羅臼岳・羅臼側からピストン
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,725m
- 下り
- 1,714m
コースタイム
天候 | 曇り・一時日も差すも最後は小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道はよく整備されており、特段危険・不明確な箇所はない。 山頂直下は岩場となり、場所によって高度感がある。 水場は泊場1箇所のみ。岩清水はほぼ枯れていた。 当然のことながら、ヒグマ対策は必須。 (今回、ヒグマは見かけませんでしたが登山道上に糞はありました。) 登山届(入林届)は、登山口に記入所があり。 ※ 登山道やヒグマ出没の情報,泊場の水場の場所詳細は、羅臼ビジターセンターで事前に情報収集するとよい。(スタッフの方から非常に丁寧に教えていただきました。) |
その他周辺情報 | 登山後は、野営場最寄りの熊の湯へ。 北海道らしい無料の露天風呂。(当方は寸志を入れました。) 熱いことで有名だが、観光客がだいぶ水を入れたらしく、思ったほど熱くはありませんでした。 |
写真
感想
麓から見ても知床峠から見ても、本当に存在感があり、美しく惚れ惚れしてしまう、知床・羅臼岳。もう10年以上も前になる北海道フリークだった時代、知床・岩尾別YHに足しげく通ったことがあり、同宿の方と何度かこの羅臼岳に登った。その中で山の手ほどきを色々受け、自分も機材を揃え、経験を積んでいったので、羅臼岳は自分の登山の原点と言える山なのである。
最近は長い休みがとりづらく、知床からはしばらく足が遠のいていたのだが、思い出の詰まった岩尾別YHが今シーズンをもって当面営業休止するとの報に接し、その最後の日に再訪すべく、若干無理をして休みを入れた。折角行くなら羅臼岳には是非登りたく、しかも、これまでウトロ側からは何度も登っているが、ラウス側からは登ったことがなかったので、この機会に羅臼温泉から、懐かしい羅臼岳を目指した。
こちらのコースの方が歩行時間が長く、ウトロ側と違って登山者も殆んどいないので、コース研究を事前に周到に行なうとともに、ヒグマ遭遇確率が高くなるはずなので、若干の緊張感も持ち、臨んだ。実際歩いてみて、長いことは長かったが、コースはよく整備されており、屏風岩までは比較的緩斜面で歩きやすく、何といっても他に人がいないので、知床の奥深さ・静かさを味わうことのできる、非常に素晴らしいコースと感じた。
標高を徐々に上げていくと、色づいてきた美しい紅葉が目に入ってくるとともに、ミツミネから始まる知床連山が徐々に見え始め、そのうちオホーツクの海も見え出してきた。これまで何度も歩き、見てきた光景であるだけに、涙が出そうなほど懐かしくなり、足を止めて感慨深く眺めた。山頂は風がかなり強く、長居できなかったのが残念だったが、久しぶりの知床・羅臼岳を十分満喫でき、満足いく山行であった。
<note>
・基本的に迷うような箇所はなく、登山道はよく整備されているが、時期によって状況は結構異なるのと、泊場の水場は、特定の沢以外は硫黄分が含まれていて飲用に適さないということなので、事前に羅臼ビジターセンター(営業は9〜17時)で情報を収集すべき。実際に登山道をよく歩いているスタッフの方が懇切丁寧に教えてくれる他、ビジターセンター内に登山道の状況をまとめたアルバムがあり、大変参考になった。
・ヒグマ対策は必須で、ビジターセンターで熊スプレーを借りことはできる(1000円)が、結局襲われた時の最終手段としてしか使わないことを踏まえ、当方は熊鈴を携帯するのみとしました。(これもビジターセンターで色々相談しました。)
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