【会駒作戦】会津駒ヶ岳〜中門岳(往復)【乙30.1】
- GPS
- 06:02
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,233m
- 下り
- 1,230m
コースタイム
- 山行
- 4:43
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 6:03
天候 | 晴れ 稜線は当初雲に覆われていたが、復路では晴れる。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
稜線までは平坦な道とやや急な道が交互にあるので、それほど疲れない。稜線は木道が整備されている。 |
その他周辺情報 | 駒の湯など |
写真
感想
福島連日山行を企図するに当たって、どの山を歩くかということは最初から確定していたわけではなかったが、車の調達場所の影響を多分に受けることになる。
長野、山梨といった有力地域も捨てがたく、福島山行を確定したのは金曜日のこと。その結果、郡山で所要の車を調達することができず、会津と山形、新潟県境にまたがる山域を余裕を持って歩くことは困難と考えられた。
初日は睡眠時間確保の観点からも比較的近場の吾妻連峰となったが、思わぬ悪路との格闘でかなり消耗したため、2日目は楽に歩ける山を模索することになる。吾妻で藪と格闘している最中には、2日目は高原山にしようかなと思ったくらいだ。
そして、最後に決め手となったのは2000m級を歩きたいという気持ち。福島で2000m級といったら、会津の北の方か西の方しかないわけだが、帰りの便も考えると対象となる山は一つのみ。それが会津駒ヶ岳であった(三岩山等もあるがメジャーどころということでは)。
【うまく収まった福島山行】
林道終点駐車場には前日のうちに着き、しばらく読書。その間にも何台か車がやってきた。それが、吾妻ほど寒くない夜をぐっすり寝て過ごした後、ザワザワした感じに目覚めると日の出前にして駐車場が満杯になっている!もう出発する人もいるようだ。その光景を見て、自分も出発を若干早めることにした。
登山道は百名山のメインルートなだけあって歩きやすい。少なくとも前日の西吾妻縦走路の後だったら大抵の道は上等だ。何より日が適度に入るのが良い。前日は延々と鬱蒼とした森と藪の中歩きだったからな。
そのうち、森は湿原となり、空間が一気に広がる。が、目指す会津駒のピーク部は雲に包まれている。あれ?こんなはずでは。駒の小屋から先は完全に雲の中。それでも歩いているうちに晴れ渡ることを期待しつつ、会津駒、中門岳を目指す。とは言っても雲の中歩きも嫌いではない。むしろ雨さえ降らなければ好きな部類に入る。そういえば、どす黒い雲が次から次へと風に乗って押し寄せてきても雨が降るとは全く思わなかった。日が射し、空が群青を取り戻すことを確信していた。
中門岳に着いた頃には時折薄日が射したりしていたが、それから分厚い雲が再度空を覆う。私はじっと雲が晴れるのを待った。小一時間ほどして青空が久し振りに顔を覗かせる。今こそ行動の時だ。雲を破るには一歩踏み出すことだ。と会津駒ヶ岳へ緩々歩を進めると雲はまさに雲散霧消し、世界は色彩を取り戻した。
幻想的な白灰の世界と開放的な紺碧の世界、そのいずれをも体感しつつ、会津の山を歩けたことは無上の喜びである。
終わり良ければ全て良しと言うが、本山行はまさに有終の美を飾る山行となった。まことに有難いことだ。
まだまだ福島には我が未踏の名山が残っている。今回はいずれの日も車中泊という強行軍だったが、次回はしっかりと宿をとって、まったりと歩いて回りたいと思う。
〜おしまい〜
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