赤岳 (のんびり紅葉散策)
- GPS
- 03:53
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 628m
- 下り
- 628m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れで強風 後みぞれ+雨 (天気予報は晴れ 降水確率0%) |
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過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
レイクサイト始発6:00で30分間隔(約35分で到着)。 層雲峡発は始発6:00から数本。 詳細は上川町のHPなどでご確認ください。 今年から「レイクサイト駐車料金200円」ではなく、「運賃+協力金」のチケット制。 レイクサイト〜銀泉台往復「運賃1,000円+協力金200円」。 縦走等で片道の場合「運賃500円+協力金100円」になります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所特になし。 トイレは銀泉台の森林パトロール事務所(登山届)の奥が最後。 レイクサイト駐車場にもあり。 |
その他周辺情報 | 層雲峡温泉街にコンビニ、温泉、飲食店などいろいろあり。 前泊、仮眠は「層雲峡公共駐車場(無料)」は2Fに24時間トイレあり。コンビニ近し。 大雪ダム近くの「大雪防災ステーション(無料)」はレイクサイトに近く24時間トイレあり。 |
写真
感想
先日の胆振東部地震に被災された方々の早期の復興を願っております。
【強風予報で赤岳ピストンに変更】
3年周期の高熱扁桃炎が長引き久しぶりの山。
直前のhithitさんのレコを拝見(ありがとうございます)し、銀泉台〜赤岳〜黒岳の縦走のため「赤岳登山バス」乗車予定で層雲峡の公営駐車場で前泊仮眠。
起床後に「てんくら C判定 20m級の強風」予報を見て、病み上がりのため無理せず赤岳ピストンに変更。
レイクサイト駐車場に移動し、6:30のシャトルバスに乗車。
連休明けの平日の2便目でしたが満員でした。
【紅葉散策】
登山届を出し7時過ぎに出発!
少し歩くと銀泉台の紅葉が迎えてくれます。
ちょうどピーク直前でなかなかの色合いでした♪
青空は見えているがコマクサ平あたりから強風。
第三雪渓の左下の紅葉を堪能。
第四雪渓の岩場は風にあおられ慎重に進む。
【強風+あられ】
強風の赤岳山頂に到着!
立っているのがやっとのため、山ランチはやめにして岩陰で小休止。
男女問わず黒岳や白雲縦走予定のかたが多いようでしたが、皆さん無事下山出来ましたか?
下山時にはコマクサ平あたりから時々あられ。
第一花園あたりで一瞬の雨。
シャトルバス乗車中〜車で層雲峡は小雨。
個人的には赤岳ピストンの予定変更が大正解でした(^^)。
さすがこの時期人気の山。
連休明けの平日にも関わらず登山装備100人、観光客ツアー100人くらいの方とスライドし、帰りの11時過ぎのバスも満員でした。
恐るべし紅葉の大雪山系・・・(いつものことですが)。
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【9月18日現在の紅葉】
一部綺麗な紅葉はありますが「燃える深みある赤でなくオレンジや朱が多い」感じがします。
(個人的にはオレンジ濃淡も大好き)
全体的にウラジロナナカマドの枯れ、落葉が目立つ。
ウラシマツツジも枯れて光沢無いものが多くなってきている。
奥の平周辺はグラデーションの色付きが綺麗。あと2〜3日が見頃。
赤岳第三雪渓は上部と右側終了。左下が綺麗。週末には終わっていると思います。
銀泉台はピーク直前。19日以降に強風、降雪なければ週末ギリギリ見頃。
銀泉台に赤味が増えるか期待されるところです。
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-----------------《追記》----------------------------------------------------
今回のレコで登った「赤岳」から2.6km、1時間程で行ける「緑岳」で登山者が低体温症で亡くなられました。
私が登っていた同じ日、同じ時間帯に近くの山で。
【新聞記事】
18日午前11時55分ごろ、上川管内上川町の大雪山系緑岳(2019メートル)の山頂付近に「寒さで動けなくなった男性がいる」と、登山者の通報を受けた大雪高原山荘から119番があった。道警山岳遭難救助隊が通報から約3時間40分後に住所不定、職業不詳○○さん(67)を心肺停止状態で発見したが、下山後に死亡が確認された。
旭川東署によると、○○さんは夏山の服装。救助隊到着時、現場の気温は2度前後で、風速は約30メートルあり、低体温症になったとみられる。
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【天気予報】
9月18日 上川町や旭川市など麓の天気予報は「晴れ、最高17〜20℃ 降水確率0%」(前日17日夜)。
当日18日朝の「てんきとくらす」の山の天気予報では赤岳(2087m)は「登山指数 C判定」。
2000m付近の朝から昼の予報が「3℃〜5℃ 風速18m〜21m」くらいでした。
【赤岳での天候の変化】
6:30レイクサイトよりシャトルバス乗車。
7:09銀泉台より登山開始。青空見え穏やか。
8:05奥の平 樹林帯を抜け正面(西風)からの吹きっさらしの強風。時々あおられる。
8:25第三雪渓の斜面取付き。風が遮られ歩きやすい。
8:40第四雪渓手前で正面(西風)からの吹きっさらし強風。常時あおられ、時々よろける。
9:05赤岳到着。山名標識近くの岩陰以外は立っているのがやっとの強風(西風)。
9:18赤岳出発。追い風(西風)強く速足を我慢し下る。
10:00コマクサ平で「あられ」が降り出す。強風で時折バチバチと。
10:10コマクサ平から降りる斜面で風が弱まり普通に歩ける。長い時間「あられ」。
10:25第一花園で2〜3分の雨が数回。
11:03銀泉台に下山。曇り時々雨。
11:15銀泉台からシャトルバスに乗る。小雨。
11:50レイクサイト駐車場到着。小雨時々雨。
私が下山して約1時間後の通報、低体温症になられたのは私も赤岳で行動していた時間帯かもしれません。
赤岳〜緑岳を含む稜線上では風速20m以上の吹きっさらしで体感気温は氷点下近く。
しかも下山時の10:00ころからは断続的に「あられ」時折「数分の雨」で稜線では雪になっていたようです。
【服装】
一応晩秋対応。
上は速乾アンダー+薄手保温ミドル2枚+ゴアレインウエアー。
下は速乾保温タイツ+速乾短パン+撥水ズボン+ゲイター、厚手ウール靴下。
予備に薄手フリースジャケット、中厚レインパンツ。
行動時は夏用グローブとキャップのため手と頭が少し寒く中腹からフードかぶり。
赤岳山頂では風と寒さで縦走する気もおきず引き返す。
予備装備着ても縦走は強風と寒さで危険だったと思う。
【赤岳(私)と緑岳の地形の違い】
赤岳は銀泉台のある「東」から「西」の山頂に向かい登る。
山頂や台地地形は強風だが、山が西風を遮り比較的穏やか。
山頂は大きな岩があり逃げ隠れ出来る。
緑岳は大雪高原温泉のある「南」から「北」の山頂に向かい登る。
樹林帯を抜けると常時左から強風を受ける。(8月中に経験)
山頂手前の長い岩場急登は左から飛ばされるほどの強風。
耐風姿勢も多くなり、行動も止まりがちで体温が奪われやすいと思われる。
山頂に到着しても逃げ隠れるところがない。
麓の天気予報は最高の山日和。登り始めは晴れて穏やか。
樹林帯を抜けると常時の強風。
緑岳の岩場急登で暴風、あられや雨。
亡くなられた方、無念だったと思います。
生死を分けるのはちょっとした事かも知れません。
今回の自分の判断も最良だったのだろうか?
楽しく安全に生きて帰れる装備と判断を自分自身にも言い聞かせて。
tomo-masaさん、こんばんは!
病み上がりだったのですね…しかも強風だったようで…お身体大丈夫でしょうか?
奥の平や銀泉台、連休初日よりも更に良い色になったように思います!
燃えるような赤ではないですが、やっぱりキレイですね(^o^)
お疲れさまでした!!
こんばんはhithitさん!いつもありがとうございます(^^)
出発直前に計画と同じhithitさんの赤〜黒レコを拝見し、予想より色付きが良さそうで楽しみにしていました♪
起床後の予報確認で大雪山系は「てんくら C判定の20m強風」。
稜線通らず戻れる銀泉台発に変更にして、大好きな「オレンジ濃淡の紅葉」の綺麗な景色を満喫できました!!
赤岳山頂はまともに歩けないほどの強風(昨年スライドした北海平の1.5〜2倍くらいの強風)で、無理に縦走していればその後のあられ+雨で危なかったです(^^;
赤岳メインに変更出来たのはhithitさんのレコのお蔭です!!ありがとうございました(^^)
体調もほぼ回復しましたので、天気が良ければもう1回紅葉を楽しみに行きたいです♪
こんばんは! 体調いかがでしょうか? 昨年の紅葉と比べるのはちょっと酷ですが、今年もいい色ですね!
こちらも涼しくなりましたが、ここ1か月くらい週末の天気が悪くて全く登れてません(ここ2日は快晴(泣)) 今度の週末もあまり期待できなさそうです
ところで地震の影響か、私の住む石川県ではスーパーやコンビニに牛乳が無いです…
こんばんはprestige7449さん!いつもありがとうございます(^^)
体調はやっと山に行けるまで回復出来ました!!
昨年の赤の濃さは20年に1度クラスの発色でしたからね(^^;
でも今回の「オレンジ濃淡の紅葉」も明るく綺麗で大好きです♪♪
近くのスーパーも未だ牛乳、乳製品、アイスや一部飲料は品薄ですね。
やっとパン、豆腐などは揃ってきた感じです。
でも電気が通って、お店が開いてるだけでもありがたいものです(^^)
大規模停電が厳冬期ならと思うとゾッとしますし、備えも考えさせられました。
今年は本当に天気に振り回されますよね。
こちらも6月中〜7月は休みのたび雨でしたので、心中お察しいたします(T-T)
少しでも良い天気に変わって山に行ければいいですね(^^)
拍手、ありがとうございました。
拍手から、tomoさんにたどり着ました。
緑岳の方のお話、他人事じゃない気持ちでいっぱいでした。
数日前に私も高原〜緑岳〜忠別の往復を走ったばかりだったので...
自分の時は最高の天気でしたが、いつ自分も同じような境遇にあうか、
そして最善の選択がとれるか...
tomoさんの感想を拝見して、勉強になりました。
ありがとうございます。
時々お勉強しにお邪魔いたしますので、
よろしくお願いします!!
紅葉のお写真、本当、キレイです!
人の多さにいつもシーズン前か、後に行ってますが、
真っ盛りに行くのはやっぱりキレイでいいですね!
こんばんは、初めまして runner-noborinさん!
コメントありがとうございます(^^)
私自身、トムラウシの遭難検証をはじめ、遭難関連本やネット記事など色々読んではいましたが、同じ稜線の近くの山で同じ時間帯に低体温症の遭難事故が発生し、その時の状況(隣の赤岳の)を振り返り自分自身の装備、判断は最良だったのか?
緑岳の現場で遭遇、通報された方が意識ある遭難者に雨具を渡されたとの善意ある行動をされ、自分がその場面で何が出来るのだろうか?
特に8月の緑岳で一時強風に合いながら縦走テン泊(天候は回復)していたので深く考えさせられる事故でした。
低体温症だけでなく、道迷い、転落やケガなどは装備と準備である程度のリスクは減らせるのでしょうが、「今日は体調が微妙だけど」「いつもの山だから」「なんとなくこの道かな」などの積み重ねでいとも簡単に起きてしまうのでしょう。
「無事に家に帰るまでが楽しい登山」と思い無理せず歩いています。
と言っても私自身、ただの「へなちょこハイカー」ですので「勉強になる」なんて恐れ多いです(^^;
紅葉やお花の最盛期のお山は凄い人出ですが、訪れる人が多いだけあって綺麗な景色に合えるのでついつい行ってしまいます(^^)
早出早帰りで少しは人の多さを避けられますので、来年は是非♪♪
稜線RUNを楽しまれてるrunner-noborinさんは一日の行動が広く、色々な景色に出会えて羨ましいです(^^)
これからも楽しく無事帰って来れる山行を(^^)/
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