沢の左股を詰めたが、想像以上に悪い。最初の二股の滝は右を登った。登攀を意識した装備はしていなかったので仕方なく私が空身でフリーソロし、後続をザイルでビレイした。高度感があり、岩も脆く、今までで一番恐ろしいフリーソロだった。その後、本流に復帰しようとするが、目の前に信じられない光景が広がっていた。本流を見下ろすとなんと、たかが小さな支流と思っていたのに10~20mのツルツルで垂直のナメ滝が連続しているではないか!とても直登できそうにないので全てまとめて巻くことにした。ところが巻くのも危険すぎた。足元は50m以上切れ落ちた一触即発の急斜面で、灌木にやっと掴まっている状態、もはやこれまでだった。安全に連れて行く自信を失い泣く泣く撤退を決意した。ヤナギツクリノ沢はネットに遡行記録が無く、全く未知の沢だった。この日は疲労を感じていたため、赤石川のヤナダキ沢出合で早めに幕営した。
8/10
この日は来た道を引き返した。西股沢のF3は懸垂下降で降りた。暗門大橋の手前で白神の核心地域に詳しいおじいさんに会う。その方曰く、滝川から追良瀬川に抜けるには、ヤナギツクリノ沢の右股を詰めて五郎三郎沢に出るのが良いとのこと。ヤナギツクリノ沢左股はやはり相当悪いらしい。良いヒントをもらえてよかった。
今回は白神横断は未遂に終わったものの、沢で3泊もしたり、核心地域に3日もいたりとなかなか良い経験をしたと思う。後輩には是非とも来年、暗門から白神岳まで抜けてもらいたい。
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