北沢峠からアサヨ峰に登る 南アルプスの展望台のはずがガッスガッス。
- GPS
- 06:40
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,046m
- 下り
- 1,040m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 6:37
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
バスは5:30発だが早めの5:00頃に1台目が出る。私が乗れたのは6台目、5:20頃であった。まだまだ後ろに並んでいた。 |
その他周辺情報 | みすず食堂(ローメン) 甲斐駒ヶ岳温泉べるが 双葉SA 厚木PA |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
体育の日の3連休、この日は朝5:30発の仙流荘発北沢峠行バスの最終日だ。この日以降では8:30発が始発となる、この3時間は大きい。そして、当然この日のバスは混んでいた。
近くの道の駅で4:30まで過ごし仙流荘に向かったが、仙流荘前には今まで見たことがないような人の行列ができており、駐車場も第3駐車場があと残り〇台という状況・・・。5:30発ということで5時まで道の駅にいたら始発には乗れなかったっぽい。
駐車場の誘導員さんにも、「とにかく早く準備をして列に並んでください、こんな行列私も見たことがない。」と言われる。
そして、仙流荘前がカオスと化してきたことから5:30発の始発を早め5:00頃からバスを出すというアナウンスがでた。その後バスが1台ずつバス停に泊まり人を吸い込んでゆく、行列はどんどん縮み私はバス停に近づいていく。結局私は6台目のバスに乗ることができた。その時に車庫には残り2台、ここまでで乗れなかった人は北沢峠まで一度行ったバスが戻ってきてから乗ることになるのだろう・・・。
6代目のバスであっても始発の時間より早かった、よって6時ちょいすぎに北沢峠に着いた。トイレを済ませGPSを入れる、さあ、今日のスタートだ。
北沢峠といえば甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳と2つの百名山のメジャーな登山口として知られている。しかし、その2山はもうすでに行ったことがあるので、今回の目的地は「アサヨ峰」、2799mの日本三百名山だ。ほかにも、鋸岳登山にもこのバスを使うことができる、でも鋸岳は厳しいなあ・・・。朝一のモルゲンロートはバスの中からだったが見事だった。
仙水峠までは甲斐駒ヶ岳に登った時と同じルートなので安心して登る。長衛小屋での竹沢長衛翁のレリーフは前回気づかなかったが今回は見つけられた。そしてテント場には色とりどりのテントがありましたね。1泊2日で甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳に登る人が多いのでしょうね。
仙水小屋はもう閉じていたが水を飲むことができた、川が近いので沢水かと思ったらボーリングで地下から汲んでいる水だという。
その後、岩ゴーロの道を登り、仙水峠に到着した。
小学校6年生の男の子を連れた母親とのパーティ、幼児を連れたトレランさんのパーティはその後、抜きつ抜かれつしながら栗沢山までご一緒した。
北沢峠に来る登山者のうち半分は仙丈ケ岳に行くであろう、残りの半分のうち10分の9は甲斐駒ヶ岳に行くであろう、その残りが栗沢山を目指すのであるが10分の9は栗沢山まで登り長衛小屋に戻るであろう。その残りがアサヨ峰を目指すのである。
つまり、栗沢山からアサヨ峰までの尾根は、立派だが歩く人は非常に少なく、難所ながら孤独感を感じるコースであった。
私は、「よしっ!!」と気合を入れ、尾根道を下り始めた。ここからアサヨ峰までの尾根道を行くのだ。
アサヨ峰は、朝一番にモルゲンロートが見られることから、朝を告げる山として知られており「朝よ!!」というのが山名の由来だそうだ。「朝よ!!」とエクスクラメーションマークを付けるか、「朝よ♡」とハートマークを付けるかでイメージは大いに変わる。「朝よ〜♪」だったら・・・。
今回のコースははっきり言ってほぼ岩登りだ、しかもロープや鎖はない。5m近い垂直な斜面を登ってゆくところもある。でも、手掛かりや足場はたくさんあったので通過しにくいわけではなかった。それよりも尾根が広いため、どこを登ってよいのか迷ってしまうところがあった。私は5mの壁以降、ストックをしまいザックに縛り付けた。両手で岩をつかみながらぐいぐい進んでゆくのだ。それを無心にこなしていると、急登りになり、山頂の看板が見えた。あれがゴールだ。
息を整えながら着実に看板に近づいてゆく、そして最後の岩を登ったところにその看板があった。その看板に手をかけながら山頂写真を撮影した、その後その岩を降りポカリスエットで休憩・・・結局朝食を食べていない、おにぎりなどの行動食も車に置き忘れた、ザックに入っている飴とポカリスエットで何とかここまでやってきたがおなかは猛烈に空いているわけではなかった・・・。ポカリスエットをゆっくりと350mlほど流し込む。山頂は私のほかは2名、静かな山頂だった。そして、もう、ガッスガスで眺望はあまりなかった。
意を決し山頂を去ることとした、元来た尾根道を引き返す、尾根道はいい感じだったが最後の栗沢山の登りは結構きつかったですね。
栗沢山ももう誰もいなかった、栗沢山だけの人はもうすでに帰路についているのだろう。私もしばらく周囲を眺め長衛小屋への下り道を選択する。これはなかなか下りやすい道でどんどん高度を落としてゆく。
結局特記事項もなく1時間強で長衛小屋まで下ってきた、さて、長衛小屋で昼食としますか。様々なメニューがある中「黒カレー」を選択した、結構スパーシーで好みの味、その間にここで買った仙丈ケ岳Tシャツを撮影する。すでに仙丈ケ岳に登ったことがあるのでまあいいでしょう。
あとは、北沢峠に戻ると、もうバスが出るという。トイレをすまし最後のほうで補助席に乗り込んだ。あとは1時間、バスの中で揺られるだけだ。
車に戻り、黒カレーだけではおなかが満足できなかったので、伊那市高遠で、伊那市名物の「ローメン」を頂くことにした。野菜と羊肉を炒め、そこにスープと固めで茶色い麺が絡んでいる。そのまま食べても美味だが基本薄味のため、様々な調味料で味をつけながら食べることを勧められる、七味唐辛子、黒コショウ、お酢・・・今日はなかったが味噌系の調味料も合うかもしれないなあ・・・他にはすりおろしにんにくやしょうがなども合わせてみたいところである。
個人個人勝手にやるべしというのが伊那のローメンだ、これが楽しい。
その後移動して「甲斐駒ヶ岳温泉べるが」へ出向く、北沢峠からアサヨ峰に登り甲斐駒ヶ岳を見て、反対側の「べるが」で温泉入浴とは乙である。その後は中央道の渋滞を横目に一般道を渋滞なしで帰ってきました、22:00頃の帰宅となりました。
アサヨ峰、なかなか選択肢に上がる山ではないと思いますが、南アルプスの展望台として晴れていれば大眺望が見られる。そして、基本ずっと岩である。なのでスピードを出すことはできないが、なかなかユニークな山だということも分かった。
甲斐駒ヶ岳・仙丈ケ岳と2山を登ってしまった人にその次として「通の山」としてお勧めできる山だと思いました。
コメント
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aiさん アサヨ峰、宇多田ヒカルの南アルプスの天然水で人気が、去年は、ありましたね、、
甲斐駒ケ岳の絶景ポイントで、一瞬でも、甲斐駒ケ岳見えて良かったですね!
櫛ケ岳、日向山と甲斐駒ケ岳の絶景ポイントって言われれる山結構ありますよね!
御嶽山からも甲斐駒ケ岳見えて嬉しかったです!
行きたい山、先に行って頂けるので、後ついて行くのの参考にずっとさせて頂いてます
でわ、、また、、聴かせて下さい、、
muttyann
muttyannさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
この日の一番は北沢峠までのバスでしたね。朝真っ暗な中での大行列、今まで2回朝一のバスに乗りましたがその際の行列の約3倍、朝一の便に乗れるのか乗れないのか??と心配しながら並んでいました。1時間前に並んでこれだから、30分前だったら・・・難しかったでしょうね。
この意一番良かったのはやはり栗沢山からアサヨ峰までの岩尾根往復ですかね。これで眺望があったら最高だったなあと思っています。
今週の週末(まあ明日ですが)、天気も悪そうなので高尾方面を歩いてA食堂の予定です。もしお会いできたらいろいろお話しましょう。
aideieiでした。
紅葉や北岳の景色最高でしたね
しかし仙流荘や北沢峠は凄い混雑していたんですねこれにはビックリ
2年前に宇多田ヒカル聖地巡りをした時もこの時期でしたが紅葉と栗沢山、アサヨ峰が最高に綺麗でした。自分もお気に入りの山です。
ai車は左奥3台目ですかね!めっちゃ目立ちますね 〜
カード
krkdxさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
本当に大混雑でした、帰りのバスも前日からの宿泊者も含めて大混雑、ひっきりなしにバスが来ていましたね。常に10台程度のバスがフル稼働状態でした。でも、アサヨ峰は空いていたんですよね、みんな甲斐駒や線上に行っているのでしょうね。両方とも行ってさらにその次に登る山なのでしょうね。
あとは、この方面は鋸か・・・。難所を残しています。
クライミングなどの経験がないとつらいかもなあ・・・。
ai車を探せは正解です、どうやったら正解にならないか考えて駐車位置を考えたり撮影位置を考えたりしていますが、難しいですね。同じ色の車があるといいんだろうなあ。
また、車数台で山に行きましょう。
aideieiでした。
どこかと思いましたが、さすが通なお山 ですねー
CMで有名になったお山なんだー
聞いたこともないお山だったので参考になりました
cyberdocさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
なかなか面白い山でしたよ。ちなみに、この日の「出会ったかもしれない人」は40近い記録がありますが、アサヨ峰に行った人は私だけだったようです。
なかなか行く機会がない山ですねえ、でも、なかなか良い山でした。
また、A食堂で!!
aideieiでした。
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