鎌倉七口切通し巡り(おまけで獅子舞、番場ケ谷)
- GPS
- 08:30
- 距離
- 28.8km
- 登り
- 807m
- 下り
- 814m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
還り 京急バス飯島バス停 - 鎌倉駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鎌倉七口 ゞ乏攣坂切通し 大仏切通し 2従兀篝敖未 さ汽叡坂切通し サ霾]ず篝敖未 δ比奈切通し 名越切通し 極楽寺坂は自動車道になっています。亀ケ谷坂も舗装されていますが車は通行禁止です。巨福呂坂は私有地となっていて入れません。大仏、化粧坂、朝比奈、名越がなんとか、切通しらしさを残しています。 |
写真
感想
11月に釈迦堂の切通しを見てから、他の切通しを巡って見たいと計画していた。
紅葉のピークは外してしまったが、獅子舞、番場ケ谷を組み込んで、更に稲村ガ崎の日の出、和賀江島の夕景と盛り沢山の内容で計画したのだが、出だしでつまづいてしまった。
出発が遅れてしまい、稲村ケ崎駅に着いたのが8時になってしまった。1時間以上の遅れで、この先の行程に不安がつのる。
しかし、高くなった日を受けてキラキラ光る海と江ノ島の後方に富士山を見つけて気持ちがリセットされ、勇気づけられた。計画当初長谷駅をスタートに設定していたが、稲村ケ崎駅に変更したのは正解であった。富士山はもちろん、箱根、伊豆半島、大島までの展望が得られ幸先の良いスタートとなった。
稲村ガ崎は新田義貞が鎌倉攻めの際、切通しを攻略できず、黄金の剣を海に投じて汐の引くのを祈り、引潮に乗じて鎌倉へ攻め込んだところと言われている。
稲村ガ崎の展望を堪能した後、国道の切通しを通り、由比ヶ浜の海岸沿いに進み、坂ノ下から極楽寺坂に向かう。
極楽寺坂切通しは昔は成就院の山門の高さのところを通っていたようだが、時代とともに掘り下げられ現在の高さになったという。
稲村ケ崎小を右に行くと長谷の配水地を経由して大仏ハイキングコースに出られるが、今日は大仏切通しを通る為直進し笛田に向かう。コースはあらかじめグーグルのストリートビューで確認していたので迷わずに進めた。
大仏切通しへは火の見下のバス停と駐車場の間の小道に入るが、案内標識等は無いので不安になる。民家の軒先をかすめて山道に入るとようやく案内看板が出てくる。入口に付けて欲しいものだ。
大仏切通しは名越切通しと同じように道の真ん中に岩を配し、昔の面影を残している。
大仏トンネルの上で大仏ハイキングコースに合流すると、ようやくハイカーとすれ違うようになる。
途中からコースを外れ、佐助稲荷に下る。佐助稲荷では散り始めたイチョウの黄葉が印象的であった。銭洗い弁天は増やしてもらう為の原資も無いので素通りし、源氏山へ。
源氏山公園の頼朝像の後の桜はすっかり葉を落としていたが、源氏山ピーク周辺のモミジは日の光に透けてきれいに見えた。
化粧坂の上部に紅葉が残っていた。鮮やかな色ではないが、切通しの雰囲気を盛り上げてくれる色合いだ。
化粧坂を下り、海蔵寺へ寄り道する。海蔵寺の庭は赤い万両の実が主役になっていた。
横須賀線のガードをくぐり亀ケ谷坂を登って行くが、さすがに亀が引き返したというだけあって急勾配が長く続くので息が切れる。
長寿寺の手前の石垣にシダの葉が一面に黄葉していてきれいであった。
長寿寺も今日は公開していなかった。紅葉も見頃を過ぎたということか。
建長寺を横目にみて巨福呂坂へ。巨福呂坂洞門の手前に水道用のトンネルがあるが、横須賀市水道局の管理になっているようで奇異に感じた。
巨福呂坂切通しは八幡宮側から右へ入るが、途中から私有地となるので立入出来ない。手前の青梅聖天社や庚申塔を見て戻った。
八幡宮、鎌倉宮を通り通玄橋へ、永福寺跡は工事が始まったようだ。瑞泉寺方向から来た団体が獅子舞方向に入ったのを見て少し歩きを速める。右側を行く団体さんを左から追い越しにかかるが、皆さん結構速いので、次の橋を渡るところでようやく抜くことができた。
獅子舞の谷も人の手が加わった切通しの様な個所がいくつかあるので、昔は主要な交通路であったのかもしれない。
獅子舞の紅葉はまだ残っていてくれた。下から見上げると光を透して赤がきれいに見えた。
天園で再び富士山を眺めることができた。夕方までもってくれればいいが。
天園の峠の茶屋の裏手で昼食をとっている時、番場ケ谷を登ってきたという団体さんと言葉を交わした。番場ケ谷の紅葉は大分落ちてしまっているが、青空をバックにしてきれいだったとのこと。少し期待して出発する。
先月来た時は緑の葉であったが、3週間で落葉し始めていると聞くと、紅葉のピークを見極めるのは難しいと感じる。急激に寒くなった期間があったことも影響しているのであろう。
番場ケ谷の川床は落葉が覆っていて固い岩の部分と柔らかく湿った部分の見極めが難しく何度か靴をもぐらしてしまった。
紅葉はやはり終わりかけていて今一つであったが、それなりに楽しませてもらった。
紅葉ケ淵から少し戻り、鎌倉霊園に抜け、十二所神社に下りる。
朝比奈切通しは昨年歩いているので、今回は熊野神社の裏から鎌倉、逗子の市境を通るやまなみルートに興味があった。しかし逗子側は米軍の管理区域で展望は全く無し、鎌倉側も十二所の果樹園付近で展望が得られるくらいで期待外れに終わってしまった。
久木大池はハイランドの住宅街のすぐ下にある公園だが、それを感じさせない閑静な雰囲気を持った公園で再訪リストに加えたい。梅の花の季節にここから十二所果樹園を回ってもいいかな。
ハイランドの住宅街を抜けて、突き当たりの公園で富士山を確認。まだ大丈夫。
以前寄れなかった水道山とパノラマ台に寄って名越の切通しへ向かう。
まんだら堂やぐら群は閉鎖中であるが、工事をしている様子も見えるので、早く公開されるのを期待する。
七口を回り終わり小坪へ向かうのだが、予定時間よりも大分早くなってしまい日没まで間があるので、披露山公園、大崎公園へ寄ることにした。しかし予定外であったので地図が無く、見当をつけて歩いた。結果として大崎公園から小坪へ下りる道がわからず、少し遠回りをしてしまった。
逗子マリーナの西側の飯島公園脇にはすでに三脚に一眼レフをセットした人達が日没を待っていた。私はじっと待つことが出来ない性質なので、歩きまわりながらコンデジで写しまくる。写した写真を見るとどれもいまいち納得のいかない出来映えだが、今はカメラのせいにしている。しかし一眼レフを買うつもりは無い。なぜかというと言い訳できなくなるから。
久しぶりのロングの歩きになったが、とても充実した一日であった。
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