南八甲田 櫛ヶ峯(旧道コースピストン)
![情報量の目安: B](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_B2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 08:17
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 779m
- 下り
- 772m
コースタイム
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 8:09
天候 | 曇り・ときどき晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
↓PM12:35
ここから先は写真を撮る余裕はありませんでした。先ずは登山口まで無事下山することに集中、笹藪に手が触ると痛〜 左半身になって進む。 結構冷静だった。 ↓PM12:37
感想
「コースデータ」あくまでも参考値です。
アタック日: 2018/9/11
天候 : 曇り・晴れ
気温 : 6℃〜18℃くらい
アタック場所: 南八甲田 櫛ヶ峰
標高 : 1,516m
ルート : 猿倉登山口から旧道コースをピストン
駐車場 : 猿倉温泉登山口
DoCoMo通信 : 駐車場→圏外 登山道 接続率 81%
出発時間: AM 6:38
到着時間: PM14:56
所要時間: 8:17
歩いた距離: 22Km
累積標高差登り:830m
累積標高差下り:807m
歩数 : 38,000歩 (平成の伊能忠敬万歩計の数字)
前夜は酸ヶ湯公共大駐車場で夜を明かした。夜中は星がきれいだった。トイレ、ビジターセンターもあります。日本百名山登山口は立派でした?。 (強い硫黄の臭いがした。風向き注意) 朝方は気温6℃ 冬用シュラフが登場した。
起床後、準備を整え車で猿倉登山口へ移動、約15分ほどで到着。駐車場は猿倉温泉施設から50mほど先にある。トイレや洗い場(飲料不可)もあり、5〜6台はOKのようです。
駐車場で同年代の方が準備中で同じ旧道コースを行くとのこと、今日は一人ではなさそうなのでとても心強かった。
GPSのグラフを見ていただくと分かりますが、旧道コースの登りは山頂手前からだけで、それ以外はなだらかな道をひたすら歩きます。
ところが〜 これが曲者で、一言で言うと ごろごろ石やヤブ道(大藪・中藪・小藪)、道は真っすぐだったり、いきなりVターン、藪に隠れたくぼみ、泥濘、歩きにくい個所&山頂まではかなりの距離あります。
山道の状態や藪は地図だけでは読めない。自分の気持ちをコントロールし藪に押し戻されないよう挑む山だと思った。
この旧道コースを言葉でまとめてみた。
・最初は普通の道、
・黄瀬沼分岐までは何とか行けるがその後はヤブが凄い。
・進むたびに更に険しくなってくる。木道が現れ一時ほっと出来る個所もある。
・再び藪に突入、水溜りや段差が藪に隠れ見えない。泥濘では脚又を八の字に開いて右左交互に 1 2 1 2 と踏みわけ進む、これを怠ると、夏靴がボシャン、ところによっては助走をつけ向こう側まで飛び跳ねたり、全体的にスピードを出せないコースだった。
普段 登りでは転ばないのだが、ここではバランスを崩し何度も転んだ。
原因は段差や石、くぼみなどが笹藪に隠れ良く見えないまま進んだため。捻挫などにも注意が必要だったな〜
今まで登った日本全国の山でも5本の指に入るくらいのヤブ道だった。
普通の笹藪のある山は刈り払い前だったり、ほんの一部だったりするが、ここはあれが通常なんだろうなと思った。
ここのコースは状況を登る前から心に受け入れてから登る山ではないかと思った。すっかり整地された日本百名山などの道とはまったく異なりますのでご注意あれ。出発時間も少し遅かったかも。
この日は雨上がりの翌日だったため道が半分小川状態、夜露もあり、頭から靴の中まですっかり濡れた。往復ともに上下ヤッケを着たままだった。往復 22Kmの距離は少し遠かった。結局一人旅であった。
また下山中の大転倒は自分の慢心 油断によるものだったと猛省している。転倒は、前にも白神岳でやっていて、その経験を踏まえ 下山時は山頂で必ずヘルメットをかぶることを習慣にしている。 今回も助けられた。
『藪道の攻略方(案) 歩きながら考えた』
・最初から”ヤブ道”を受け入れる。ヤブを通過し山頂へ向かう登山道だと
プラス思考で認識しておくと良いかも。GPSなど必携です。
・山頂まであとどれくらいだろう などとあまり考えない。
この道はどこまで続くんだろうと思ったら、気持ちが↓に動き、期待に満ちていた山行心がやられてします。マイナス方向には考えないことが重要、かつゆったり構えることも大事です。
・ただし裏付けも必要です。 絶対戻ってこれる体力や経験・装備も多少必要です。普段、あまりトレーニングをしていないと跳ね返されます。
事前に長時間歩く訓練、自分で一日歩ける距離や時間を知っておく必要があります。(小生は時間のかかる山は事前に幾つか手ごろな山を登り自分の体力を再度確かめてから行くことにしています。)
・朝 登山口にいた方は足跡から見て途中で引き返した様です。ご自分ではまだ始めたばかりだとおっしゃってましたが、これはこれで良い判断だったのではないかと思います。
・途中 山頂までのコース時間を再確認して、時間的に無理だと思ったら勇気をもって引き返すことも立派な登山だと思います。戻ってこれなかったら洒落になりません。あわやだったので偉そーに言えないけど・・・
・自分と同じ背丈くらいの大藪には、行くぞー さあ来いと、大相撲の立ち会いの様に身体全体でドーンとぶつかって行く方が前向きで良いと思います。
・また、低い姿勢の方が良い中藪には、同じく相撲立ち会いの様に低い姿勢で進む。中腰で潜る感じ、これだと足元ははっきり見える。
・胸より低い小藪では身体を斜めにしたり、片方の藪側に下半身をあてて進むと、隠れていた道の一部が見えたりして歩きやすくなるようです。
・ぬかるみなどは長靴の方がOKだと思った。スパイク長靴だと苔むした石なども滑らなくて安心して進める。このコースには良いかも(小生も持っているが今回は連れてこなかった。)
・藪道は頭までかぶれる レインウエアー等 上下を羽織ると、藪の攻撃から頭や身体を守ることができ、リスクを軽減できるようです。(往復やってみて) 夜露で濡れるのを防げる・笹の葉からの顔面攻撃を守れる・服は二重になるので体当たりも少し楽、ダニなどの虫もある程度防ぐことができると思います。
追伸 : 転倒してからお医者さんにかかるまで4時間以上かかった。
・十和田市西二十二番郵便局の皆さん、ご迷惑をおかけしました。ご丁寧に病院探していただきありがとうございました。
・また、ケーシー高峰に似ていた 病院の先生様 ありがとうございました。自分では麻酔を想像していたのですが、レントゲン室での生の治療、いきなりなだったので超痛かった。
・お陰さまで脱臼した小指 痛み引いてきましたが今度は首 痛ーい、毎日 湿布薬張って 自宅謹慎中・・・
怪我したご本人は次に奈良県が待っていると言っています。
懲りない髭爺:問題は痛みを隠し家族をどう説得するかだな・・・。
再追伸:その後刈り払いされたとの最新情報あるようです。
チャンス・チャンス・・・・転倒ご注意あれ・・・
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する