斜里岳 〜清岳荘往復

2018年09月07日(金) [日帰り]

• GPS: 06:46
• 距離: 14.4km
• 登り: 1,356m
• 下り: 1,349m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:51
• 休憩: 0:45
• 合計: 6:36

距離 14.4km 登り 1,357m 下り 1,353m

9:16 清岳荘 登山口
9:28 旧清岳荘 登山口
10:15 10:18 下二股
11:13 11:16 熊見峠
11:55 11:59 上二股
12:27 12:30 馬の背（稜線）
12:45 13:05 斜里岳
13:20 馬の背（稜線）
13:40 13:43 上二股
13:49 13:51 竜神ノ池
14:22 14:27 熊見峠
15:03 15:05 下二股
15:39 旧清岳荘 登山口
15:52 清岳荘 登山口

GPXデータログと手書きの記録を参考にしました

天候

曇り一時晴れ　のち雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

清岳荘駐車場：30〜40台
金曜9:00、2割程度

コース状況／危険箇所等

渡渉多数。浸水不可避でした。

・清岳荘〜下二股
数えてみたら渡渉点は13か所ありました。露出した岩伝いに飛び跳ねて、濡れずに行くのは無理だと思われます。バランス感覚の悪い私にはかなり神経を使う難路でした。ツルっと沢に落ちてずぶ濡れ程度ならまだしも、足元すくわれて流されたら只事ですみません。復路は13か所と知っているので数えながら歩けましたが、往路は「いったい何ヶ所あるんだ」とうんざりしました。

・下二股〜熊見峠（新道）
急登が続いて一気に標高を稼ぎます。その後しばらく普通の斜度を登ると熊見峠に着きます。「峠」と言うと馬の背のような鞍部をイメージしますが、ここはピークでした。

・上二股〜馬の背
初め5分ほどは浅い沢が登山道です。滑らないよう注意して歩きます。沢から反れると次第に岩が増えザレの急斜面に出ます。登りきれば馬の背です。ザレの急斜面あたりから風が強くなり、馬の背では立っていられない程の強風となりました。

・馬の背〜山頂
灌木帯とザレた急斜面を登っていきます。引き続き強風でしたので怖かったですが、気象が安定していれば、ザレた急斜面以外は難しいところではないと思います。

その他周辺情報

食堂と喫茶 poppotei：摩周の豚丼
豚が大量に乗っていて空腹時には最高でした。というか暖かい飯が食えるだけで幸せです。

※9/6の大地震の影響で道内全域という大規模な停電が発生。信号機さえ消えている個所がほとんどでしたが、ダメ元で弟子屈まで来てみると街が明るい。まさかの営業でした。部分的に復旧しているようで、同じ弟子屈町内でも消えている個所もありました。

写真

9/7 9:07

清岳荘に来ました。金曜朝9:00まだまだ空いてます

9/7 9:15

いざ出発

9/7 9:27

お花の激励を受けます

9/7 9:28

謹んで挑戦させていただきます

9/7 9:28

さぁ、ここからです

9/7 9:35

以前退散した1つ目の渡渉点。何とか渡れました

9/7 10:00

今更ながら濡れることは避けられない事を悟り、如何に安全に渡るかに重点を置きます

9/7 10:01

8番目と9番目の渡渉点の間にある難所。足を置く場所はしっかりあるけど狭い

9/7 10:09

水中の石は妙に滑るし、浮石の判断が難しい。神経使います

9/7 10:16

分岐点に着きました。足は既にグチョグチョ。私の能力では旧道は無理と判断。予定変更して新道へ行きます

9/7 10:21

おぉ、鮮やか

9/7 10:37

可愛いキノコ

9/7 11:12

急登を登りきると眺望

9/7 11:14

やっと熊見峠。なんかもう疲労困憊

9/7 11:22

これは素晴らしい！どれが斜里岳だ？

9/7 11:50

足取りが重いが花に励まされる

9/7 11:52

白いニガナ、シロニガナ？

9/7 11:55

トイレブース（小テント）が設置されてました

9/7 11:59

上二股から5分ほど沢を歩きます。もう濡れてるから平気

9/7 12:06

一枚の葉の中でも色付きに変化がある

9/7 12:08

線香花火みたい

9/7 12:17

あのクビレが馬の背か？

9/7 12:19

黄色は和む

9/7 12:19

熊見峠を振り返ります

9/7 12:23

ウメバチソウ。かわいい

9/7 12:25

馬の背は風の通り道？強風で身体が煽られて危なかった

9/7 12:40

山頂の肩に斜里岳神社。道中の無事を感謝します

9/7 12:46

来たぜ、斜里岳。これは嬉しい

9/7 12:47

風が強くて写真が手振ればかり。ムキになって何枚も撮影した

9/7 12:47

パッチワーク状の畑や牧草地が面白い

9/7 12:47

奥に見えるのは羅臼岳か？

9/7 13:10

無事の下山を改めてお祈りします

9/7 13:12

馬の背を見下ろします

9/7 13:14

強風の中のザレた急降下。ここは怖かった

9/7 13:21

馬の背到着も風が強くて一休みできない

9/7 13:40

強風から解放されて気が抜けないよう慎重に

9/7 13:49

せっかくなので池に寄り道

9/7 13:54

池の後、藪漕ぎになります

9/7 13:54

オトギリソウ？おしべが印象的なお花

9/7 14:09

ビューポイント

9/7 14:10

この辺が最ものびやかなゾーン

9/7 14:18

振り返ります。ありがとう斜里岳

9/7 14:22

見えている峰の一番奥かと思ったら、一つ手前だった

9/7 14:32

ここも雰囲気の良いところ

9/7 14:57

一気に急降下

9/7 15:03

問題の連続渡渉まで戻ってきました

9/7 15:11

ダイモンジソウ？かわいい

9/7 15:16

往路で嫌だった狭い脇道は逆側から見るとそうでもなかった

9/7 15:30

下ばかり気にしてたら、この枝で脳天強打してしまいました

9/7 15:33

ラストの13か所目渡渉点。最後まで気が抜けない

9/7 15:34

無事、渡れた

9/7 15:39

林道まで戻って来て、どっと気が抜ける

9/7 15:45

トリカブト「お疲れー」

9/7 15:54

無事下山完了

9/7 17:34

ねぎらいの豚丼。ダメ元で弟子屈まで来たら営業してた※前日、H30胆振大地震が起き道内全域で停電が発生

9/7 18:46

今日のホテルは水が使えたので手洗いします。水道のありがたみを感じる

9/7 19:56

念願の斜里岳登頂。余韻に浸る

9/8 9:27

（おまけ）翌朝、屈斜路湖の無料露天風呂に来ました

9/8 9:36

誰も居ないから入ってみた

9/8 11:38

えっ、妙に人懐っこいリスが寄ってきた

9/8 11:41

なんて愛くるしいんだ

撮影機器：

ASUS_Z017DA asus

感想

satoshi7604

3年前に挑戦した際は前日までの雨で沢の水嵩が高く、渡渉が多いと聞くコースでしたので、登山を断念した経緯があります。今回は何とか登頂出来ましたが、やはり渡渉が難しく、また渡渉の回数も多く、かなり神経を消耗する疲労に満ちた山行となりました。

※北海道旅行2日目の9/6未明に震度7の大地震が胆振で起こりました。お亡くなりになられた方には謹んでご冥福をお祈り申し上げます。また、被災された方にも一日も早い復興を願っております。この状況で観光（登山）を楽しむのは如何なものかと、気が咎めましたが、居合わせた観光客としては少しでも地元にお金を落として、復興につながる貢献が出来ればと思う次第です。計画通り登山させていただきました。