毛無山〜十二ヶ岳〜節刀ヶ岳〜鬼ヶ岳〜王岳 (富士山、南アの展望、アスレチックにカモシカ君も登場)
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,390m
- 下り
- 1,385m
コースタイム
⇒09:48金山⇒10:03節刀ヶ岳10:07⇒10:18金山⇒10:47鬼ヶ岳10:57
⇒11:46鍵掛峠⇒12:06鍵掛山⇒12:49王岳山頂13:34⇒15:53十二ヶ岳登山道入口
天候 | 富士山頂上付近に雲がある晴れ (⇒下山後は雲が無い快晴) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山口も同じ場所にあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
噂通り、なかなかのアスレチック・コースでした。 十二ヶ岳周辺が特に険しく、鎖・ロープが多数ありました。 自分の感覚では、 『毛無山〜十二ヶ岳〜前刀ヶ岳〜鬼ヶ岳』は、結構楽しめて腹八分目で 下山できる。 『毛無山〜十二ヶ岳〜前刀ヶ岳〜鬼ヶ岳〜王岳』は、結構お腹いっぱい。 王岳付近で、熊そっくりの真っ黒いカモシカに遭遇しました。 遠くから見ると熊にしか見えないので、パッと見、かなり焦りました。 |
写真
感想
富士山が良く見え、雪冠した南アルプスも綺麗に望め、アスレチックのような面白いコースで、
コースどりによっては登りごたえ十分、ということで登ってみることにしました。
どうせなら正月に登ろうと考えましたが、1/1の天気予報は雲りだったので、
急遽予定を変更して、1日前倒しにしました。
その結果、2011年の登り納めの山行になりました。
夜明け前の文化洞トンネル手前の駐車場からスタート。
毛無山の頂上に向けて急斜面を登っていくと、背後の木々の隙間から、朝焼けでピンク色に染まった富士山の頂上部がよく見える。
『これは、急いで頂上に登らなければ!!』と、ここから息ゼイゼイで毛無山に登りました。
頂上手前の展望が開けた場所で早速富士山を振り返ると、富士山の頂上付近に雲がかかっている・・・。
天気予報は晴れだったので、雲1つない快晴の中の富士山を期待していましたが、
ちょっぴり雲がかかる微妙な富士山になってしまいました。
(途中で見えた富士山は、全く雲がかかっていなかったのに、早くも雲がでてきた感じです)
毛無山の頂上についても、富士山頂上部にかかる雲はなかなか消えない。
気温はとても寒く、このまま雲が晴れるのを待ってはいられないので、写真を撮影した後、十二ヶ岳に向かいました。
十二ヶ岳は、持参のガイドブックでは『危険度★★★』となっていて、
ヤマレコの記録でも『アスレチックコース』と書いてあるので期待度『大』で進みました。
すぐに『一ヶ岳』の表示があらわれる。
続いて『二ヶ岳』、『三ヶ岳』・・・。
どんどん進み、ついに積雪の無い『八ヶ岳』に登頂。
ここまでのコースを振り返ると多少の岩場の凸凹はあるが、アスレチックコースという程ではありません。
ロープが下がった場所も高さ2〜3m程度のもので、全然大したことが無い。
『思いっきり期待しすぎたかな〜?』と思いましたが、『十一ヶ岳』を過ぎてからはコースが激変。
危なっかしい吊り橋を渡って、十二ヶ岳の絶壁のような急斜面の登りが始まりました。
登っても登っても縦に登るロープ・鎖がひたすら続いている。
こんなに縦へのロープ・鎖が続く山って珍しいな〜と考えながら登っていく。
後ろから人が来ていたので、落石だけは起こさないように気をつけました。
ようやく息ゼイゼイで急斜面を登りきりました。
登りきったところから、少し先へ進んだ場所に十二ヶ岳の山頂がありました。
頂上から富士山を眺めると、相変わらず山頂部の雲が消えない。
まだまだ縦走距離は長いので、そのうち雲が消えればいいな〜と思いました。
頂上の裏側にある岩峰に登って北北西の方向を眺めると、雪冠した八ヶ岳と南アルプスの山々が青空の下に綺麗に見えました。
甲斐駒、鳳凰三山、仙丈、北岳等、おなじみの山々を山座同定。
十二ヶ岳から降りる斜面も急斜面にロープが垂れ下がっていて、アスレチックは未だ未だ続きました。
日陰で手が悴みとても寒いなか、鎖場、ロープ場を過ぎて金山頂上に到着。
あとは、節刀ヶ岳に寄ってから鬼ヶ岳へと向かいました。
鬼ヶ岳から先は、目の前に聳えるピークを越えても越えても、なかなか王岳に辿り着かない。
『今度こそ、このピークが王岳だろう』と思って急斜面を登るが、ピークに着くと、その先に同じようなピークが現れます。
アップ・ダウンを繰り返しながら、期待しないでピークに登ると、そこに王岳の頂上がありました。
頂上にはテントが一張あり、一組の御夫婦がいらしゃいました。
テントの脇で昼飯を食べ、相変わらず頂上部の雲が消えない富士山の写真を撮った後、下山に向かいました。
下山開始後、10分程で木々の隙間から富士山を見ると、山頂部の雲が綺麗に消えている。
更に西日を浴びて、今まで以上に一層くっきりと綺麗に見えている。
あと10分長く頂上にいれば、最高の富士山が見られたみたいです。
2011年は天候に泣かされた年でしたが、最後もやっぱり天候にあしらわれたような感じでした。
今回、全部で700枚以上の写真を撮っていましたが、一番綺麗に撮れた富士山は、下山後に西湖のほとりで撮ったものでした。
尚、帰りに車中から見た富士山は、西日に染まった綺麗なピンク色で、息を呑む美しさでした。
☆★今回の山行の詳細は、後日ブログにアップする予定です。
nabekaさん、こんにちわ
今回の画像も良いですね。
山梨県というとメジャーな山にばかり目が向いていますが、富士山の展望なども含めてなかなか侮れませんね。
6:30ごろの登山開始だと、家を相当早く出なければなりませんね。良さそうなルートなので行ってみたくなりました。
映っているカモシカ、本当に熊のようですね。この写真だけを見ると熊だと判断しそうです(耳が熊のようです)私は尾瀬での行動が多いので、裏妙義などに入る場合も「熊よけスプレー」を携帯しています。発射実験をしたことがありますが、至近距離(3mぐらい?熊の接近に耐えられそうにありません)でないと効果が無さそうだし、時間もほんの数秒(7秒ぐらい?)なのでイザという時に役立つかどうか「気休め」ですかね
たった今、ozesaiさんのレコ(丁須の頭)にコメントさせていただいたところでした。
十二ヶ岳周辺は、やっぱり妙義周辺のようなハードさはありませんでしたが、『富士山の展望+α』という点では、かなり楽しむことができました。
岩場、鎖場以外にもピークを越えるアップダウンが多かったので、疲労感とかも含めて満足できました。
鎖場は、全て初級〜中級者のレベルだったような気がします。十二ヶ岳頂上付近は連続するので、グングン登っていく爽快感がありました。(頂上についた時は疲れてましたが…)
※カモシカ君は、本当に焦りました。
両神山で熊に会った時と同じシチュエーションでしたので『またか?!』と思いました。
特に最初は木の陰から真っ黒い獣の足だけが見えていたので、完全に熊だと思いました。
距離も遠く、良く見えなかったのですが、目を凝らして睨んで見ると、顔が熊じゃなかったです…。
(他の方のレコでも、カモシカを熊と間違えた記録がありました)
熊よけスプレー、春になったら自分も気休めに帯同しようかと考えてみます…。
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